■■■今回紹介のモデル■■■
１９９４年３月（平成６年）国内初度登録の『ミニ　ピックアップ』になります。かなり珍しいモデルになります。
エンジンルームのプレートは、「ＡＵＳＴＩＮ　ＭＯＲＲＩＳ　ＧＲＯＵＰ」が表記されていますが、フロントフードのエンブレムは、「ＭＯＲＲＩＳ」が付いています。
年式は、シリアル番号から１９６９〜７０年式と思われますが裏づけがありませんので年式不明とします。
２０１６年６月（平成２８年）に愛知県の某有名ミニ専門店より購入しました。購入時に一通りの点検、整備をしていただき登録納車され、その納車時は特に大きな不具合は有りませんでした。
走行距離は、メーター読みでは、４９，５７４ｋｍとなっていますが、正確な走行距離は不明です。
コンディションは上々で、安心してお乗りいただけます。

■車両データー（車検証記載事項）
車名：ミニ
型式：不明
原動機の型式：東［４１］４４東
車台番号：東［４１］４４＊＊＊東
シリアル番号：ＸＬＵ１‐４５８＊＊＊Ａ
［走行距離計表示値］４７，１００ｋｍ（平成３０年６月１９日）
［旧走行距離計表示値］４２，１００ｋｍ（平成２８年６月７日）

■特徴（セールスポイント）
・５ナンバー登録
・荷台部に床デッキ張り
・雨除けのカバー付き
・ヘッドライトＨＩＤ化
・ＥＴＣ、１０連奏ＣＤデッキ付き
・雨天未使用
・車両は車庫保管
・大変希少な５速ＭＴ

■■■ミニ　ピックアップについて■■■
ミニ　ピックアップは、１９６１年にミニとして２番目の商用車として誕生しました。（最初の商用車はミニバン）。当初は、オースチン、モーリスの両ブランドで販売されていました。
ホイールベースは、通常のミニから１０２ｍｍ延長されていてエステートモデル同様のロングホイールベースシャーシを使用しています。
ピックアップは、キャブと荷台が分かれていないワンピースボディとなっています。荷台の長さは、１３９０ｍｍもあり見た目以上に荷物を積む事が可能です。荷台の高さが非常に低く後部ゲートは手前に倒れる方式で、荷物の積み下ろしがしやすく重宝します。
デザイン的な特徴は、フロントグリルはプレス抜きの一枚ものでボディと同色の塗装仕上げと簡素です。
１９６１年に登場したミニ　ピックアップは、エンジンは、８５０ｃｃ（３４ｐｓ）でしたが、１９６７年に１０００ｃｃ（３８ｐｓ）が設定され、８５０ｃｃと１０００ｃｃモデルが併売され、生産は、１９８３年まで続きました。
クラシックミニは、１９８３年まで１０インチホイールが採用されていて１９８４年以降の１２インチホイールの方が乗り心地はいいが、１０インチの独特のフィーリング（レーシングカートのようなハンドリング）もたまらないと思います。

【外装の状態】
・以前のオーナーさんが元色で全塗装を施されていると思います。
・塗装の状態は、特に腐食など無く、艶光沢があり約半世紀が経過すると思えば信じられないほど綺麗です。
・外装の状態は、荷台の左パネルに一箇所小さな凸部が有りますが気になるレベルでは有りません。
その他は、目立つ凹みや傷も見受けられませんでした。
・レンズ類やゴム類、メッキ類の状態も綺麗で良い状態です。
・床デッキ張りされている荷台は綺麗で状態は良好です。

【内装の状態】
・ピックアップの実用的なインテリア構成（ダッシュボード）もシンプルでカッコいいと思います。
・外装同様に全体的に綺麗な状態です。
・唯一残念な箇所としては運転席前部に一部破れがある事でしょうか。
・左右シート背もたれに１０連奏ＣＤデッキ付きオーディオが設置されています。

【機関の状態】
・現在特に気になる箇所は無くコンディションは良好です。

＜取材後の感想＞
取材担当者も過去にミニ　ピックアップを観た記憶はかなり少ない印象です。
カントリーマンやトラベラーは、見かけることはありますがとっても希少なイメージです。
程度の良いピックアップ（車体の程度が良い物）は、本国でも少ないのではないかと思います。
内装外装共がシンプルそのものでクラッシックな雰囲気が当時を感じさせる一台ではないでしょうか。

現車確認、見学については、オーナーさんも多忙な為、購入を前提とした上でご連絡をお願い致します。
個人売買の為、消費税、諸費用はかかりませんが、リサイクル料（￥９，６８０−）と、月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。現状渡しのノークレームとなります。

実車は、静岡県にあります。


【２０２２年９月２２日更新】
継続車検整備を実施しました。次回車検満了日は、「２０２４年８月１日」になります。現在の走行距離は、５，０８０ｋｍです。
■整備内容は下記になります。
・エンジンオイル／エレメント　交換
・ブレーキフルード　交換
・クーラント　交換
・リア左ブレーキシリンダー　交換