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ポルシェ911T('73カレラRS仕様)
1973
年式
車検
26年3月
走行
不明(メーター読み:84,272km)
備考
並行車、構造変更済み、2名乗車、3.2Lエンジン換装、5速マニュアルミッション、ETC
長さ
4100mm
1650mm
高さ
1260mm
重量
970kg
排気量
3160cc
取材日2011年12月13日

★ポルシェ911Tについて
1963年に登場した初代911(タイプ901、通称:ナロー)は様々なバリエーションが存在した。
911T/125馬力/5800rpm、18.0kgm/4200rpm
911E/155馬力/6200rpm、19.5kgm/4500rpm
911S/190馬力/6500rpm、20.3kgm/5200rpm('69)
911R/210馬力/8,000rpm、21kgm/6,000rpm
911カレラRS 2.7/210馬力/6,300rpm、26kgm/5,600rpm
1973年、軽量化されたボディに鍛造アルミホイール、大型のエアダムやリアスポイラー(通称:ダックテール)を装備して登場した’73カレラRSはパワーウィンウなどの装備をもつRSツーリング、装備を簡素化して車重を960kgに抑えたRSスポーツ、さらに内外装を徹底してストリップダウンし、足回りをいっそう固めたRSレーシングの3種があった。

■当車について
ベースは一番剛性が高いと言われる911Tをベースに'73カレラRS仕様に仕上げられている。
エンジンは'85年のカレラ用3.2リッターのエンジンに換装、ボディは徹底的に軽量化が図られており車検証では970kgではあるが実際は900kg+αとの事。
換装されたエンジンはノーマルとの事ではあるがノーマルスペックでは最高出力(231PS/5900rpm) 、最大トルク(28.6kgm/4800rpm)、 最高速度(245km/h) がカタログ値であり本家の'73カレラRSを馬力では約20PS上回り、車重では170kg程度軽量化されている。
ちなみに某有名レーサーの試乗インプレッションでは非常にバランスが良いと評価された事もあった模様で「ツインリンクもてぎ」のフルコースでは2分20秒台、筑波サーキットでは1分10秒を切るタイムで走った事もあったそうです。
なお、構造変更済みのため車検はこのままで通ります。

1991年国内登録の中古並行車、現走行距離は82,240km(走行距離はエンジン載せ換えのため参考値)、ガレージ保管、修復歴なし、雨天未使用、禁煙車、5速MT、ETC、エアコンなし、整備記録は前オーナーさんと現オーナーさんのみあり(前オーナーさんは2年間の整備費用合計約185万円、現オーナーさんは前後のブレーキパッド、リアブレーキローター交換とエキゾーストマフラー塗装)、ガラスコーティング施工、オリジナルパーツ類なし。
なお、構造変更済みのため車検はこのままで通ります。

■エクステリア
ボディカラーのホワイトはオールペイントされており、ガラスコーティング施工がされています。
細かい塗装のチップや同じく微細な塗装のクラックがところどころにありますが目立つようなレベルではありません。

オリジナルとの変更点は下記の通り
・'73カレラRS用フロントバンパー(FRP製)
・ 〃 ダックテール(FRP製)
・ 〃 サイドデカール(Carrera)
・ 〃 エンブレム(Carrera RS)
・ビタローニ製ミラー
・アクリル製ウインドウ(フロントガラス以外)
・エンジンフードグリル(黒へ変更)
・フロントウインカー左右ダクト(黒塗装)
・16インチアルミホイール(タイヤはフロント:205/55-16、リア:225/55-16)

フロントバンパーに開口部がありますがダミーでオイルクーラーは装着されていません。
リアバンパーもワンオフのマフラーを納めるために一部カットされており、耐熱シートが貼られています。
トランクフード及びエンジンフードはピン留めされているだけでロックは掛かりません。
軽量のアクリルウインドウは傷つきやすいのが難点ですが傷は殆どありません。

■インテリア
一昔前のグループAカーを彷彿させる車内は天井の内張りを含めカーペット類はすべて剥がされて再塗装されており、リアトレー部分はアルミで補強されています。

【車内の変更点】
・SPARCOのロールゲージ
・MOMOのステアリング
・RECAROのフルバケット(ドライバーズシート)
・RECAROのSR-U(ナビシート)
・Sabeltの4点式シートベルト
・ETC
・ヒューズBOX(配線引き直し)
・ABCペダル
・5速MT(ショートストロークタイプ、915ミッション)
・各種スイッチ類
・プッシュ式スターター(イグニッション)
・KARO調フロアマット

構造変更により2名乗車に変更されています。
ドアガラスがアクリルに変更されているせいか非常に軽く、開閉はワイヤーを引っ張って行います。
スイッチやヒューズ類は集中して配置されていますが時計は動きません。
ガソリンタンクは交換してあるためメーターが作動せず、正確な残量がわらないため携帯用の予備のガスタンクを積むことをお勧めします。
オーディオ類は一切なくエアコンは勿論、クーラーも装着されていません。
ただし、電源用シガーソケットがありますので小型の扇風機を付けることは可能です。

【ボンネットフード内の変更点】
・45Lの安全タンク(ぎりぎりで約50L)
・フロントタワーバー(ワンオフ)
・フロントフードバー(オリジナル)
・バッテリー充電器用ソケット

フロントのフードはピン止め方式のためロックはできません。
開けたままにする場合、ワンオフの軽量のワンタッチタイプのフードバーが役立っています。
スペアタイヤはありませんので必要であれば車内の後部に積む事になります。
バッテリーは換えたばかりとの事ですが充電器と直接繋げるバッテリーチャージ用の充電ソケットを装備しています。

■エンジン・足回り
載せ換えられた85年カレラ用3.2Lエンジンは前オーナー所有時に重整備を施し、直近の2年間で総額185万円ほど掛けています。
(詳細は書ききれませんので見学時にご確認下さい、またエンジン重整備、足まわり整備、全体整備の写真約100枚が記録されている画像もお見せ出来ますし、売却の際は CDにてお渡しします)

一例として
・ハイテンションコード装着
・プラグ交換
・バッテリー交換
・ボディガラスコーティング
・リアブレーキローター交換
・キャブレターOH(ウエーバー)
・K&Nエアーフィルター装着
・各種ホース類、ベルト類交換
・ドライブシャフトOH

以上をエンジン、ミッションを下ろして行っています。

エンジンはノーマルスペックのまま、オイル漏れ等は無く、また油温もあまり上がらないそうです。

・マフラー/ステンレス製ワンオフ
・フロントブレーキ/911ターボ用のドリルドローターとキャリパー(ベンチレーテッド)
・リアブレーキ/ボクスター用キャリパー
・ショック/ビルシュタイン

◆前オーナーさんより一言
900kg台の車重と3.2Lのパワーとトルクのバランスが絶妙で、ダイレクト&クイックなレスポンスが楽しめますし、動力性能も現代の車と比べても決してひけは取りません。
車検もこのままで通りますので十分ナローを堪能出来ると思います。

◆現オーナーさんより一言
他にロータスエリーゼに乗っていますが峠のコーナーでひけを取りません。

屋根付き車庫に保管。

車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。

リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。


更新記事:2012/03/17
車検を更新しました。価格を据え置きとしましたので実質の値引きとなります。この機会にナローポルシェのオーナーに!!


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT

ボディカラーはグランプリホワイトです。
ボディのサイドシル下部に塗装の剥がれが若干見られますが、全体的にきれいな状態です。
ドアミラーの視認性は良くありません。

内装はスパルタンでサーキット仕様です。
張り廻られたロールバーはしっかりとボディパネルに固定、エンジンのパワーに負けないボディ剛性となっています。
メンテナスを容易にするためのヒューズ関係がインパネセンターにあります。

エンジンは’85モデルの3.2L、トランスミッションは5速ミッション、ポルシェシンクロです。
燃料系はウェーバーキャブ、K&Nのエアクリーナー、シリンダーブロックカバーはSと同じレッドです。

タイヤサイズはフロントが205/55ZR16、リアが225/50/ZR16、ホイールは16インチのアルミホイールです。

幸運にも助手席で試乗させていただきました。
公道の走行でしたので激しいものではありませんが、少しアクセルを開放した時に別世界への予兆を見ることができました。
オーナーさんありがとうございました。

   


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エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

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