初代シルビアが登場したのは1965年、フェアレディ1500(SP310)のシャシーにR型1.6リッターエンジンを搭載、生産台数はわずか554台でした。
それから10年後の1975年に「ニューシルビア」として登場します。プラットフォームはB210型サニーをベース、エンジンは1800ccのL18型(105ps)が搭載されます。
ここからシルビアの新たな歴史が始まります。
1979年に3代目S110型が登場、この車両は第30回サファリラリーに出場し、グループ4仕様車として総合3位を獲得しました。
1983年に4代目S12型が登場、このモデルはヘッドランプがリトラクタブルとなります。1988年にS13型が登場、歴代シルビアの中で最も販売台数が多いモデルです。グッドデザイン賞、日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞、リヤマルチリンクサスペンションの採用、180(ワンエティ)の呼称など話題豊富なモデルでした。
1993年にS14型が登場、全車3ナンバー枠となります。前期モデルと後期モデルがありました。人気があったのは後期モデルの方です。
1999年にS15型が登場、再び5ナンバー枠に戻ります。エンジンはスペックSのMT専用SR20DE型が160PS、スペックRのSR20DET型は250PS。
しかし2002年8月、平成12年排ガス規制の影響を受け、R34型スカイラインGTRとともに生産が終了となりました。
今回ご紹介する車両は6代目となりますS14型改です。なぜ改なのか・・・実は現オーナーさんはS15型のスペックRに乗っていたのですが、事故でリヤをヒットし、修理することになります。
しかし、S15型に積まれていたSR20DET型エンジンが無傷なため、何とかしたいと思い、ショップの方に相談したら、程度よい(無事故)S14型があるのでそれにエンジンを積み替えたらと言われたことがきっかけとなり、S14改が生まれます。
車検証の型式には「E-S14改」の表示がありますので車検取得に問題ありません。
エンジンの載せ換えが終り、登録したのが平成17年、その当時の車検証をみますと走行距離が66,800kmとあります。現走行距離はメーター上97,711kmとありますので走った距離は30,911km、事故当時の走行距離は約39,000kmだったそうなので、エンジン本体の走行距離は69,911kmです。しかし、あくまでも参考距離としてご判断願います。
改造内容は以下のとおりです。
・S15型よりSR20DET型エンジンを搭載
・S15型より6速マニュアルトランスミッション搭載
・足回りは前後ともカヤバの車高調
・クラッチディスク:NISO製
・LSD:NISO製
・燃料ポンプ:NISO製
・ターボタイマ・ブーストコントローラー付き
・6点式ロールゲージ
・ホイールはボルグレーシング17インチ、フロント7J、リヤ8J
・リヤシート撤去
・リヤカーペットの剥がし
・乗車定員:2名
ボデー関係で気になる個所はありませんでした。サーキット走行はしていないそうです。
計器類はノーマルです。エアコン付きです。
現在パワーステアリングが故障しています。原因はオイル漏れです。
屋根付き車庫に保管、錆びなどは見当たりませんでした。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用は、別途、清算させて頂きます。