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BMW M3 SMGII 2003年式
車検 2025年6月 走行 74,800km 備考 ディーラー車 6AT 複数オーナー ETC
長さ 449cm 178cm 高さ 137cm 重量 1580kg 排気量 3246cc
取材日2024年3月9日

希少なE46のM3です。

M3としては3代目となるE46のM3は、今となってはコンパクトなボディサイズに名機S54B32エンジンを搭載し、改良型の前後サスペンションでハイパフォーマンスを受け止め、アルミパーツをふんだんに奢り軽量化に注力する等、BMW Mがこだわり抜いた本気のスポーツクーペです。

ステアリングは左右どちらも選べ、トランスミッションはゲトラグ製の6MTに加え、信頼性が大幅に向上した6AT(SMGU)が採用されました。

●● プロフィール ●●

こちらの車両は、現オーナーさんが2011年12月に購入したものになります。

購入時の走行距離は約38,900kmで、そこからおよそ12年強の時を経て約36,000kmを乗られたことになります。

前々回の車検時(2021年5月)には65,000kmで前回の車検時(2023年5月)では73,400kmですから、コンスタントに年間2000〜4000キロほど使用していることになります。

現在は別荘までの往復のために時々走らせることがメインになっているとのことです。

メンテナンスは、以前は輸入車に強い専門店で行い、引越しに伴いここ数年は正規ディーラーにて一貫して受けています。

現車の特徴としては、

・左ハンドルのSMGU

・後期型

・随所に適度なモディファイ

が挙げられます。

保管は屋根付きの駐車スペースになります。

●● 外装 ●●

基本的にノーマルに準じていますが、幾つか変更が加えられています。

主なモディファイ箇所は、

・ハルトゲ製19インチホイール

・Fタイヤ:アドバンスポーツ V107 245/35ZR19(2023年10週)

・Rタイヤ:アドバンスポーツ V105 275/30ZR19(2022年45週)

・スーパースプリント製マフラー

・カーボン調パーツ(前後エンブレム、フロントフォグ回り)

が挙げられます。

傷んでいる箇所としては、

・ガラスのゴムモール劣化(フロント、サイド)

・デント(左フロントフェンダーホイールアーチ、左リアフェンダーホイールアーチ)

・線状の凹み(左リアフェンダー上部)

・線キズ、小キズ(複数箇所)

・ホイールのガリキズ(4輪とも。特に右フロント)※動画にて4本とも確認可能

・フロントフォグ回りカーボン調パーツのクリア剥げ

が挙げられます。

ボディ塗装面の艶は問題なく、細かく見ると年式相応の傷みは散見されるものの、パッと見た時に気になるような大きな瑕疵はありません。

●● 内装 ●●

こちらも基本的にノーマルに準じていますが、幾つか変更が加えられています。

モディファイ箇所としては、

・シートをホワイトレザーに張り替え

・社外ペダル(M オリジナルペダル有り)

・レーダー探知機

・ETC

が挙げられます。

気になる点としては、

・天井やピラー部内装材の垂れ・浮き

・センターコンソールの塗装キズ・剥げ

・センターコンソール後端の小物入れのフタ破損

・内張りの青い斑点浮き

・ダッシュボード上にナビ取り付け用丸型ベース貼り付け

・タイヤ空気圧警告灯が点く

が挙げられます。

タイヤ空気圧警告灯に関しては故障ではなく、太いタイヤのせいで点いてしまうとのことで、センターコンソールのリセットボタンで消灯できますが、理由がタイヤの扁平率由来のため、しばらくすると再び点灯するとのことです。

シートはホワイトレザーのため汚れて見える箇所はあるものの、ヘタリ感等掛け心地は問題ありません。

サンルーフはチルト・スライドとも問題ありません。

エアコンも問題ありません。

●● 機関・足回り ●●

フルノーマルです。

基本的に専門店やディーラーメンテのため素性が知れ、履歴も多数残っています。

直近の主な整備としては、

@2023年6月

・車検整備

・エンジンオイル&フィルター交換

・ブレーキフルード交換

・エンジンオイル漏れ修理

・・・コンスタントプレッシャーバルブ交換

・フロントワイパーブレード交換

・センターアームレスト修理交換

・ハイマウントストップランプ交換

@2022年9月

・ブロック塀に接触 部分修理

・・・右サイドシルカバー交換・塗装

・・・左フロントバンパー左前部修理・塗装

・・・左右リアフェンダーその他ボディ各部 傷磨き・タッチアップ

@2021年11月

・リアバンパー コーナー部分修理

・左フロントホイールリム部分 傷修理

@2021年7月

・エンジン警告灯修理

・・・VANOSハイドロリックユニット交換

@2021年5月

・車検整備

・エンジンオイル&フィルター交換

・ブレーキフルード交換

・ウォッシャーポンプ交換

・バッテリー交換

・高音域ホーン修理交換

・フロントワイパーブレード交換

・スターターモーター作動不良修理

・・・SMGリレー交換

・アイドリング時不安定 修理

・・・DMEトラブルシューティング、タンクベントバルブ交換

・ABS/DSC 左リア回転数センサー故障修理

・・・リアパルストランスミッター交換

@2020年12月

・リコール作業

・・・助手席エアバッグ交換

・アイドリング不安定 修理

・・・車両テスト、不良メモリーリセット実施

@2019年5月

・車検整備

・エンジンオイル&フィルター交換

・ブレーキフルード交換

・ウォッシャータンク モーター交換

・エアコンチャコールフィルター交換

・トランスミッションオイル交換

・フロントブレーキ交換

・・・パッド(低ダストタイプ)交換

・・・ローター交換(OEM)

・・・センサー

・リアブレーキ交換

・・・パッド(低ダストタイプ)交換

・・・ローター交換(OEM)

・・・センサー

・クーラント交換

・フロント エンジェルリング脱落 点灯不良修理

・・・ヘッドライト左右分解、エンジェルリング交換

・フロントバンパー回り 一式交換

・・・フロントバンパー交換

・・・フェンダーライナー左右交換

・・・バンパー塗装

が挙げられます。

●● インプレッション ●●

精悍なルックスが印象的です。

その印象には19インチのハルトゲ製ホイールが大きく貢献していますが、所々にカーボン調パーツがあしらわれていることも効いていると感じます。

経年なりの小キズや凹みが散見され、ホイールのガリキズも多めではありますが、M3の場合サーキット走行等走り込んでいる車両も珍しくないので、そういった個体とは比較にならないほどシャンとしているように見えます。

インテリアはというと現在では失われた、オーソドックスでドライバー優先な往年のBMW調が健在で、スポーツモデルでは嬉しい、適度にタイトな凝縮感があります。

M3はオーバーフェンダーによって全幅が1780mmとなってはいるものの、そもそもE46の全幅は1740mmで、4490mmの全長も相まって、今となっては非常にコンパクトに思えます。

そんなコンパクトなボディに収まるのは、3.2リッター直6のS54エンジンです。

通常モデルで使用されるM54エンジンは軽量化のためアルミブロックが採用されますが、S54は強度を重視し鋳鉄ブロックを採用、クランクケースも同様に強度重視の鋳鉄製、コンロッドやクランクシャフトも鍛造スチール製、可変バルブ機構もダブルVANOSに進化し、3.2リッターNAにして343ps/37.2kgmを絞り出す、今なお名機の誉高い、珠玉の逸品です。

助手席にて試乗させていただきましたが、非常にシャープな吹け上がりと非常に太いトルクが両立しているといった感じで、少し踏んだだけでドカンと加速し、みるみるすごいスピード領域に飛び込んでいく勢いです。

そんな場面で炸裂するのは、咆哮と呼ぶにふさわしい荒々しくも官能的なサウンドで、このパワー感と素晴らしいサウンドを堪能するだけでも贅沢な体験です。

そのハイパフォーマンスを受け止めるためか足回りはとても引き締まった印象で、端的に言えば硬いものの、イヤな感じのゴツゴツさではないため、タウンスピードでもかろうじてBMWのクーペらしく振る舞えます。

乗り心地面だけでなくエンジン特性も低中速域だからといって気難しいところはなく、普通の3シリーズとして意のままに使えるフレキシブルさを持ち合わせており、AT(SMGU)で高度なスポーツ走行からイージードライブまでもこなしてしまうE46のM3 SMGUは、日常非日常問わずBMW Mの本気を堪能できる、車好きにとってはたまらない、まさにスポーツクーペの名作と言える車です。

●● その他 ●●

走行距離は多少延びていきます。

色調の微妙な違いやキズ等が画像や動画ではわかりにくい部分もあるため見学をお勧めしますが、オーナーさんご多忙につき購入を前提とした場合のみとさせていただきます。

●● まとめ ●●

ご存知の通り近年のM3は直6といえどもターボであり、その前はV8のため、このE46のM3はBMWらしいシルキーシックスを自然吸気で堪能できる最後のM3です。

そういった意味で今後価値はますます高まっていくことが見込まれますし、そもそもE46のM3という車は市場に流通しているタマ数が希少です。

そんな数少ないE46M3とあっては、探している人にとっては見逃せない1台と言えるのではないでしょうか。

ブレーキ回り一式、タイヤ、VANOSユニット等が交換済みなところも見逃せませんね。

お車は、東京都港区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(18,170円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
445万円→415万円
画像クリックで拡大出来ます
希少なE46のM3です。 
適度にモディファイされ精悍さが増しています。 
社外マフラーとM3のエンブレムがさりげなく主張しています。 
一見すると少し弄っただけの普通の3シリーズのように見えます。 
しかしながら見る人が見れば、オーバーフェンダーでM3とわかります。 
ボディカラーはチタンシルバーメタリックです。 
往年のBMWらしさがあふれる美しいスタイリング。 
フロント回りからサイドにかけて目立つキズや凹みはありません。 
 
 
 
灯火類は基本的に良好です。 
ヘッドライトに若干の曇りと、カーボン調パーツにクリア剥げが見られます。 
ガラスのゴムモールに劣化が見られます。 
 
このあたりは特に問題はありません。 
黒いモールには欧州車特有のウロコが見られます。 
左フロントフェンダーホイールアーチ先端にはデントがあります。 
こういった線キズ・小キズの類は幾つか散見されます。 
 
M専用のエアロミラーがスポーティですね。 
ホイールのガリキズは4輪ともあります(特に右フロント)。※動画にて4本とも確認可能 
リア回りも良好です。 
 
 
 
リアの灯火類、エンブレム類も良好です。 
 
スーパースプリントのマフラーが最高のサウンドを奏でます。 
このあたりのガラスのゴムモールにも劣化が見られます。 
左リアフェンダー上部に線状の凹みがあります。 
左リアフェンダーホイールアーチ後端にはデントとスリキズがあります。 
インシュレーターも含めエンジンルームも良好です。 
名機S54B32エンジンを日常的に堪能できます。 
じゅうぶんな広さに分割可倒式後席を備え、普通の3シリーズクーペのような使い勝手で乗れます。 
下回りも良好です。 
 
ホワイトレザーが印象的なインテリア。 
ドライバーオリエンテッドなコクピットが魅力的です。 
The BMWな雰囲気ですね。 
 
信頼性も洗練度も大幅にアップしたセミAT、SMGIIです。 
内装材にはやや浮きや剥がれが見られます。 
内張りのレザーには青い斑点浮きが見られます。 
センターコンソール後端の小物入れのフタが破損しています。  
 
 
天井の奥側 に内張りの垂れがやや見られます。 
このあたりの内装材も縮んでしまったようです。 
2ドアクーペとしてはまずまず実用的なスペースを持つリアシート。 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 本部
TEL/090-2540-5952(ヤマナカ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
tom6343968@gmail.com

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