メルセデスベンツEクラス(W124型)は1985年から1995年までの10年間に渡り生産されました。
『最善か無か』当時のスローガンに沿って製造された車両は20年越えの現在でも人気がある車輛です。
今回ご紹介するのはW124型では最終年式となるワゴンのE320Tです。
現オーナー様は2011年にこの車両を購入されました。
デリバリー後16年経過しているにも関わらず初代オーナーさんからの点検記録が揃っており、
その時々に適切な処置を受けながら現在に至っている事も動機の一つだったそうです。
購入時の走行距離は11万キロ。その後現在までの8年間に10万キロ程走らせています。
常に予防的処置を行われてきた車両でトラブル無く過ごされてきました。
複数台の車両を所有されているオーナー様、台数整理の為に今回ご売却をされるそうです。
ボディ
ブリリアントシルバーメタリックと呼ばれる銀色のボディは購入後に数十万円をかけてボディコーティングを行ったせいか艶もあり良い状態が保たれています。
綺麗に乗っていたいとの事からバンパー等の塗装修理はマメに行っていたとの事です。
細かなタッチアップ箇所や飛び石傷があります(画像参照)年式を考えると仕方のないところでしょうか。
拘りの箇所はFグリル部分のメッキモール。こちらは飛び石等でへこむらしく新品に交換されていました。
テールレンズやウェザーストリップに劣化は見受けられませんがドアミラーブーツとドアハンドル無塗装部に紫外線劣化が見受けられます。
下回りも気になる傷や錆び、ヘコミは見受けられませんでした。全体的にカチッとしたまま年を経ている感じで好感が持てます。
内装
人気の黒革内装です。気になる運転席の状態ですが皺は見受けられるものの破れヤツレはありません。
距離から考察すると長距離を基準に走ってきたため痛みが少ないのではないかと思われます。
サードシートを含む他のシートは良い状態が保たれています。ルーフの垂れもありません。
ダッシュボードにも後付けナビ等の接着痕や割れはありません。
どうしてもクラックが入りやすいウッドパネルですがオーナー様が専門業者にて補修済。
センターコンソール、各ドア部分の全てが艶もあり良い状態になっています。
それに合わせてシフトノブも革製からウッド製に交換しています。
ゴム製フロアマットは純正品で今となっては貴重な品物だそうです。
電装
純正オーディオ(AM.FM.CASS)クルーズコントロール
サンルーフ(チルト&スライド)パワーウインドウ全て稼働します。
エアコンは当時の欧州車レベルの冷え方だそうです。
エンジンルーム内にあるエアコン用ヒューズが熱で切れやすいので外部に移設しブレードタイプのヒューズが使えるように
ヘッドライトはHID、車内灯関係はLEDに交換済。社外品のETCが装着されています。
前席電動シート(チルト、スライド、リクライニング、ヘッドレスト)装備ですが助手席のチルトだけが不動になっています
エンジン
最終型に搭載される 3.2L直6DOHCエンジンはオドメーターを見なければ21万キロ走行とは思えないほどスムーズ。
異音も無くアイドリングも安定。吹け上りも問題ありません。
鬼門であるコントロールユニットも記録簿を拝見すると過去に2回ほど交換済(直近は20万キロ時)で安心です。
組み合わされる4速ATは異音や変速時の嫌なショックも無く
丁寧に扱われてきた感じを受けます。
タイヤ
取材時は純正アルミとGY製195/65R15スタッドレス組合せが装着されていました。
純正アルミで同サイズの夏タイヤもありますのでご購入の際には両方お付けします。
どちらのホイールも業者にてリペア済み。
画像でも判断出来ると思いますがガリ傷等は見受けられず良い状態です。
取材後記・・・
同乗試乗させていただきました。
エンジンの不快な振動も無くミッションの変速もスムーズ。きちんとメンテされてきた事が伺えました。
20年以上経過したワゴン車なのでボディはユルユルかと思っていたのですが流石メルセデス。
剛性の高さにビックリしました。国産ワゴンの比ではありませんね。
メンテナンスはされていますが走行距離が多い分価格設定も低くしてあります。
カジュアルなメルセデスライフを始めては如何でしょうか。
車両は栃木県宇都宮市にあります。現在も使用しているため走行距離は取材時より増える事があります。
オーナー様ご多忙な方につき見学は土日に限定させていただきます。
諸費用はかかりませんが自動車税月割り分とリサイクル料16910円は新オーナーさまご負担でお願いいたします。。