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取材日2009年2月12日 |
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今回ご紹介するお車は、硬派なスポーツカーとして知られるポルシェ911GT3の紹介です。 996型カレラを競技車輌のベースにすべく、ポルシェ社によって“チューニング”されており、自然吸気エンジン搭載モデルのトップグレードに位置付けられています。 オーナー様はもともとオートバイに乗られていたそうです。 オーナー様曰く「乗りたいと思う車はポルシェだけだったんです。“どうせ乗るならポルシェ”と決めていました。」とのこと。そして初めて購入されたのがカレラ4だったそうです。 カレラ4は、ティプトロで、物足りなくなり、GT3に乗り換えたそうです。 GT3では、早朝6:00の箱根まで走りにいくそうです。 そこで車を運転することの楽しさを知り、プロドライバー主催のドライビングレッスンをはじめ、走行会やサーキットのスポーツ走行に参加されるなど、スポーツドライビングの世界にのめり込んでいったそうです。 「私のようにこれから技術を身につけていく人間にしても、良い車だと思います。」「ノーマルのままで、普通にサーキットを走りきれる車なんて他に無いでしょうから。」と、オーナー様はGT3を絶賛されていました。 このたび車輌入れ替えの都合により掲載されるそうです。 ◆◆外装◆◆ 車を前に一回りしましたが、大きな傷はもちろん小さな傷も見当たりません。 オーナー様にご指摘いただき、フロントバンパーに飛び石による傷を見つけることができましたが、50,000kmを超える走行距離にもかかわらずボディーは極めて良い状態です。 購入当初はボディーコーティングをされていたそうですが、その後はご自身で水洗いのみされてきたそうです。 しかし完全室内保管ということもあり、コンディションは良好です。 見えないところですが助手席側のサイドスカート内側のボディーを板金修理されています。 サイドスカートのみの交換でも分からなくなってしまうところですが、オーナー様は内側のボディーの状態までこだわられたそうです。また、フロントバンパーとその内側のラジエーターも交換されているそうです。 いずれも発進時に縁石にヒットしてしまったとのことで、大きな衝撃は加わっていないようです。 ◆◆内装◆◆ ストリートパッケージということで、革張りのフルバケットシートが装着されています。 運転席側の使用感は出始めているものの、全く気にならないレベルです。 乗り降りはコツが必要ですが、一度座ってしまうと抜群のホールド性で安心できます。 皮が張られたダッシュボードやETCが埋め込まれたインパネなど、目立った傷も無く綺麗です。 もちろん、カーペットやフロアマットも綺麗な状態です。 バックパネルには、さりげなくGT3のロゴが刻まれています。 外側からでは見え難く、内側から振り向かなければ気が付かない所ですが、こういうこだわりは素敵です。 座席背面には純正オプションのロールバーが装着されています。 純正ということで全く違和感無く装着されていますが、有ると無いとでは安心感が違うでしょう。 そしてこのステンレスの輝きは、ちょうど良いアクセントになっています。 また、アクセルペダルの高さをブレーキペダルと合わせるために、純正ペダルカバーを2枚重ねてあるそうです。 さらにサーキット走行をより安全にする為、運転席には純正6点式シートベルトが装着されています。 運転に関する細かいところにまで気を使われていたのが分かりますね。 ◆◆機関◆◆ エンジンは購入からノントラブルとのことで、唯一の修理はエアマスセンサーの交換だそうです。 これは前期型GT3のお約束のようなもので、35,000km毎に交換が必要となるようです。 特にチューニングしなくとも、充分なエンジンパワーを発揮しているのはさすがポルシェです。 ミッションはリビルド品(保証付き)に交換されています。 交換後5,000km程度の走行ということで、まだ少し渋さがあるようです。 とはいえ、高出力を受け止めるミッションですから、新しいに越したことはありませんよね。 そしてこのミッション交換と同時に、クラッチとフライホイールも新品に交換されています。 フライホイールについては、クラブスポーツ純正のシングルマス・フライホイールに変更されたそうです。 これにより、エンジンの吹け上がりやレスポンスが格段に良くなったそうです。 純正装着されている車高調整機能付きサスペンションは、標準位置から2段上げられています。 標準の車高ではガソリンスタンドすら入れないということで、変更されたそうです。しかし真横から見ても、全く違和感がありません。タイヤがフェンダーに被る標準よりも、程よい空間が大人びて見せているのでしょうか? そしてオーナー様のこだわりで、コーナーウェイトやホイールアライメントを調整されているそうです。 これにより、4輪をしっかりと接地させることで、タイヤのグリップ力を最大に生かすことができます。 レーシングカーではないのに、ここまでされているオーナー様も珍しいのではないでしょうか? また、バッテリーをカレラの純正サイズに交換されています。 普段の使い勝手を考えて、重量よりも容量を選択されてのことでしょう。 ◆◆同乗走行◆◆ オーナー様のご好意により、助手席での同乗走行をさせていただきました。 まずエンジンを始動されましたが、やはりスポーツカーと言える大きなエンジンサウンドが車内に響きます。 そしてエンジンとボディーが直接つながっている様な、小刻みな振動が感じられます。 まるでレーシングカーの様な雰囲気です。 そして重そうなクラッチを繋いで走り出しますが、Uターン時に内輪が空転していることに気が付きました。 レーシングカーにお約束ともいえるこの動作が、ロードカーで起きるとは・・・。もはやスポーツカーの域を超えているのかもしれません。 法定速度内では、やはりバネやダンパーの硬さは否めません。しかし硬さのバランスがよいために、跳ねる様な動きは感じられませんでした。しっかりと路面を捉えている印象です。 それにしても、充分なパワーの出ている自然吸気エンジンはとても気持ちよいですね! 高回転まで継ぎ目のない加速は後ろに吸い込まれるようで、本当に気持ちよいです。 加給気エンジンのように、ドカンと来る怖さが無いのも良いと思います。 街乗りでは利きすぎるぐらいのブレーキが標準で装着されていますが、停車直前の微妙なコントロールも可能な扱いやすさがあるようです。 オーナー様も、「純正のパッドに純正のローターで充分です。」とのこと。 この車、やはり普通のスポーツカーではありませんね! ◆◆レストア・変更点◆◆ 約35,000km エアマスセンサー交換 約45,000km クラッチ・オーバーホール ギアボックス・アッセンブリー交換 クラブスポーツ用シングルマス・フライホイール交換 純正オプション・ロールバー装着 純正オプション・6点式シートベルト装着 純正オプション・アクセルペダル追加装着 大容量バッテリー交換 約46,600km タイヤ交換(アドバンA048) 約48,000km フロントブレーキ・オーバーホール(パッド&ローター交換) その他、走行・給油・整備などの全記録あり。 ◆◆取材を終えて◆◆ “ポルシェは凄いよ”とは良く聞く話です。 その走行性能の高さからそう言われているようですが、まさにその通りでしょう。 「飛び石の傷なんか気にしないですよ。当たり前の傷ですから。」 こう割り切るオーナー様とGT3の組み合わせ、なんだかシックリきますね。 オーナー様も、このGT3も、それぞれのスポーツドライビングを続けて欲しいと思いました。 なお、リサイクル券\14,320の全額負担と、自動車税\66,500の月割り負担をお願いいたします。 保管場所 東京都文京区 |
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以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。 整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。 |
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590万円 |
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