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ボルボ P1800E クーペ 1972年式
車検 28年3月 走行 68,820km (※) 備考 ディーラー車/4速MT(OD付き) 最終モデル
長さ 4330mm 1690mm 高さ 1290mm 重量 1120kg 排気量 1980cc
取材日2015年6月

■ ボルボ P1800Eに関して・・・、

ボルボP1800は、1961年にデビューしたボルボ初の生産型のスポーツカーです。

2+2ボデーのデザインはイタリアのフルア、製作は英国のプレスト・スティール、そして組み立ても英国のジェンセンが担当する瑞伊英の合作の車です。


何といってもこの車の特長はボデーデザイン、特にリヤの羽のようなテールフィンは他に類をみないエレガントなラインです。

また、センターモールからドアノブまで続くプレスラインは独創性があり、P1800ここにありと主張しているかのようです。

また、スタイリッシュでファッショナブルなスポーツカーでありながら、エンジンは高性能で力強く、耐久性と実用性に優れていました。


その後、年ごとに改良が加えられ、1968年にはエンジンを2リッターに換装、1969年には電子制御燃料噴射を装着した1800Eに発展します。

中でも1970年に登場した1800Eは、フロントグリルやホイールのデザインが変更されました。

4輪ディスクブレーキ、電磁式オーバードライブを装備、ボッシュ製Dージェトロニック燃料噴射のB20E型エンジンは最高出力:130馬力、最高時速:190km/h、0-100km加速:9.5秒を発揮したそうです。


P1800シリーズは1961年から1973年6月までに47,482台が生産されたそうです。

また、スポーツカーとして作られた、このボルボP1800は、スウェーデン警察のパトカーとしても採用されていました。


★流麗なフォルムを誇る2ドアとして未だ根強いファンが多いボルボ P1800E クーペの掲載です★


現在のオーナーさんは・・・、
子供のころに大好きで観ていた、TV番組のTHE SAINT"(天国野郎)で若き日のロジャー・ムーアが主人公で、ボルボ P1800Eをさっそうと乗り回してた姿が忘れられずに、いつかはボルボ P1800Eクーペが欲しいと探されていました。


色々と探した結果、個人の方から譲り受けられました。

その時点での走行距離は、約51,000kmでした。

この、ボルボ P1800Eクーペは、当時の正規代理店のスカンジナビアンモータス(株)ものです。


現在のオーナーさんは、オリジナルを大切に維持っをしながら、今日まで上手くレストアやモディファイをされてきました。


※エンジンは、走行距離、約58,200Km時点にオーバーホールをされています。
現在の、走行距離が、約68,820kmですので、O/H後の走行は、約10,620kmです。


■外観・ その他■

優雅でスタイリッシュなスタイリングの、ボルボ P1800Eクーペです。

年式から比して、非常に綺麗に保たれています。

キズらしいキズや凹みなど認めませんでした。

メッキ部やスチール部分も非常に綺麗な状態です。

アンテナはオートアンテナでスムーズに稼働します。


●現在のオーナーさんの主なメンテナンスやモディファイの記録は・・・

2004年2月に  

・ブレーキキャリパーのオーバーホール、ブレーキマスターシリンダー交換

・ブレーキホース交換、プレッシャーレギュレーター交換

2004年12月に

・燃料タンク交換、燃料ポンプ交換

・フロントシートの張り替え(左右ともに)

2006年3月には

・8トラックステレオ一式交換

2006年9月には

・クラッチオーバーホール、セミトラ(永井電子製)装着

2007年2月には

・リアのスピーカーユニット交換(三菱→ケンウッド同軸2ウエイ)

2007年9月には

・フロント&リアサスペンションオーバーホール、ダンパー前後交換(コニー製)

・ラジエターコア交換、イグニッションケーブル交換、タコメーターのオーバーホール

・クーラーコンプレッサー交換

2008年3月には

●エンジンのオーバーホール、エンジンとミッションのマウント交換(約58,200km時)

エンジンを降ろしてのO/H
・ピストンの交換、コンロッドベアリング、カムシャフト交換、バルブリフターの交換。
・エキゾースト インテークバルブ交換、バルブガイド交換、バルブのすり合わせ。
・バルブシート研磨(8本)、シーリングヘッド交換、
・スタッドボルト交換、シリンダーのポーリング実施。
・バルブガイド入れ替え(8本) シリンダーヘッド平面研磨。
 などです。

・マフラー、一式交換

2008年4月に
・エアフローメーター交換

2008年8月に
・ラジエターのサブタンク交換

2008年1月に
・インジェクター4本交換

2009年8月に
・ステンレスタコ足装着、トリガーコンタクトの交換

2011年5月に
・BBS製のアルミホイール装着(15→16インチ)

2012年3月に
・タイロッドの交換

2012年11月に
・スポーツエアクリーナー装着

2013年12月には
・元色と同じ、赤にオールペイントの実施。
・クーラー膨張弁他一式交換
・デスビ一式交換

2014年3月に
・ウォーターポンプ交換

2014年5月に
・ECU(ボッシュ製Dジェトロニック)分解・整備

2014年12月には
・トランスミッションオーバーホール
などです。


上記以外の交換パーツは、各種センサー、各種ベルトやサスペンションブッシュ類、各種フィルターや各種ガスケットなどです。

・外装のステンレスモールも左右共に交換をされています。


他にもオーナーさんのの拘りで、

・2007年9月に電動冷却ファン設置(シトロエン用)

・2008年8月に燃料パイプクーラー設置(ジャガー用)

・2010年8月にテンポラリータイヤ設置

・2011年5月にハブスペーサーとボルト装着、マフラーアース設置

ほぼフルレストアに近い手の入れようですね。

現在のオーナーさんの整備の記録簿はほとんどあります。(2004年以降)


■内装・他■

保管はシャッター付きガレージで大切に保管されています。

基本的に雨天は走行されてません。
(旅先などでの突然の雨以外)

インテリアも非常に綺麗なコンディションです。

ダッシュ周りも非常に良いコンディションを保っています。

フロントのシートは張り替え済みです。

クーラーはデンソー製で、コンプレッサーはロータリータイプ(サンデン製)に変更されてます。
大変、よく効いていました。

カーラジオは、(FM・AM) 富士通テン製のラジオです。
時計はセイコーのクオーツに入れ替えてあります。

8トラックステレオは三菱製で、 リアスピーカー を三菱製ボックスはそのまま残して内部を補強し、中身はケンウッド同軸スピーカーユニットと交換されています。

オーナーさんの拘りが見て取れますね。

リアのシートも何のダメージも感じません。

天井の内貼りもダメージは感じませんでした。

◆下記にオーナーさんよりお聞きした内容を記載します。

・ダッシュボードには、SMITHS製のメーターが、横一列に整然とメカニカルに並び、コクピット感満載です。
そしてそれらの左にテンのカーラジオが続きます。

ダッシュボードから視線をドアミラーに移すと、そこにはドアハンドルからテールフィンへと続く一本のモールの流れが、内側へ少しずつカーブしながら映り込みます。

がっしりと厚みのあるドアはいかにも剛性が高そうで、ボディー側のがっちりとしたキャッチが受け止めるとき、とても重厚なメカニカル音も大きな魅力の一つだと思っています。

子供の頃からの憧れの車で、程度のいいものを長年、探し入手後は、うれしさと思い入れの向くままに、かなりの費用をつぎ込み手を加えてきました。

少しタイトな運転席で、当時の最高技術に慣れ、使いこなす楽しみは、周りの人々から向けられる熱い視線とともに、なかなか得難い体験だと思います。

また、当時の雰囲気を味わいたくて、8トラックのデッキにもこだわりました。
 (テープは今でもネットなどで入手可能です。)


大切にしていただける次期オーナーさんには、当方がコレクションしたカタログ・資料・映像などもお付けします。
この車がもたらす存在感や空気感、また背景にある'60年代〜'70年代のエネルギッシュな空気を存分に楽しんで頂きたいと思っています。


なお、エンジンは有鉛ガソリン仕様です。
ガソリンに混ぜる有鉛化添加剤は数社が発売していて、ネットショップで購入できます。

さほど高価ではないので、私はけっこう楽しんで入れていましたが、エンジンのバルブシート加工をすれば添加剤は不要になります。  
       (手持ちの添加剤を数本はお付けします)


他にお付けできるものは、
・パーツリスト、修理マニュアル、オーナーズマニュアル(各英語)
・オリジナルのジャッキ、

・点検記録簿('04に車両入手以降分)

・グレードアップした部品の元の部品 
・イグニッションコイル、エキマニ、エアークリーナー
・オリジナルホイール5本、ミシュランXVSが付いており山も十分に残っています。

・"THE SAINT"の映像ディスク、他映像ソフト、当時ものカタログ、予備の部品少々
・8トラックの音楽テープ (新品5本)
・無鉛ガソリン有鉛化添加剤(5本)


今回、保管ガレージの都合などで、やむなく売却を決めました、『大切にしてくれる人にバトンタッチを!』をと願っています。

取り扱いマニュアルに載っていないコツや8トラックテープの扱い方、パーツの入手先などの関連情報は次期オーナーさんへお伝えをしますよ。


エンジン他、各機関は良好ですとの事です。

◆撮影時に同乗をさせていただきました。
セル一発で目覚め、貴婦人のようなスタイルでありながら、スポーツーカーのようにスムーズに走行でき、またエアコンもよく効き、エンジン音や吸気音も魅力的でした。


この、ボルボ P1800E クーペは兵庫県にあります。


【更新情報 2015年8月】
女性に人気の高いボディカラーのボルボ P1800 Eクーペです。
オーナーさん、大幅に値下げをされました。
エンジン他、各機関は良好との事です。


個人の為、消費税などはかかりませんが、自動車税の月割り金額と、リサイクル料はご負担をお願いします。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
大きい写真を見たい方は、近畿・関西オフィスホームページをご覧ください。
 SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます
 
個性的なマスク
 
とても特徴的なリアのテールフィン
 
流れるようなサイドのスタイリング
どこから眺めても光り輝いています。
 
 
メッキパーツやレンズも良好
キズらしいキズは見当たりません。
ウィンドー周りのゴム類やモールも良好
ルーフも綺麗な状態
リアのウィンドー周辺も良いコンディション
オートアンテナも稼働します。
 
 
 
サイドのモールも良好
 
ドアの下部とサイドシル付近
 
ドアの厚みに注目
フロアーも腐食などありません。
BBSのホイール、タイヤサイズ:205/65−R16
 
運転席の座面、ヘタリもありません綺麗です。
 
助手席も何のダメージもありません。
 
リアシートも良好
天井の内貼りもタレなどありません。
リアのシートを倒したところ。
計器類とクーラーの吹き出し口
 
 
 
三角窓の周りも綺麗な状態
ダッシュにワレなどありません。
左側のリアより見た下周り
右側のリアより見た下周り
 
フロントから見た下周り
エンジンは、135PS/ボッシュ製D-ジェトロニック燃料噴射装置(インジェクション)
 
水冷直列4気筒、B20型 OHVエンジン
ボンネットの内側も綺麗な状態
トランク内、スペアータイヤや工具
繊細なカーブで構成されスタイルは優雅で美しく誰もが見とれてしまうスタイリング
タイヤ付きホイールとオーナーズマニュアル、パーツリストや8トラックカセットなどもお付けします。


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 近畿・関西
TEL/090-1416-5762(タバタ)

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