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アウトビアンキ A112 アバルト 1985年式
車検 30年5月 走行 65,569km (メーター読み) 備考 ディーラー車、ウェーバーキャブレター、5速マニュアル、クーラー装備、ETC
長さ 3270mm 1480mm 高さ 1360mm 重量 650kg 排気量 1040cc
取材日2017年9月2日

【アウトビアンキA112アバルトについて】
アウトビアンキA112の量産型のアバルトモデルが誕生したのは1971年9月、この年アウトビアンキ社がフィアット社傘下に入った年でもあります。(A112自体は1969年に登場)
A112 は2年後に登場するFIAT127(X1/4)のパイロットモデルとしての役目を持ち、ジアコーザ式のエンジンマウントを持つ初めてのFFでした。A112 とゆう車名は、開発コードが X1/2 であったことに由来します。A112 は基本構造を維持しつつも、数回のフェイスリフトを行い、1986年まで生産され、以後Y10へと引き継がれました。
A112アバルトのエンジンは当初、982cc/OHV+WEBER32DMTR の組み合わせで58HP/6600rpm、最高速150kmをマークしました。
その後1050ccにボアアップしたエンジンは最終的にストリートバージョンでは同じキャブで70HP/6600rpm、最高速160kmを発するまで進化を遂げました。
最終型に至るまでの A112アバルトは、ボディは別として、エンジンはTORINO CORSOMARCHE 33 にあるアバルト工場でアバルトのメカニックによって1基ずつ組み上げられた物であり、最後のアバルトとして、アバルトの歴史を語る上で欠かせないモデルと言えます。
また、元祖ホットハッチと呼ばれるモデルでもあります。

【ご紹介する車両について】
今回ご紹介します車両は、アウトビアンキA112アバルトです。
現オーナーさんは約2年前に欧州車専門ショップで購入されます。小さなころからアバルトに憧れていたオーナーさん、社会人になって直ぐにアウトビアンキ探しを始めます。
やっとのことで見つけたこの個体、当然のごとく購入となります。

それから約2年、色々と楽しんで来られたのですが諸事情により売却しないといけなくなり、エンスーの杜への掲載依頼となりました。

【ボディ】
ブラックのボディカラー、前オーナーにより全塗装されているようでクリアもあり、きれいな状態でした。ただし、経年より劣化も見られる箇所もあります。燃料フラップ内の塗装の欠け、3角窓下の塗装の浮きなどです。
樹脂パーツ(バンパー、オーバーフェンダー、ボンネットエアスクープなど)は一部白っぽくなっている個所もありますが全体的にはきれいな状態です。
エンブレムなどの欠品はありません。
ヘッドライトはミニ用のハロゲンヘッドライトを交換しています。
ホイールはATSアルミホイール、タイヤサイズは165/60R13です。

【インテリア】
オリジナルのインテリア、きれいな状態です。
シートは全席張替えを行なっています。天井も貼り直しています。
運転席側のウインドウガラスはパワーウインドウ仕様なのですが故障のため、手動式のレギュレターハンドルを後付けし、開閉できるように加工しています。
助手席のパワーウインドウは正常に可動します。
オーディオは社外のCDデッキ、スピーカーは後席側にあったのですが、フロントドアトリムに移動させています。
ハンドルにあるホーンボタンが鳴らなくなったため、ホーンスイッチを追加しています。
クーラーはガス漏れがあったため、リーク箇所を補修し、ガスチャージしています。
クーラーは良く効くそうです。

【機関】
1050ccのOHVエンジンを搭載、ウェーバーキャブにより70HPの出力を発生させます。
トランスミッションは5速のマニュアルです。
エンジンはキーを捻るとすぐに始動、アイドリングも安定していました。
少しアクセルを煽るとキャブの吸気音が心地よく聞こえてきます、いいですね。
そしてロッカーカバーにあるアバルトの文字、堪りません。
エアクリーナーはスポーツエアクリーナー(スプリントフィルター)に変更、燃料ポンプは電磁式にバージョンアップ、プラグコードはシリコン製、オイルキャッチタンクを新設など、色々とモディファイしています。
オルタネーターはフィアットパンダ用に換装しています。

【足回り】
フロントサスペンションはストラット式/コイル、リヤサスペンションは独立懸架式/横置半楕円板ばねです。
ブレーキはフロントがディスクブレーキ、リヤはドラムブレーキ、ステアリングはラック&ピニオン式(パワステではありません)です。
タイヤサイズが165/60R13とノーマルより幅広のため、道路の段差を乗り越える時、たまにリヤホイールアーチとタイヤが擦ることがあるそうです。

【メンテナンス】
現オーナーさんが実施したメンテナンスの内容です。
平成28年2月
エンジンオイル交換
オイルキャッチタンク新設
平成28年5月 車検
・ヘッドライト交換(ミニ用)
・ヘッドライトリレー、ヘッドライトハーネス製作
・オルタネーター交換(パンダ用、中古)
・タイロッドブーツ交換
・ワイパーブレード交換
・エアコンガスチャージ
平成28年9月 一般整備
・リヤエキゾーストマフラーハンガー作成(ボディと干渉防止)
・クラッチリターンスプリング修理
・ボネットチャッチワイヤー修理
・クーラント入れ替え
平成29年7月 一般整備
・エアコンガスチャージ
・リレー交換
上記にないメンテナンスには以下のものがあります。
・バッテリー交換
・リヤライト配線修理
・ETC取り付け
・エンジオイル漏れ修理(オイルシーリング剤注入)

車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます
きれいな塗装です 
イタリアのミニクーパー版ですね 
ホットハッチモデルです 
 
リヤガーニッシュのサソリとアバルトデカール 
 
 
ハロゲンヘッドライト 
 
ボンネットのエアスクープ 
ターンシグナルライトとフォグライト 
 
フロントオーバーフェンダー 
リヤオーバーフェンダー 
ドアミラーはビタローニタイプ 
ルーフアンテナ 
リヤライトLH 
リヤライトRH 
リヤガーニッシュにひび割れあり 
燃料タンクキャップ下の塗装欠け 
3角窓下の塗装の浮き(それほど目立ちません) 
インストルメントパネル 
コンビネーションメーター(VEGLIA製) 
3連メーター(VEGLIA製) 
 
センターの蓋を開けるとCDデッキがあります 
クーラーの吹き出し口 
 
 
運転席シート 
助手席シート 
リヤシート 
天井に垂れはありません 
スパルコ製のABCペダル 
ドアトリム 
エンジンルーム 
 
オイルキャッチタンク 
ウルトラ製のシリコンプラグコード 
電磁式燃料ポンプ 
 
エンジンオイルパン部 
ラッゲージルーム 
 
ジャッキとスペアタイヤ 
ATSのアルミホイール 
フロントサスペンション部 
リヤサスペンション部 
エキゾーストマフラー 
 


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 愛岐オフィス
TEL/090-4853-3008(アサカワ)

またはEメール↓にて
エンスーの杜車両問い合わせ
asakawa-m@msh.biglobe.ne.jp

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