1966年フォードにル・マン24時間レース初優勝をもたらしたGT40MkIIのレプリカです。
一般にGT40のレプリカはマークI(4.2〜5.0L)が多いが、マークII(7Lエンジン)モデルのレプリカは、かなりレアです。
しかもオリジナルと90%のパーツが互換という、現在最もオリジナルに近いレプリカであるSuperfomance社製になります。
Superformance社はカリフォルニアに本社を置くレプリカメーカーで、他のレプリカでよくみられるパイプフレームではなく、
オリジナルとおなじスティールセミモノコックシャシーで作られており、またフォードから「GT40」の商標権を正式に
譲渡されたSafir社公認の(オリジナルと続き番号になる)シャシーナンバーがもらえるそうです。
(ちなみにこの車体のシャシーナンバーはP2252)。
ボディは前述のセミモノコックシャシーに前後のグラスファイバー製カウル(前後ウインドはガラス製)、
ドア(サイドウインドは小窓つきボルト止めアクリル)で構成。右ドアはいわゆる「ガーニーバブル」を備えている。
両側のサイドシルが大きなチューブ状になっており、内部にガソリンタンクを備え両側のフロントフェンダーにある
ガソリン注入口を使用します。
購入時に、ガラスコーティングとフロントの跳ね石対策として透明フィルム貼り付け施行済みです。
エンジンはNASCARレース常勝チームであるRush社製の560馬力を誇るスポーツインジェクションエンジンを搭載。
エンジンルーム内の熱対策として、ヘッダース(いわゆるタコ足)にはセラミックパウダーコーティングを施しており、
ツインでエンジンオイルクーラーも搭載。ラジエターは自動で作動する電動式ファンが付き、このファンは室内の
スイッチでマニュアル作動可能。
トランスミッションは5速でもちろん1速が左手前のレーシングパターン。シフトはオリジナルレーシングカーと同じ
右ハンドル右シフト。シフトレバーは当然オリジナルと同じ右サイドシルにありロッドを介しミッドシップエンジンの
後方のトランスアクスルに連結されているため、ケーブルを用いたものとは違いシフトフィールの曖昧さは無いとの事。
トランスアクスルは通常GT40レプリカにはオリジナルのZFのリビルド品か復刻版が用いられることが多いが、
強大なトルクへの対応がやや不安なZFではなく、イギリスのQuaife社にSuperformanceオーナーたちが依頼し
製作させたQZFトランスアクスルを搭載しているので、安心だそうです。
また、オイルの吹き返し対策として、オイルキャッチタンクも装備しています。
サスペンションはピローボールを使用した前:上下Aアーム、後:上Iアーム+トレーリングアーム下逆Aアームで
これもオリジナル同様。ブレーキは前後Willwood社製軽量型ベンチレーデッドディスク。
ホイールはHalibrandスタイル1ピースアルミでスピナーを用いたセンターロック。よく見られる他車のハブを
流用しアダプターを介したものではなく、ハブそのものがセンターロック形式。
タイヤはイギリスAVON社の公道走行可のスポーツタイヤCR6-ZZのF215/60VR15 R295/50VR15。
タイヤ、ホイールはスペア4本セットあり。
室内関係では、ステアリングホイールは乗り降りの利便性を考慮しキー付の脱着式。
Smith社製多連メーターパネルはセンターにタコ、左端にマイル表示の(トラブルの多いケーブル式ではな
く電子式)スピードメーター。
運転席右側にキルスイッチをマウントしておりバッテリーの放電対策済み。
約1mの車高のためさすがに後方視界は不良だが、助手席の前方のダッシュにリアカメラのモニターを
装備しているため後方確認は容易(またこのカメラは走行中も作動します)。
サイドウインドーは、はめ殺しのためETCも装備。
現在メモリーナビ+レーダー探知機をフロントウインドー右上部に吸盤式アタッチメントで取り付けているため、
電源コードも右フロントピラー内側に目立たぬよう配線しています。
以上、かなりGT40にこだわりのある方でも十二分に満足できる車体に仕上がっています。
サーキット等で、ハードな走行もしていないそうです。
忙しくなかなか乗ってあげることも出来ないので、好きで大切にして頂ける方へお譲りしたいそうです。
実車は佐賀県にあります。
ご希望の方には、拡大した写真をお送りしますので、お申し出下さい。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。