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トヨタ クラウン スーパーサルーン(MS80)
1975
年式
車検
22年7月
走行
135,000km
備考
4MT エアコン
長さ
4690mm
1690mm
高さ
1440mm
重量
1390kg
排気量
1980cc
取材日2009年2月19日

型式MS80の5代目クラウンです。
先代の「クジラ」では当時ライバル車であったセドリック・グロリアに販売台数で逆転を許したものの、重厚感を強調したデザインが功を奏し、このS80の誕生で巻き返しに成功した歴史を持ちます。 ボディバリエーションは4ドアセダンと2ドアハードトップ、ワゴン・バン、当時では珍しい4ドアピラードハードトップの設定もありました。 

ご紹介のクラウンはMS80のマイナー前の前期型に当たります。 違いはフロントグリルとテールランプで、このグリルのデザインこそがオーナーさんが引かれたポイントのひとつでもあります。
平成15年10月に約90000kmでショップより購入されます。 その後目指すはアメ車の雰囲気とばかりにモディファイを加え、オーナーさんの好むスタイルに仕上げました。 またしっかりメンテを行う事で安心感もプラスした仕様です。

実はオーナーさんの職業は整備士で、作業のほとんどを自らが行っています。 モディファイ箇所を挙げていきます。 まず外装、購入時は黒のボディカラーでしたが、平成18年9月に現在の色にオールペンしました。 色はメルセデスの純正色だそうで、塗装はオーナーさんの手によるものです。 見える範囲は塗装をしたとの事で、大変キレイに仕上がっています。 クリアを厚めに塗ったそうで、ツヤも申し分ない状態です。 以前の塗装をはく離した際にサビなどを板金したそうですが、元々コンディションが良かった事もあり、さして補修箇所はなかったそうです。 ただトランクの溝にはサビが見られました。 その他目立つようなキズやヘコミはありません。 左Rドアにヘコミとまではいかないものの、小さな歪みがあります。 これは塗装の際にボディモールを外した際に現れたそうで、この状態のまま塗装しています。 メッキパーツはサビやクスミがなく輝いていました。

その他外観ではテールランプをワンテールにしています。 これも言わばアメ車風のアレンジです。 ミラーは運転席側にしか装着がありませんが、オリジナルは保管しています。

内装はほぼオリジナルです。 傷みはダッシュのヒビが確認出来ました。 その他ヤレこそ感じるものの傷んでいる箇所は見られません。 シートも表面に破れや大きな汚れのないキレイな状態です。 天井も問題なしです。 タコメーターが追加され、オリジナルのラジオを残すべくオーディオはグローブボックスに備わっています。

機関は好調です。 こちらもオーナーさんの職業柄バッチリと手が入れられています。 
エンジンはセミOHと言った作業を行っています。 元々不具合は感じなかったそうですが、開けてみたかったとの事で、ヘッドをはぐったところ拍子抜けするくらいのキレイな状態で、軽くクリーニングする程度だったそうです。 メタルもキレイだったそうで、交換部品はほとんどありません。 念のため交換したものは、ヘッドガスケット・チャンバーガスケット・オイルパンガスケット、ウォーターポンプも新品交換しています。 点火系はフルトラに変更しています。
マフラーは短めにカットしています。 触媒は残してあります。 

足回りは2cm程度ローダウンしています。 

現在装着のホイールとタイヤは借り物ですので外します。 代わりにお付けするのは純正ホイールとホワイトリボンのタイヤで、写真を載せておきますのでイメージして下さい。

マフラーの形状とワンテールで、この状態では車検は通りません。 マフラーはカットした第2マフラーが保管されていますので、戻すには溶接を要します。 またテールランプは赤い塗装とテープによるものだそうで、こちらはガソリン等で拭けば戻るそうです。 ご希望であれば、それぞれノーマルに戻した状態でお渡しする事は可能です。

エアコンは前後から出るツインエアコンです。 現在はガス抜けの状態で効きません。 オーナーさんはエアコンを使用しませんので、コンプレッサーのベルトも外しています。 

不動箇所はリモコンミラー、オートトランクオープナーで、時計がたまに不動だそうです。

距離は1周して現在の数値との事ですが、車検証の距離とは異なります。 

現オーナーさんにおける修復暦はありません。 塗装をする際に各部を確認したところ過去にもそのような跡はなかったそうです。

ノーマルパーツを含め付属するパーツがあります。
第2マフラー・純正ミラー・バンパーモール・ヘッドライト・デスビキャップ・ポイント・ベアリング・クラッチレリーズOHキット・ブレーキパッド、シュー・クレーガーホイール(タイヤ付)
このうちブレーキはパーツが欠品しているとの事で、お付けするパッドとシューは中古ながら、これをベースに再生してもらう方法を取っているそうです。 またクレーガーのホイールはさほど状態の良いものではないそうです。

リサイクル券(5,630円)と自動車税の月割りはご負担をお願い致します。

オーナーさんがこのクラウンに求めたのはアメ車の雰囲気でした。 特にMS80の型式を持つ5代目には、アメ車を思わせるデザインやパーツが他のモデルに比べて多いそうで、このモデルを選択したのも、この辺りに理由があります。 前述のようにオーナーさん自らメンテとモディファイを行い仕上げました。 内容をしっかり把握されているのは安心なポイントでしょう。 あっけないほど壊れないとオーナーさん、自らエンジンを開けてみて、乗ってみて分かった事だそうです。 構えないで乗れる国産の手軽さは、メンテのしやすさを含め、それらが安心感につながると言ったところでしょう。 実際に横に乗せて頂きましたが、何ら不具合を感じる事なく、当時の乗り味を体感出来ました。 マニュアルでドライブするクラウンと言うのも、また面白い感覚に浸れます。 カットされたマフラーは雰囲気重視でボリュームは控えめ、車高のセッティングも道路の段差を気にせず走れるよう考慮したとの事でした。 アメ車に憧れがあれども不安なく乗りたい、そんな方にアメ車風のアレンジを加えたクラウンと言うのも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

実車は埼玉県さいたま市にあります。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
   
懐かしの8トラを装備。 カセットに変換するアダプターもありました。 ダッシュには3本のヒビが入っています。
   
マフラーはこの長さでカットしています。 トランクのサビ。
  エンジンを開けた際にブロックを塗装しています。
付属するパーツです。 取材を受けた時の写真ですが、交換してお付けするホイールとタイヤはこちらですので参考にして下さい。


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