●アルファロメオ75につきまして●
アルファロメオ75はイタリアの自動車メーカー・アルファロメオが1985年から1992年まで製造販売した小型乗用車です。アルファロメオとしては2代目ジュリアが登場するまで最後の自社設計による後輪駆動車であり、前後50:50に設計された重量配分等により、現在も根強いファンがいます。
75の名はデビュー年がアルファロメオ創業75周年であったことに因んでいます。
●今回ご紹介するお車につきまして●
まさに平成元年(1989年)が初年度登録のお車をオーナーさんが手に入れられたのが、1992年頃のこと。
ずっとメンテ等をおまかせされていた当時の主治医であるメカニックさんが長期間仕事から離れることになり、車検が切れてから避暑地にある別荘で保管されていたそうです。
たまたま昨年、アルファロメオ75に精通する修理工場さんとお知合いになり、幸いボディに錆がなかったことから、一念発起され200万円以上掛けて、エンジンとミッション&デフのオーバーホールと全塗装等のほぼプチレストアに使い整備を行い1月に再度車検を取得しました。
大きさも手頃で運転する楽しみもあるので、もっぱら普段の足として使用してされているそうです。国内にある75TSでは一番調子いいのでは?と自負されるくらいに絶好調だそうです。
今回、他にレストアしたい車ができたため、車両整理のため売却を検討されています。
●外装●
純正色のロッソで今年1月にオールペンされ、現在はキズ一つもない状態です。
深みのある色を出すのが難しいとされているロッソですが、プロの手により、見事に原色が再現され美しい輝きを放っております。
退色しやすいモール部分は艶消しのブラックではなく光沢のあるブラックに再塗装されており、オールペンされたボディ色とあっています。
●内装、電装関係●
薄いグレーのファブリックシートは新車時に比べると全体的に退色はみられますが、大きな破れやへたり等もなく全体的には綺麗な状態です。クッションもしっかり効いています。
メーター類は正常に作動し、エアコンも問題なく効きます。
ダッシュボード等も良好な状態です。
天井は張替済みで垂れ等はございません。
運転席ドアの手すり部分やややへたりが見られる他は全体的に良好な状態です。
オーディオは社外ですが、内装色にあった当時もののカセットデッキをインストールしてあり動作も問題ありません。リヤに社外スピーカーを設置しています。
左右フロントドア内の純正スピーカーは現在音が出ません。
バッテリーは1月に交換済みでオルタネーターも交換済みなので安心です。
●機関、足回り等●
オーバーホールされたエンジンは現在絶好調です。
ミッション、クラッチともにオーバーホール済みで現在好調です。
純正ホイールもなんとオーナーさん自ら補修済みで綺麗に仕上がっています。
タイヤは1月の車検取得時にピレリ製のものに新調したばかりです。
●直近の整備履歴の抜粋●
上記の通り今年1月に車検を取得したばかりです。
アルファロメオ75に精通したメカニックさんにより、ほぼプチレストアに近い整備が施されております。
詳細は記録簿がございますので、見学時にご確認ください。
●取材者私見●
大変綺麗なお車だというのが第一印象です。
プロの手により、完璧に仕上げられた外装はまるで新車のようでした。
外装だけでなく、走りも絶好調で、取材場所までの同乗走行でも調子のよさが伝
わってきました。
現代車と違い、程よいサイズ感と小気味よシフトチェンジできるMTで運転が楽しそうなお車です。
4ドアセダンなので、ファミリーカーとしても十分活躍できそうなのもおすすめです。
年式的にタマ数も減ってきて、走行10万キロ超えの車両が多いアルファロメオ75の中で約7万キロの走行距離で完璧に仕上げられているお車は大変貴重かと存じます。
お探しの方はぜひご検討ください。
コンディション維持のために定期的に走行しますので、走行距離が多少増えることをご了承ください。
個人売買のため消費税はかかりませんが、自動車税月割分相当をご負担いただきます。
現車は東京都内にあります。
上記は取材者の私見に基づくところもございますので、ご購入に際しては必ず現車をご見学の上でご納得されてからご検討ください。
なお、オーナー様ご多忙のため、ご見学については購入検討の方のみに限らせていただきます。