感性が磨かれる!乗る人の人生を豊潤にするフレンチデザイン、開発テーマは「感動を呼ぶ美しさ」 プジョークーペ407
世界最古の量産自動車メーカー、プジョー。その歴史は古く1810年に鉄を利用した様々な製品を生産する会社から創業し、エッフェル塔建設が目玉であった1889年第4回パリ万博において初の蒸気エンジン自動車を出品して大きな話題となりました。現在も色濃く残る、欧州ならではの階級社会の影響で、高級車と国産車が二分化するフランス国内自動車事情下、創業から一貫して貫いたのは、フランスの一般家庭に広く愛されるフレンチエッセンスそのものの物作りの精神。今日創業から210年を経て尚、創業家が脈々と経営を行うという歴史ロマンあふれるフレンチオートモービルの代名詞です。
「打倒ドイツ勢高級車がテーマで開発された、フレンチハイエンド・ラグジュアリー・クーペ」
ヨーロッパで実に75%を販売するプジョーが、プジョー・クーペ407を開発した際のテーマは「感動を呼ぶ美しさ」でした。フェリーヌ猫をモチーフに自社スタジオと名門ピニンファリーナのコラボを実施、それまでの国民の生活を支える大衆車としてのフレンチオートモービラーから、例えるならトヨタ自動車のレクサスブランディングと同様、フランス国内の高級ドイツ車にばかり目をむける上流階級層にターゲットを絞り、メルセデスSクラス同様にビッグサイズ化、打倒ドイツ勢高級車がテーマで開発されたフレンチハイエンド・ラグジュアリー・クーペです。その出来栄えたるや、日本を含む海外マーケットなど眼中にないと言わんばかりの潔いフレンチテイストを貫き通したスタイル!自動車とはまさにその国の文化を象徴する物とこの車を見ているときっと貴方も感じて頂けるはずです。
「手にした車両は全て極上コンディションに仕上げる!オーナー様のエンスー哲学に脱帽!」
今回大変ありがたいご縁がありお会いしましたオーナー様は、自動車に関して大変造詣が深く、国産ビンテージから、世界に数台・・・という欧州ビンテージサルーンを数多くコレクションされ、全て極上のコンディションで保たれる事に情熱を注がれるお方です。ご自身でもジムカーナからレースまでモータースポーツをこよなく愛され、かつては国内GTレースのスポンサーまでなさった程のエンスージアスト様です。
素晴らしい見識でお車を見極めなさるのもさる事ながら、一度手になさるとオリジナルに忠実に新車の様なコンディションまで「徹底して」ブラッシュアップされるのです。外装から内装まで一切の妥協はなく、全てのコレクションは「極上」という言葉がぴったりな程素晴らしい状態でコレクションなさいます。それらを都心のエレベータ付き駐車場で管理されシチュエーションに応じて使い分けされる様は「素晴らしい」の一言に尽きます。
そんなオーナー様、新車の406クーペを昔乗られたご経験からシュールな「フレンチテイスト」が脳裏にずっと残り、今回連続して掲載しております、発売当時初期ロットであった、メタリックフレンチブルーの個体とシルバーの個体をなんと!2台お手元に置かれ、それぞれ少しでもやれた所は前述の様に徹底してブラッシュアップされ、仕上げてこられました。
オーナー様のクーペ407に対するコメントは、「テストコースで230km出しても静かで安定する、大柄な私(オーナー様身長187cm!)が手を伸ばしても反対側のドアに手が届かない程広く、味わい深いインテリアも最高だし、乗った人しか分からない良さがクーペ407にはあるんだよ!隠れた名車だね!」とおっしゃいます。
数多くのジャーマンメイドやブリティッシュメイドのスーパーサルーンを愛用される上でのオーナー様のプジョークーペ407に対する大いなる評価は、私の心に響くところが大きく、今回徹底して洋書を読み漁り、開発ストーリーをリサーチして執筆するに至りました。そこにはプジョーのフランス国内高級車市場開拓にかける気概と、他国に媚びようとしない伝統、そしてフレンチデザインの潔さがあり、受け止める側のキャパシティを試すかのごとく崇高に感じたのです!
「まさに感動を呼ぶ美しさ!視点を変えると表情が変わるフレンチマジック!」
目の前に現れた一切の経年変化を感じない、メタリックフレンチブルーのクーペ407・・・。じっくり見ていきましょう!
まずは外観から・・・。「感動を呼ぶ美しさ」の名の如く、発表当時満場一致の評価を得たシルエット、特大のガラス面積、イタリアンを彷彿とさせる大型フロントグリル、エレガントで格調高くスポーティな横顔は、どれをとってもフランス国内で大変評価されたものです。407は406よりも大幅に大型化されますがそのバランスが素晴らしい!407というコードネームの前に「クーペ」を誇らしげに前置する程のクーペへの拘りは、フロントガラスからリアクォーターパネルに至るまで流れる様に続き、サルーンをクーペのように扱うことで、どこから見ても素晴らしく美しいデザインを完成させます。上下に・・・そして左右に・・・見る視点を変えると表情がどんどん変わる!ルーフアーチが微妙なカーブを描きながらも、シンプルなリアエンドへとつながる様は本当に美しく唯一無二の存在感を演出しているのです!
インテリアデザインも秀逸の一言! 大きく開く長く重厚なドアを開けると、そこにはこれぞ21世紀のフレンチデザイン!と言わんばかりの秀逸なインテリア空間が現れます。ボディカラーと絶妙にコーディネートされたシートカラーは、私の右脳をグルングルンと・・・「感性という名の脳内分泌物」を噴出させ魅惑のフレンチワールドへと誘ってくれるのです!古典的なスタイルを維持しながらも、リッチで高級感のあるインテリア・・・。英国コーチビルダーを思わせるステッチワークが見事なダッシュボードとコンソールはため息が出るほど美しい・・・。「感動を呼ぶ美しさ」というコンセプトに大いに納得するのでした。
「取材後書き・・・」
この日家に帰り妻に話した一言目が「今日は素敵なフレンチクーペの取材だったんだけど乗ってみない?」でした。妻は車を変えたばかりで実現はしなかったのですが、発売当時新車乗り出し価格で600万円、素晴らしく洒落たフレンチエッセンス100%の極上車が軽自動車程の価格で楽しめる・・・。取材から数日経ち、リサーチから原稿執筆を終えた今でも、私の右脳内をずっとくすぐり続けているのです。
人生とびっきりオシャレに・・・ムードいっぱいに楽しむことができる、まさに人生文化の改革をもたらしてくれる、決して言い過ぎでは無い私の溢れんばかりの表現です。
人生の節目に増えすぎた車両の整理が必要・・・・これがオーナー様の売却希望理由ですが、まだ見ぬ新オーナー様にとってはご縁があれば最高にラッキーかも!
「一度きりの人生・・・素敵にオシャレに楽しんでいこうよ!」そんなハッピーなフレーズがぴったりくるステキな車・・・プジョー・クーペ407 !実はとても敷居の低い選択肢なのかもしれません。
この素晴らしい車両は現在、東京都にあります。
個人のため諸費用等はかかりませんが、自動車税(月割り)とリサイクル料のご負担をお願いいたします。また陸送等は購入者様の方で手配をお願いいたします。
(お問い合わせに際して)
このページの車両は車の個人売買の情報サイト「エンスーの杜」に掲載されたものです。エンスーの杜は自動車販売店では無く、広告代理店であり、掲載車両は個人所有の物でオーナーさんの依頼により取材を行ったものをFOR SALEとして掲載しています。
記事内容は担当者が1時間程度の取材時間の中で、オーナーさんのコメントと、見聞したものを元に作成したものですので、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があり、記事内容に関しても全てエンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事と異なる場合がある事をご承知おき下さい。
掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで購入を前提として検討されている方のみとさせて頂きます。