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フォルクスワーゲン タイプ2 2003年式
車検 2020年1月 走行 46,000km 備考 新車並行車 4MT 複数オーナー パワステ
長さ 4510mm 1720mm 高さ 2000mm 重量 1250kg 排気量 1580cc
取材日2018年7月14日

数々の実用的なモディファイが施された、ブラジル新車並行物のタイプ2です。

フォルクスワーゲン・タイプ1、いわゆる空冷ビートルをベースにしたワンボックス型バンボディを採用した商用車であるタイプ2は、大きく分けて5世代に分けられるフォルクスワーゲン製商用車(トランスポルター)の中でも1世代目(T1:1950~1967)と2世代目(T2:1967~1979)が相当します。

当初タイプ1をベースに開発が進められ、実際多くのメカニカルコンポーネンツを共用していますが、商用車ということもあるため鋼管バックボーンフレーム構造からより強固なラダーフレーム構造に変更されているのが大きな特徴です。

その高い実用性と汎用性・耐久性に加えキュートなルックスも相まって、タイプ2は国内外で何度も大きなムーブメントを起こしていますが、その盛り上がりの一助になっているのがフォルクスワーゲン・ブラジルが製造するタイプ2です。

ドイツ本国では前述の通り1979年(S54)で生産を終えているタイプ2ですが、ブラジルにおいてはT1が1975年(S50)、T2が何と2013年(H25)末まで製造されていたため、近年まで望めば新車で手に入り、また部品供給面でも純正社外品問わず安定しているなど、普通のクラシックカーでは決して得られない環境、維持やカスタム等においてのアドバンテージを得ています。

今回のお車はそのブラジル仕様のT2・「コンビ」と呼ばれるモデルで、2003年(H15)に新車並行輸入された個体になります。

●● プロフィール ●●

こちらのお車は、今まで数多くのエンスー車を乗り継ぎ、現在もBMW X3、BMW MINI、シボレーアストロ、スズキ ジムニー等を所有しているオーナーさんが、2013年(H25)にエンスーの杜にて購入されたものになります。

その際は不調だったところもありましたが、すぐに入院させ、半年ほどかけて修理・調整を施した後は今に至るまですこぶる調子が良いとのことです。

外装の板金塗装をはじめ数々の実用的モディファイが施されており、クラシカルなルックスを纏いながら現代において日常的に使える仕様に仕上がっているのが特徴です。

購入時はおよそ36,000kmで、現在は46,000kmほどですから、4年強で10,000km程度走行したことになりますね。

日常的なメンテナンスはオーナーさんの関連会社にて元VW正規ディーラーメカニックにより行われています。

●● 外装 ●●

基本的にノーマル調が保たれたエクステリアです。

オーナーさんが購入後に板金塗装が施されていますが、そのメニューとしては、上半分がオリジナル、下半分はジープ・ラングラーのオレンジ、バンパーはスズキ・キャリイの白を使用したとのことです。

塗色をオーダーする際に入手しやすい既製のカラーを用いつつ時代性やヤレ感を重視したとのことで、なかなかないソリッドのオレンジで探し最もイメージに近かったのがラングラーのオレンジで、バンパーは商用車っぽい雰囲気でキャリイの白になったという仕上げです。

また、輸入元が販売していたローダウンキットが装着されているため、一見して普通なようでありつつ、ノーマルと比較すると程よく落ちている車高も特徴です。

気になる点としては、

・ドアハンドル上面のサビ

・フロントバンパー下側・ボディパネルのエッジ部にあるサビ

・ホイールキャップのサビ(新品と程度良好品のスペアあり)

・右側リア・ホイールアーチ下側付近のサビ浮き

・左側リア・ホイールアーチ上方にあるデント

・右側レインガーターにあるサビ

・両側三角窓ヒンジのサビ

があります。

灯火類やエンブレム類は基本的にキレイに保たれています。

●● 内装 ●●

こちらも基本的にノーマルが保たれています。

機能面での不具合はないとのことです。

取材時には前席両ドアの内張りが張られていませんでしたが、現在は新品のスペアパーツが装着済みとなっています。

ビニールレザーのシートはスレやヤレ、ヘタリなく良好です。

天張りのタレもありません。

空調は後付けのヒーターとクーラーが装着されており、どちらも完調とのことです。

ステアリングポストには目立たないようにデジタル時計/ボルト計が、ダッシュボード上には違和感ないようにポータブルナビがインストールされています。

ETCも付いていますが、施工が追いついていないとのことで、暫定的にフロア直置きになっています。

ハイライトは、後付けの電動パワステが装着されている点です。

施工してくれる会社を見つけるだけでもひと苦労で、費用もかなり掛かったとのことですが、走り出してからが本当にラクになったとはオーナーさんの弁です。

また、2列目、3列目、ラゲッジスペースにおいてもシートやフロア含め程度良好です。

ラゲッジスペースはゴムマットをめくると塗装のひび割れが多数あり、エンジンの熱の影響があるためどうしてもこうなってしまう部分ではありますが、実用上は問題ありません。

●● 機関・足回り ●●

基本的にフルノーマルです。

エンジン自体と下回りにはオイル等のにじみが散見されますが、設計の古い空冷エンジンですのである程度仕方ない部分もある一方、オーナーさんが補充の際に垂らしてしまった箇所もあるとのことです。

ポタポタ垂れるような漏れはないとのことで、保管場所にも漏れた跡は認められませんでした。

インジェクションですので気難しいところはないとのことです。

バッテリーはオプティマが装着されていますので、バッテリー上がりには強くなっていると思われます。

足回りは社外ローダウンキットが組み込まれています。

タイヤはBSレグノGR-XTの2014年(H26)26週のものが履かれており、溝も充分残っています。

整備履歴は直近の車検整備のもの以外ありませんが、ブレーキフルード交換や各調整等、ごく軽整備のみとなっています。

●● インプレッション ●●

オレンジのペイントが目にも鮮やかで、'60年代の設計となるデザインとのマッチングが最高です。

近年国産車でもこのオレンジ/ホワイトのツートンカラーを採用している車が見受けられますが、元祖はやはりこのタイプ2と言えるのではないでしょうか。

軽微なサビが散見されますが、それは商用車的ヤレ感として捉えることもできる程度なので、むしろ隅々までビカビカなよりも雰囲気が良いかもしれません。

内装はブラジリアンコンビですので、外観にあるような'60s的オールド感は薄く、シートやステアリングなど'80年代の欧州実用車的なテイストですが、あくまで商用車ですのでそんな実用一点張りといった風情も悪くなく、実際実用性も耐久性も高いでしょうし、雰囲気重視で購入後カスタムしても良いですね。

セカンドシートは蝶ネジで固定されているため、2人掛かりにはなりますが簡単に外すことができ、外すと広大な空間が広がります。

設置は前向きにも逆向きにもできますし、サードシートもボルト留めではあるもののもちろん外すことができますので、様々な用途に対応することが可能です。

ラゲッジスペースはエンジンルームの上になりますので天地方向の余裕が少なく、また熱の影響を受けやすいという弱点はカバーしながら使わないといけませんが、とはいえそこはワンボックスですから絶対的な容量は充分です。

後席への空調は、ヒーターに関しては延長ダクトが追加されていますので概ね問題ないかと思われますが、クーラーは助手席前の吹き出し口のみになりますので、前席は良いものの後席はやや冷えにくいかもしれません。

助手席にて試乗させていただきました。

社外ローダウンキットが装着されていますが、乗り心地は決して柔らかくはないものの、特に不快なゴツゴツ感はありません。

空冷フラット4のサウンドを含めた音・振動は'60~'70年代の実用車そのものといった感じで、当時基準とすれば至って普通と思えます。

インジェクションということもあってか、不安定なところは全く感じられません。

取材時は真夏日だったもののクーラーが効いていたため、トータルで見て往時そのままの乗り味を安心感を持って快適に愉しめる車という印象です。

電動パワステのおかげで取り回しも良好ですし、もし本国仕様であれば最も新しい車両でも40年前の車になってしまいますから、なかなかこうはいかないでしょう。

●● その他 ●●

スペアパーツとしては、

・純正ホイールキャップ(新品3、中古1)

・エンジンオイル数本(Kendall 新品)

をお付けします。

キーはイモビライザー付きキーが2本とエンジンフード用1本があります。

●● まとめ ●●

日本でも言わずと知れた人気車であるこのタイプ2ですが、実際所有するとなると旧車ならではの運転や維持の難しさが付いて回るのが実際です。

しかしながらこちらのお車でしたら21世紀以降の製造で電動パワステ装備、冷暖房完備、ナビとETCも装備され、エンジンはインジェクションですから、相当フレンドリーな仕様と言っても過言ではありません。

ワーゲンバスをレジャーにガンガン使いたい向きには打ってつけと言えますし、ビジネスであればセンスを主張できる仕事車として最高のパートナーとなることでしょう。

オーナーさんは気に入って乗られているものの、車両入れ替えのため売却を希望されています。

お車は、東京都中野区にあります。

個人の為、消費税はかかりませんが、リサイクル料(13,430円)と月割りの自動車税のご負担をお願いいたします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
285万円
画像クリックで拡大出来ます
ホワイト/オレンジの2トーンが鮮やかなタイプ2です。 
ブラジリアンコンビの2003年モデルです。 
ローダウンキット装着で程よく落ちた車高。 
ジープ・ラングラーのオレンジですので補修もしやすいですね。 
 
こちら側には扉がないタイプです。 
 
T1もいいですがT2もまた味わい深いデザインですね。 
フロントからサイドにかけて目立つキズや凹みはありません。 
灯火類・エンブレム類も良好です。 
 
 
 
 
 
ミラーは両側ともキレイですね。 
ホイールキャップはにはややサビがありますが雰囲気は良いです。 
左側リア・ホイールアーチ上方にデントがあります。 
とはいえ、基本的にリア周りも良好に保たれています。 
 
 
 
右側リア・ホイールアーチ下側付近のサビ浮きが最も大きなものです。 
メッキハンドルの上面にもサビ(クモリ)が出始めています。 
右側レインガーターにあるサビ。 
ルーフ上面は至ってキレイですね。 
三角窓ヒンジのサビは両側ともこのような感じです。 
後付けの電動パワステ、クーラー、ナビ、ETCがわかります。 
実用一点張りといった感じが清々しいインテリア。 
実走46,000kmです。 
 
 
 
取材時、内張りは装着されていませんでしたが、現在は新品が装着済みです。  
 
後席も良好です。 
セカンドシートを外すと広大な空間が。運転席後方にヒーターダクトが見えます。 
 
ラゲッジスペースも良好です。 
 
ゴムマットをめくると塗装のヒビが多数ありますが実用上は問題ありません。 
エンジンルームも良好です。 
 
フロントバンパー下側・ボディパネルのエッジ部に複数のサビがあります。 
下回りは概ね良好です。  
 
 
 
この内張り(新品)を現在装着済みです。 
 
 


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