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◆アルファロメオジュニアザガートについて
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アルファロメオジュニアZ(ザガート)は、1969年トリノショーでデビューします。
ボディデザインは直線を基調としたウエッジシェイプ、リヤを切り落としたコーダトロンカが特長です。また、広いガラスエリア、プレクシグラスの透明なカバーで覆ったヘッドライトなど、斬新なデザインが盛り込まれました。
デザインはカロッツェリア・ザガートが手掛けています。ザガートはアルファロメオとの結びつきは深く、レース出場のためのコンベティションモデルをデザインしてきましたが、この車両はレース目的ではなく、純粋のロードカーとしてデザインされたモデルです。
そのため、ボディがアルミではなく、スチールとなっています。また、当時リヤハッチが開くようにしたものスポーツカーとしては新しい試み、室内の換気のため開けて走ることができました。
下回りはジュニア1300スパイダーと共有しています。
1972年にはエンジンを1.6リッターに拡大され、1600ジュニアZとなります。
1975年までに1300が1108台、1600が402台作られました。
日本へは伊藤忠オート(当時のディーラー)がサンプル的に少数輸入したようです。
その後、人気が徐々に出てきて、日本にも並行輸入されるようになります。
ここ数年はクラシックアルファとして話題となり、人気沸騰のモデルです。
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◆ご紹介する車両について
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今回ご紹介する車両は1970年モデルのアルファロメオ1300ジュニアZです。
きれいな内外装、機関も良好です。
過去にレストア歴があり、レストア時の写真データが多く残っていました。
見学時に写真を見て頂くことは可能です。
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◆外装
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塗装はレッドザガートカラー、クリアもあり、きれいな状態です。
プレクシグラスは透明でした。アルファロメオの特長である盾グリルは簡素化されたデザインとなっています。
当時、スポーツカーでリヤハッチを設けたのは、このザガートからです。電動式で開閉、室内の換気をすることができます。もちろん、荷物の出し入れなどの利便性もあります。
ホイールはGTAスタイルのアロイホイール(6.0 x 14)、タイヤサイズは185/70R14です。
唯一、ボンネットに塗装のひび割れがあったのが残念でした。
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◆内装
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ブラックカラーのきれいな内装です。
全体を囲むようなインストルメントパネルのデザインは斬新です。
タコメーターとスピードメーターの指針は0位置ではありません。壊れているわけではなく、これが標準仕様です。
エンジンの始動にはセンターにあるキルスイッチをONにして、エンジンスタートボタンを押します。イグニッションスイッチを回してエンジン始動も可能ですが、少しひっかかりがあるため、エンジンスタートスイッチを設けています。
シートのヘッドレストを使用するときは180°回転させます。
シフトコントロールノブはウッド仕様です。
クーラーは付いていません。ヒーター付きです。
ABCペダルにはアルミパッドを取付けしています。ヒール&トゥをしやすくするためです。
オーディオはCDデッキを装備しています。
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◆機関
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エンジンは1.3リッターDOHCエンジン、5速マニュアルトランスミションとの組み合わせです。キャブレターはウェーバーツインキャブ、サイズは40Φ、ファンネル装着、エアクリーナーはパイパークロスのトランペットソックス、純正のエキゾーストマニホールドにはバンテージを巻いています。
きれいなエンジン、ロッカーカバーは結晶塗装、ホース、ホースクランプ、ラジエターなどは新品と交換しています。
ブレーキブースター、ウォッシャータンクも新品交換としています。配線もしっかりしていますので引き直していると思います。
エキゾーストパイプはスチール製、こちらも新品と交換しています。
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◆足回り
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オリジナルの足回りですが、ショックアブソーバーはコニー製に交換しています。
バンプストッパー、リバウンドストラップなどは新品と交換しています。
特に不具合はないそうです。
現オーナーさんが行なった整備は以下のとおりです。
・フロアカーペット張り替え
・ラッゲージルームカーペット張り替え
・インパネパッド補修
車は愛知県にあります。
法人登録の為、消費税がかかりますが掲載価格は消費税込みの価格です。
リサイクル費用は、別途清算させて頂きます。
更新記事(2022.12.21)
年末年始に伴い、期間限定の値下げを実施します40万円の値下げとし、期間は2022年12月21日(木)から2023年1月31日(火)までです。このチャンスにアルファロメオ・ザガードをお手元に!