貴重なベック550スパイダーのご紹介です。

ご存知のようにポルシェ５５０スパイダーのレプリカとして登場したのが今回ご紹介するベック５５０スパイダーです。

ポルシェ５５０スパイダーはジェームスディーンも愛用したことで有名ですよね。

オーナーさんが現車を手に入れたのは平成２６年６月です。

オーナーさんはレース車両の製作やメンテナンスのショップを経営されており、様々な車を所有されてきました。

ベック５５０スパイダーの前にはＲ３５のＧＴＲを所有されていましたが、ほとんど乗ることなく、売却されました。

と言いのも、この車両を見ていただいてもわかりますが、オーナーさんはとてもきれい好きです。もちろんＧＴＲの時も常にきれいな状態を保っておられたそうです。

ただ、乗ると多少でも汚れる　⇒　乗らないと意味がない　⇒　でも乗ると汚れる　⇒　結局乗らない　の繰り返しで車がかわいそうなので売却されたとのことでした。

仕事がらサーキットを走ることが多いので、普段使いの車は至って普通の国産車ですが、何か拘って所有してみたいとの思いからこの車を購入されたそうです。

個人売買で購入されたのち、ご自身の手で気になるところを徹底してメンテナンスされました。

・ブレーキ関係のＯＨ
・ショックの交換
・ステアリングダンパー交換
・ジョイントブーツ交換
・各種オイルシール交換
・ハーネス類の補修
・ワンオフマフラー製作(オーナーさん自らが作製)
・ブローバイ還元装置(車検対策)
・オイルクーラー用電動ファンのサーモスタット新設
・ウォッシャータンク(車検対策)
・ヘッドレスト作製(車検対策)
・ポルシェ５５０スパイダー用のウィンカーレンズ(高価だったそうです。)
・ポルシェ５５０スパイダー用エンジンフードベルト(これだけでも数万円したそうです。)


その他付属品として
・幌一式
・サイドウィンドウ
・触媒付きノーマルマフラー
・オーバーフェンダー(車検対策)
・ポルシェ５５０スパイダー用ジャッキポイント
・ショートストロークショック
・ホイールセンターキャップ
・シャフトブーツ


また、オーナーさんのこだわりとして、車検対策用に様々な工夫をされています。

詳しくは現車確認の際にご自身の目で確認できることですが、オーナーさんの工夫でボルトオンで車検に通る状態にできます。(付属品も含めて)

オーナーさん曰く、どこの陸事にもっていっても全く問題ないとのことでした。

今現在、車の状態は絶好調です。

助手席にて試乗させていただきましたが、非常に軽快で楽しいだけでなく、運転もそれほど気を遣う必要もないそうなので手軽にオープンエアを楽しめる旧車ではないでしょうか。また、しっかりとメンテナンスされていますので直進安定性も良く、気難しい感じは全くありませんでした。

取材当日は１２月ですのでそれなりに気温も低かったのですが、ヒーターも心地いい感じで効きますのでこれからのシーズンでも十分楽しめると思います。

購入後、これまでコツコツと仕上げてきましたが、やはりほとんど乗ることがなく、このまま所有し続けてもほとんど乗らないとのことで今回売却されます。

次に手を入れるとしたら、ボディのすり傷(画像参照)をきれいにしてやればほぼ完ぺきになりますのでその程度でしょうか。

車は山口県山口市にあります。

 

個人のため諸費用等はかかりませんが、自動車税の月割り分及びリサイクル料(9,840円)が別途必要です。

※陸送費、登録に関する費用等は別途必要です。