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メルセデスベンツ230SL 1966年式
車検 2026年11月 走行 不明(88,232km) 備考 並行車  シルバー  左H  4AT  型式 113042  原動機の型式 127  乗車定員 2人
長さ 428cm 176cm 高さ 130cm 重量 1400kg 排気量 2300cc
取材日2025年6月

今回ご紹介しますのは1966年式 メルセデスベンツ230SL(W113)です。

1966年式メルセデス・ベンツ 230SL (W113) は、その美しいデザインと優れた走行性能、そして安全性への配慮から、現在でも高い人気を誇るクラシックカーです。

1. デザインとニックネーム「パゴダルーフ」
独創的なルーフデザイン: W113の最大の特徴は、中央が窪み、両サイドが盛り上がった独特の形状を持つハードトップです。この形状が東洋の寺院の屋根に似ていることから、「パゴダルーフ」という愛称で親しまれています。このデザインは、ルーフの強度を高め、室内の広さを確保しつつ、乗り降りのしやすさや視認性の向上にも貢献しています。
エレガントなスタイリング: フランス人デザイナー、ポール・ブラックによって手掛けられたW113のボディラインは、直線と曲線をバランスよく組み合わせた、洗練されたエレガンスが特徴です。控えめなフィンやシンプルながらも存在感のあるグリルなど、細部にわたるデザインが評価されています。

2. エンジンと走行性能
2.3L 直列6気筒SOHCエンジン: 1966年式の230SLは、2,306ccのSOHC(シングルオーバーヘッドカム)直列6気筒エンジンを搭載しています。ボッシュ製機械式燃料噴射装置を備え、最高出力は150馬力(BHP)を発生します。
トランスミッション: 4速マニュアルトランスミッションが標準ですが、4速オートマチックトランスミッションも選択可能でした。稀にZF社製5速マニュアルトランスミッションを搭載した車両も存在します。
独立懸架サスペンション: フロントはダブルウィッシュボーン、リアはロールセンターを低く抑えたスイングアクスル式の独立懸架サスペンションを採用しています。これにより、優れた乗り心地と安定した走行性能を実現しています。
ディスクブレーキ: 当時の量産モデルとしては珍しく、フロントにディスクブレーキを搭載しており、高い制動力を誇りました。

3. 安全性への配慮
クラッシャブルゾーン: W113は、メルセデス・ベンツが安全性を重視して設計した初期のモデルの一つであり、フロントとリアにクラッシャブルゾーン(衝撃吸収ゾーン)が導入されていました。
強固なパッセンジャーセル: 乗員を守るための強固なパッセンジャーセル(安全な居住空間)も設計に盛り込まれていました。

4. 歴史的背景と位置づけ
190SLと300SLの後継: W113は、190SLと300SLという、全く異なる性格を持つ2つのSLモデルの後継として1963年に登場しました。300SLのスポーツ性と190SLのラグジュアリー性を兼ね備えることを目指し、SLの新たな方向性を確立しました。
ラグジュアリースポーツカー: 純粋なスポーツカーというよりは、快適な長距離ツーリングをこなせるラグジュアリーなロードスターとしての性格が強いモデルです。

5. 1966年式特有の点
230SLは1963年から1967年まで生産され、1966年式はその中間にあたります。後に250SL(1967-1968年)、280SL(1968-1971年)と排気量の拡大が行われましたが、230SLはW113シリーズの最初のモデルであり、その原型となる魅力を持っています。
1966年式メルセデス・ベンツ 230SLは、その美しいデザイン、優れた技術、そして当時の安全性への配慮が融合した、メルセデス・ベンツの歴史において重要な位置を占めるモデルです。現在でも世界中のコレクターやエンスージアストに愛され続けています。

当該車両について

初年度登録は昭和46年(1971年)で車台番号から1966年12月02日〜1967年01月05日製造とのことですので、1966年式とさせていただきました。

オーナーさんは約10年前に購入されました。

購入時には全塗装されていたそうです。
購入後にフロアの板金とサスペンション4本交換し、現在に至ります。


【外観】

購入時には全塗装済みだったそうで、とてもきれいな状態です。

ただ、フロアの状態が良くなかったので、購入後に板金し、綺麗に仕上げています。
(その時の様子は一部写真をあげています。)

窓ガラス類は当時物のプリントが残っているので、交換はされてないようです。

ウェザーストリップは一部劣化している部分があります。

パゴダルーフの状態も良く綺麗です。

取材時には幌の状態は確認できませんでしたが、いただいた写真からは問題なさそうです。

【内装】

シートは経年による皺やスレなどはございますが破れなどは見受けられず、当時物のシートで重厚感があります。

ダッシュボードのウッドの一部に浮きが見受けられますが、おおむね良好で、その他の内装も綺麗です。

クーラーは付いていますが、効いていません。

マッキントッシュのカセットデッキが奢られていますが、動作は不明です。

ETC、リモコンドアロックを付けています。

【購入後の整備等】

点火系をワコーのイグナイターでコントロールし、セル一発で掛かります。

あまり乗っていませんので、専ら車検整備のみで状態を維持してこられましたが、車検毎にバッテリーを交換し、現在特に不具合はございません。

【その他】

ガレージに保管してあります。

乗る機会が少く、断捨離の為売却いたします。

 


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お車は愛媛県にあります。

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支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。
また、 陸送等の手配は購入された方に行って頂きます。

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整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
1130万円
画像クリックで拡大出来ます
タテ目のベンツ。パゴダルーフが個性的。 
このお車にはマリーナが良く似合う。 
どこから撮っても絵になる。 
 
落ち着いた内装色 
ドアヒンジもしっかりしている。 
 
フロアは板金済みで綺麗。 
ステップもまずまず。 
落ち着いて重厚感のあるシート。 
ルーフライニングも綺麗。 
ウッドの一部に浮き。 
 
 
ステアリング、まずまず。 
走行距離は不明です。km表記です。 
ETCはこちらに。 
4ATです。 
 
フロアは板金済みで綺麗。 
助手席側も問題無く綺麗。 
 
 
 
 
 
クーラーは効かない。 
リア周りも綺麗。 
 
 
ワコーのイグナイター 
トランクリッドに僅かな飛び石? 
 
バッテリーは車検毎(昨年10月)に交換 
トランク内フロアも綺麗。 
足回り綺麗。 
 
 
 
 
ラジエター下部、オイルパン綺麗。 
 
フロア板金時の様子 
フロア板金時の様子 
幌の状態も良さそう。 
パゴダルーフ、ルーフレール先端の様子。 
パゴダルーフ、ルーフレール後端の様子と僅かな飛び石?。 
パゴダルーフ全体的には大変綺麗。 
各ガラスに当時物のプリント 
F・R 185/75R14 ホワイトリボンタイヤ 2014年製 


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