ドイツ流ホットハッチ、ゴルフGTIのご紹介です。
車に興味を持ち、外車を乗り回す大人に憧れた80〜90年代。
その頃の外車は今でもオーナー様の目に色鮮やかに映り、機会に恵まれるごとに様々な車種を乗り継がれています。
このゴルフもやはりそんな趣向により選ばれた一台で、都内のVW専門店よりフルオリジナルの無事故車ということで購入されたそうです。
コンパクトで取り回しが良く、それでいてトランクスルーとなる荷室は大きな物でも難無く詰め、おまけにきびきび走るという良いとこ取りの車というのがオーナー様の評価です。
大好きな車たちですが、台数が増えすぎてしまったため車庫整理のために掲載を決められました。
◆◆外装◆◆
ボディパネルに目立つような大きな傷・凹みはありませんが、ボンネット上にエクボ傷が1つ見受けられます。
塗装は艶があり綺麗な状態ですが、さすがにグリルやモールなどの樹脂パーツは変色が始まっています。
また、リアバンパーは前オーナーがペンキを塗られたようで、作業の荒さが目立ちます。
希少な純正オプションのBBSホイールを履いているだけに、オールペンなどでリフレッシュしてあげれば格好良く決まるでしょう。
なお、現在は立体駐車場に停められていますが、青空駐車に備えて購入された新品未使用のボディカバーが付属します。
◆◆内装◆◆
17万km以上も走られていますが、外装に比べて程度の良い内装です。
年式や走行距離のわりに、カビも発生もなく綺麗な内装ですね。
ダッシュボードやドア内張りに浮き上がりは無く、天井の垂れ下がりもありません。
痛みやすいシートはファブリックのため耐久性が高く、ガタつきも無ければクッションもしっかりしています。
現在は社外品のシフトノブが付いていますが、オリジナルのゴルフボールノブを入手されたそうですので近日中に交換予定とのこと。
交換されて無くなっていることの多いオーディオはしっかりと純正のカセットデッキが付いていますが、CDチェンジャーは最近動かなくなってしまったそうです。
◆◆機関◆◆
とても頑丈なエンジンはカムの打音こそ聞こえますが、まだまだ現役です。
吹け上がりも良いですし、パワーダウンなどはまだ感じられないそうです。
エンジンルームを覗き込んでみても、オイルの滲み程度は有りますが大きな漏れなどはありません。
購入後のメンテナンスとしては、11月にVWディーラーにてフューエルポンプを交換しています。
これまで殆どトラブル無く快調に走っているそうで、神戸までドライブされたときも不安を感じることなく走りきったそうです。
もちろんエアコンもしっかり効いているとのことですから、夏場も安心です。
◆◆同乗走行◆◆
オーナー様のご厚意により、助手席での同乗走行をさせていただきました。
エンジンはセル一発でかかり、すぐに走り出しました。
繋がりの良いギアを小気味よく切り替えて走る姿はドライブが楽しそうです。
さすがに足回りはリフレッシュ時期と感じましたが、普通に走らせる分には気にすることもないかもしれません。
また、現役の純正オーディオからはカセットテープの懐かしい柔らかな音が聞こえてきます。
冬場のためエアコンの確認は難しいものの、外気よりも冷たい風が出ていました。
◆◆取材を終えて◆◆
改造されていることの多いGTIですから、ここまでオリジナルというのは珍しいでしょう。
このまま維持されるもよし、バリッと仕上げるもよし、次のオーナー様次第でしょう。
どちらにせよ改造せずにオリジナルで貫き通して欲しい一台でした。
なお、リサイクル券\10,820の全額負担と、自動車税\43,400の月割り負担をお願いいたします。
また、現在も使用されているため、走行距離が若干伸びることがあります。
保管場所 東京都