空冷最後のモデルとなったタイプ993は、空力特性への配慮から特徴的だったフロントフェンダーの形状を大幅に変更し、新世代の登場を強く意識させるモデルとなりました。エンジンは、排気量こそタイプ964と同じ3.6リッターにとどまりましたが、ピストンの軽量化など構成パーツをより洗練し、連続式マルチポイント燃料噴射装置を持ったボッシュM2.10システムをマネージメントに使用するなどして、約10%アップの272PSを実現しています。さらに1996年後期モデルからは、1995年モデルのカレラRSで採用した可変吸気システム“バリオラム”を搭載。最高出力は285PSに向上しました。トランスミッションは6速マニュアルと4速ティプトロニックが用意され、本格的なスポーツドライビングを望む顧客、スポーティーなドライビングフィールを手軽に楽しみたい顧客ともに満足させることができるラインナップ。フロントにマクファーソンストラット、リアにセミトレーリングアームという、それまでのサスペンション形式も改められ、タイプ993ではリアにマルチリンク式を採用。リアヘビーなRRレイアウトの911を、より高速域まで手軽にコントロールできる走りを実現しました。タイプ993は、水冷エンジンを搭載したタイプ996が登場する1997年まで生産が続けられました。
今回ご紹介します車両はポルシェ911カブリオレ・ティプトロニックモデルです。
約5年前に知り合いのショップから購入します。走行距離も少なく、ボデーや幌、インテリアもきれいな状態だったのが購入の決め手だったそうです。
ボデーはオリジナルの状態です。特に気になる傷は見当たりませんでした。幌もよいコンディションを保っています。折りたたむときにつく筋は多少ありますが破れやほつれ等はありません。
清潔感を感じるインテリアもよい状態です。運転席シートはクッションサイドとサイドサポート部に擦れはあるものの全体的にはきれいな状態で、しっかりした印象でした。
計器類、スイッチ類に故障はありません。オーディオはカセット付きオーディオとCDチェンジャーが装備されています。
機関に不具合はありません。
年2回はポルシェ専門ショップに点検に出していらっしゃるそうです。
そのときにオイル、フィルター類は交換されています。
整備の記録がありましたので以下にご紹介します。
【平成8年9月9日】6,073miles
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
【平成10年9月8日】11,008miles
・ブレーキオイル交換
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・左右ステアリングブッシュロッド交換
【平成14年8月2日】14,889 miles
・エンジンオイル交換
・エンジンオイルフィルター交換
・リヤバンパー交換
・ホーンヒューズ交換
【平成14年9月21日:車検整備】14,950miles
・ATデフオイル交換
・ATF交換
・ATフィルター交換
・スパークプラグ交換
・フューエルフィルター交換
・エアコンフィルター交換
・ファンベルト交換(エアコン、オルタネーター)
・ハイフレヤ交換
【平成16年10月2日】17,575miles
・ブレーキオイル交換
・バッテリー交換
オーナーさんはこのカブリオレが4台目、他に73年911Tを所有、売却理由は車庫事情だそうです。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。