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取材日2021年12月5日 |
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「優雅で気品高い世界最高峰のロードスターは、今や世界で最も熱く注目されるネオ・クラシックへと昇華・・・!超官能的で感性に響く、極上初期型最終1995年式R129 SL320は、見果てぬ夢を叶えるクルマ・・・!」
殿堂入りカー・デザイナー・ブルーノ・サッコ氏が自身の名作R129 SLシリーズを「最も完璧なプロフィールを持つクルマ・・・」と表現した事が純粋に理解できる貴重なモデルが90〜95年生産の初期型R129 SLシリーズです・・・。 ネオ・クラシックなメルセデス・ベンツを数台・・・ライフスタイルに縦横無尽に取り入れ家族同様に大切にされ、R129 SL320に関しても、初期型から後期型まで数台を乗り継いで来られたオーナー様曰く・・・「初期型と後期型では全く違います・・・」と表現される程の稀有なネオ・クラシック・・・。 1952年の300SLから始まった、すべてにおいて世界最高峰のエグゼクティブ・ロードスターであり続けたメルセデス・ベンツSLの系譜は、「豊かな人生の象徴」として世界中のエンスージアストの心を半世紀以上に渡り鷲掴みにし続けます・・・。 当時の「自動車業界初」の試みが数多く盛り込まれたこの技術的な傑作車は、従来モデルよりも大幅に価格上昇すると言う「コストプラス方式」で開発された最後のモデルでもあり、名実共に当時の「世界最高峰ロードスター」となったのです・・・。
“For me the R129 just has the perfect profile. I like it best of all when the roof is closed.” Bruno Sacco
ジウジアーロ、ベルトーネ、ブガッティ、ピニンファリーナなどと並んで、今世紀を代表する5人の自動車デザイナーの1人に選ばれたイタリア生まれのデザイナー、ブルーノ・サッコは、1975年から1999年までメルセデス・ベンツに在籍し、最初はチーフスタイリストとして、その後はチーフデザイナーとして、メルセデス・ベンツのビジュアル・アピアランスを担当します・・・。
「ロードスターに決定的に必要なボディ剛性・安全性・耐候性を、最先端技術と過剰ともいわれた驚異のクオリティで与えられたメルセデス・ベンツE129SLシリーズ」
ブルーノ・サッコは、SLシリーズが脈々と受け継ぐ「ロングノーズ&ショートデッキ」という後輪駆動スポーツカーの基本スタイルに、モダンな空力効率デザインを加え、エレガントなウエッジ・シェイプを組み合わせたエクステリア・デザインでR129 SLシリーズに新たな魅力を加えました・・・。 R129型SLシリーズのロードスターとしての安全性と剛性は、車体の片側に受けた衝撃を3方向に分散させる緩衝機構を持つオープンタイプのモノコックボディ採用と、フロア部とフロントメンバー部の材質を変え、受けた衝撃を段階的に吸収する独自のプロテクション構造により実現します。 また世界初となった、シートバックに一体化したシートベルト機構を持つ、5種類のモーターを内蔵したパワーシートも、世界最高峰ロードスターならではの安全性と快適性に大きく寄与しています・・・。また、デュアル・フロント・エアバッグ、アンチロック・ブレーキ、トラクションコントロール、電子制御式リミテッドスリップ・ディファレンシャルなどが標準装備されているのも、「過剰なまでの装備」を美徳としたR129 SLシリーズならではの特徴なのです・・・。
「探しても出てこない・・・出会いを待つしかない極上モノとの出会い・・・バブル時代に一斉を風靡した状態の良いR129 SL320探しは困窮を極める道・・・」
それというのも・・・ 1980年台後半・・・。日本中が異様な好景気に沸いた「あの時」からすでに30超年経過・・・。今日日本国内において「状態の良い」R129 SLシリーズを見つけることが極めて難しくなったのは、実はこの類稀なる日本経済の歴史の悪戯が大きく影響しています。 好景気の最中、海外のビルダーから見て日本市場は大変魅力的なビッグマーケットでした。イタリアの牛印や馬印・・・、英国の天使達・・・、そしてアウトバーンの申し子達は、正規輸入だけでは事足らず、並行輸入含めて驚くほどの数が輸入され街に溢れていた程です・・・。それらが時間の経過とともに徐々にユーズド市場に出るや、「需要と供給のバランス」を著しく欠き、それらの高級車達は、その本来の商品価値に比べて不当とも言える「飽和価格」で再販された過去を持ちます。 世界に例を見ない厳格な車検制度が存在し、潤沢にお金をかけられた「日本にある名車達・・・」。そこに目をつけたのは、当然の事ながらその本来の価値を知る、目の肥えたドイツ本国は勿論、ヨーロッパや新興国のバイヤー達・・・。彼らに見極められた状態の良い個体達は、誠に残念ながらその殆どが再度海を渡り、里帰りを果たしたのです・・・。 結果として・・・誠に遺憾ながら、ファーストオーナーからの整備記録付き、潤沢にメンテナンスされた状態の良い個体を探す・・・などは困難を極める道・・・「探しても出てこない・・・出会いを待つしかない」状況を呈しているのです・・・。 重要な見極めのポイントは、「豊かな見識の元で潤沢な投資がなされた車であるか否か」・・・! そうして時代の洗礼をくぐり抜けた、ほんの一握りの状態の良い純正個体は「ネオ・クラシック」と言う新しい価値観の元、個性が欠如した今日のモータリゼーション環境下、驚くほど魅力的な輝きと濃厚な異彩を放ち、持つ人の人生を大きく彩るのです・・・。
「オーナー様の拘りで探した・・・新車時からの全記録簿付き1995年式初期型R129 SL320」
是非動画をご覧頂き共有させて下さい・・・! この第4世代R129型SLは、大きく分けるとダイムラー・ベンツ製造1990年から95年までの初期型、第一次フェイスリフトを受けた96年から98年までの中期型、ダイムラー・クライスラー製造となった第二次フェイスリフト後の99年から2002年までの後期型と3つのセグメントに分けられます・・・。 SL経験豊富なオーナー様が、あえて探して来られたのは、「コスト・イズ・ノー・オブジェクト」がそのまま体感できる初期型、しかもV8と比較してエンジン単体重量が70kgも軽量で、SL本来の味わいが楽しめるM1049 3.2Lストレート6搭載車に限って・・・との事でした・・・。 新車時からの記録簿が全て残る、前オーナーの顔が見えるこの個体を、お知り合いから紹介され迷わず購入されたとの事です・・・。 オーナー様曰く、「後期型では他のメルセデス・ベンツとの汎用パーツが随所で見られたが、この初期型ではそれが無く、一つ一つの部品に至るまで、コストをふんだんにかけて良い物を送り出した当時のメルセデス・ベンツの意気込みを感じる・・・。」との事です・・・! 笑いながら・・・ 「昨今速くて良いクルマはたくさんある・・・、その中でもありそうで無いのが一番良い時代のSLです・・・。特にこの時代のSLは機械メカニズムの時代で、人間のリズムに寄り添ってくれる感じがとても心地良い・・・、最近のメルセデスに無くなってしまったあの感じ・・・そう!いつでも馴染んでくれて手足のように扱える感じ・・・!普段の道がSLで通ると変わって感じる・・・。このSL320は自分自身を解放してくれる・・・そんな存在なんです・・・!」 早速オーナー様ご自慢の、この初期型1995年式R129 SL320に早速乗り込んでみると・・・ 心に響く「良い音・・・」と共に閉まる重厚なドア・・・。 そして・・・ このクルマがハードトップを纏ったオープンボディであることを、完膚無きまでに忘れる程(本当に忘れてました・・・)、驚異的なボディ剛性を味わえるのは、なんと言っても状態の良い初期型R129 SLに乗る醍醐味です・・・! 動かしてみると・・・ SLをよく知るオーナー様も「このエンジンは吹けと味付けが素晴らしい・・・」と仰る程、実にスムーズに・・・シームレスにつながるトランスミッションを纏い、比類なく上質な世界最高峰ロードスターをエレガントに加速させるM1049 3.2Lストレート6・ショートストローク・エンジンは、235ps/5600rpmなどと言うスペック数値など気に留める暇も無い程、実に「官能的な乗り味」をドライバーに与えます・・・。 スゥ・・・ッ と加速して行くのです・・・! 官能的で心が躍り・・・そして右脳が“うるうる”する程感性に響く濃厚な走り・・・ もちろん現在の不具合も客観的に紹介すると・・・ ・ルーフ開閉はソフトトップ含めて正常に稼働しますが、ルーフスイッチがエンジン始動時に点滅しチャイムが9回鳴り、その後止まります。
「取材後記・・・」
こうして日々希少なクルマを取材〜執筆活動していますと、不思議に思うことが多々あります。 長い年月大変ご苦労されやっと出会った極上車・・・苦労してパーツを収集し、メカニックに預けている間は我慢の日々・・・。そんな苦労の連続で長年我が子の様に大切にされ、もちろん不具合があればすぐに対処してやっと仕上がった素晴らしいクルマを手放される・・・ 「こんなに素晴らしい、折角の初期型R129 SL320をなぜ手放されるのですか・・・?」との私愚問に、笑いながら一言、「仕上がってしまったから・・・」とはオーナー様のお言葉でした・・・。 わかる気がします・・・ 貴重なクルマが仕上がった姿を夢見て、ひたすら追求されプロセス其の物を楽しまれる・・・。 一言「価値が分かる方に譲りたい・・・」と仰ったオーナー様のお気持ちをふまえて、貴重なクルマを紹介できるのが、個人間売買の最大のメリットだと特に意義に感じたのが今回の取材だったのです・・・! 「優雅で気品高い世界最高峰のロードスターは、今や世界で最も熱く注目されるネオ・クラシックへと昇華・・・!超官能的で感性に響く、極上初期型最終1995年式R129 SL320は、見果てぬ夢を叶えるクルマ・・・!」 探しても見つからない・・・出会いを待つしかない・・・、一度手に入れたら(今度こそ・・・)きっと手放すことは無い、軽快で爽快、軽量で俊足、上品で流麗、そのすべてを兼ね備えた一生モノのネオ・クラシックは、これを読まれる新オーナー様のエンスーライフを、きっと大きく豊かなものに変えてくれる事でしょう・・・! 是非・・・至高の見学へ長野県までお越しください。
【更新 2023年6月13日】
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 個人間売買のため、消費税や諸費用等はかかりません。 【お問い合わせに際して・・・】 本記事内容は、2021年12月5日午前10時より、晴天の元、約3時間の取材時間の中で、オーナー様へのインタビューと、助手席試乗体験したものを元に執筆作成したものです。かぎられた時間での確認につき、現車の状態を100%正確に記載しているとは限らない場合があります、また執筆内容に関しても全て裏づけを取ったものではありません。 状態等のコメントも、あくまで取材時の天候、状況及び、筆者の主観によるものという事ご承知おき下さい。 掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお個人間での取引となりますので、冷やかし防止のため、現車確認はあくまで「購入を前提」として検討されているお客様のみとさせて頂きます。 何卒宜しくご検討下さい。 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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