1969年10月の初代モデルから数えて4代目となる「Z32」型フェアレディZが1989年7月に登場します。
キャッチコピーは『スポーツカーに乗ろうと思う』・・・スポーツカー好きな方の心を揺さぶるコピーですね。
エクステリアデザインは、ロングノーズ・ショートデッキから新たにワイド&ローに変更となります。いつまでも沈まないカリフォルニアの太陽に映えるボディデザインを検討したそうです。
ヘッドライトは3代目のパラレルライジングタイプから固定式ヘッドライトになります。
ボディサイズは2450mmのホイールベースを持つ2シーターと、2570mmのホイールベースとなる2by2の2タイプがあります。2シーターはハッチバッククーペとコンバーチブル、2by2はTバールーフ(ノーマルルーフはありません)、2シーターは5MTのみ、2by2は5MT&4ATという組み合わせでした。エンジンは280馬力の3L V6ツインターボと230馬力の3L V6の2種です。
イグニッションキーの材質はチタン、車載ジャッキはアルミニウム製、スペースセーバー式スペアタイヤのホイールもアルミニウム製でした。
メカニズム面においては同時期に発表されたスカイライン(R32型)と同じく電子制御式4WSであるSuper HICASがツインターボモデルに装備されます。
2000年9月に製造終了。
2002年7月の5代目(Z33型)が登場するまで一時的に絶版車となりました。
今回ご紹介する車両はフェアレディZ 300ZXツインターボ Tバールーフモデルです。
現オーナーさんは約16年前に走行距離が50,205kmの個体を購入します。
現在の走行距離が77,980km、年間平均走行距離が1,700km、週末のドライブカーとして楽しんで来られたのですが、車両乗り換えのため「エンスーの杜」への掲載依頼となりました。
【ボディ】
ボディはクリアも残っており、きれいな状態だと思います。購入時にリヤフェンダーアーチの一部に擦りキズがあったため、板金塗装で補修しています。また、フロントバンパー右をご自宅の駐車場に入れるときに擦ったそうで、こちらも補修済みです。
リアスポイラー部は樹脂製のためか、塗装のムラが出てきています。フロントワイパーアームに塗装のハゲがありましたので再塗装してあります。フロント周りには、飛び石により小キズは多少あります。
【インテリア】
きれいな状態です。インパネの割れもありません。運転席シートのサイドサポート部に若干ですが擦れキズがあります。オーディオはナカミチ製に変更、6連装のCDチェンジャーが装備されていました。センターコンソールにあるセンタースピーカーは純正オーディオのみ対応のため、音を出すことはできません。
スイッチ、計器に故障はありません。デジタルの表示パネルもきちっと表示していました。時計は少し遅れることがあるそうです。
【機関】
現在不具合はありません。エンジン始動、アイドリングも異常はありません。
よく見られるパワートランジスターの故障も現在のところないそうです。
【メンテナンス歴】
時期 |
走行距離 |
メンテナンス内容 |
H12/11 |
58,562km |
クラッチの交換(クラッチ滑り) |
H14/10 |
− |
左ドアミラー交換(モーター不良)、オルタネーターベルト交換、パワーステベルト交換 |
H16/10 |
68,896km |
ウォーターポンプ交換、タイミングベルト交換、カムシャフトオイルシール交換 |
H15/5 |
70,764km |
ロッカーカバー交換、パワステオイル漏れ修理 |
H21/5 |
77,029km |
プライマリータイミングチェーン・ベルト交換、クラッチオペレーティングシリンダー交換、ブレーキマスターシリンダーオイル漏れ修理 |
※車検時にエンジンオイル・フィルター交換
【オーナーさんより】
Z32のスタイリングに魅せられ、できるだけオリジナルにこだわって維持してきましたが、他に所有したい車種が出てきたため、この度手放すことにいたしました。
MTを駆使したグランドツーリングをぜひお試しください。
スペアパーツがありますのでご希望の方にお譲りします。
・純正フロントシート左右
・純正アルミホイール×4
・純正フロントバンパーフェイス
マスターキーは1本、サブキーは2本あります。
JDSのキーホルダーをお付けします。
屋根付き車庫に保管。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。
更新記事 2011.09.30
車の入れ替え時期が迫ってきましたので大幅に値下げします。
ぜひ、この機会にフェアレディのオーナーに。