今ではすっかり旧車の仲間入りをした初代GZ１０型ソアラのご紹介です。

ソアラは、1981年（昭和56年）に発売され、世界の高級２ドアクーペ(BMW６シリーズ、メルセデスのSL等)に対抗するモデルとして発売されました。

日本のバブル景気とハイソカーブームも相まって、一躍人気車種となり、現代の国産高級クーペの元祖といっても過言ではないでしょう。

発売から２年後の1983年（昭和58年）にマイナーチェンジを行い、新たに1G-GEU搭載の2.0GTが発売されました。

また、更に2年後の1985年(昭和60年) にはエンジンのマイナーチェンジを行い130psにパワーアップしました。

この翌年にGZ２０型へフルモデルチェンジし、丸みを帯びたデザインへ変わっていきます。


現車はGZ１０では最終型の1985年(昭和60年) 式のモデルになります。

現車のオーナーさんは免許を取って初めて購入したのがこのソアラだそうです。

若いオーナーさんですが、お父様の影響で子どもの頃から車好き、しかも、旧車や外車が大好きとの事でした。

もともと、ソアラにそれほどの思い入れがあったわけではありませんが、巷でありふれた新型車には乗るつもりがなかったそうです。

古いけれども実用性が高く、コスト的にも維持がしやすい車で、尚且つ２ドアクーペ、この条件で探していた時にたまたま出会ったのが、このソアラだったそうです。

平成２６年８月に９７，０００ｋｍの個体を購入。

現在まで大きなトラブルも無く快調だそうです。

　　
【外装】
・大きな凹みやキズは無く全体的に良い個体だと思います。

・左フロントフェンダーはオーナーさんの不注意でぶつけてしまったそうで、板金塗装されています。
　その関係で、フロントのバンパーエンドのモールが若干傷ついています。(画像参照)

・グリルやエンブレムもきれいな状態で保たれています。

・フロントスポイラーは純正ですが、リアスポイラーはワンオフで作製し両面テープで固定してあります。
　(リアも純正スポイラーはありますがビス止めをする必要があった為、取り付けずに保管されています。)

※全体的にシャキッとした印象の外装です。恐らく過去のオーナーさんも含め大切にされてきた車両だということが伝わってきます。　

【内装】
・ダッシュボード、シート等に目立った傷や劣化も無くとてもきれいな状態です。

・天井も特に汚れた形跡もなくきれいな状態です。

・プッシュ式オートエアコン、純正コンポ等、機能面で不具合はありません。

・ステアリングは擦れがひどい為、気になる方は交換や補修をお願い致します。


※外装同様、内装についても丁寧に扱われてきたのがわかります。


【機関】
・今は少なくなった直列６気筒の１Gエンジンはとてもスムースに回転し、特に異音等もなく快調です。

・ただし、１Gのウィークポイントで少々オイル下がりがあり、始動時のみ多少白煙が出ます。
　(著しいオイル消費は無く、補充するほどではありません。)

・平成28年5月にエアコンのコンプレッサーを交換しましたので問題無いと思います。


【足回り】
・平成28年9月の車検時に、ローター研磨、フロントキャリパーピストン交換を交換し、ブレーキもしっかりと効きます。

・画像の純正アルミがもう１セットあり、夏タイヤもスタッドレスも7分山程度で十分使えます。
　　　


オーナーさんはこのほかにも2台の旧車を所有されており、乗る機会が減ってきた事と、車両整理の為売却されます。

画像の最後にある貴重な予備パーツ等々も差し上げますので、大切にしていただける方にお譲りしたいとの事でした。


車は広島県三原市にあります。


【更新2017．9】
車の状態は特に変わらず好調です。コンディション維持の為、多少走らせますので走行距離が123,000�qになりました。

個人のため諸費用等はかかりませんが、リサイクル料17,640円、及び自動車税の月割り分は別途必要です。

※陸送費、登録に関する費用等は別途必要です。