［光岡　　ゼロワン］個人売買情報

スーパーセブンを日本でリメイクした、ゼロワンのご紹介です。

オーナー様はもともとバイクにお乗りで、ワインディングをツーリングしているときに見かけたケーターハムに憧れていました。
しかし、維持費やメンテナンスの問題を気にされてなかなか購入する決心が付かなかったそうです。
そんな時に出会ったのが、このゼロワンでした。
国産であるために壊れ難く、メンテナンスなどの手間を心配せずに乗れることに大きな魅力を感じたそうです。
ところが・・・ゼロワンの購入を決めたときには、既に生産が終了してしまっていたのです。
そこでオーナー様は状態の良さを条件に中古市場を探し、１年落ちで走行7,700kmという良い車体を購入されました。

購入から9年間での走行距離は、たったの5,000kmです。
主に都内のドライブぐらいで遠乗りはされていないそうですが、その少ない走行時間でもこの車の楽しさを実感されたとのこと。
ゆっくり近場を流すだけでも楽しめるのが、この手の車の良いところですね。
しかし、最近ではお仕事がとても忙しくなり、ほとんど乗ることができないそうです。
このままガレージに置いておくだけではもったいないため、次のオーナー様を探されています。

◆◆外装◆◆
パイプフレームにアルミ合金の板を被せたボディは、スーパーセブンと同様の作りです。
ボディから飛び出した足回りも、構造は同じですね。
しかし、よく見れば細かいディテールは異なっていて、違いを主張しています。
特にこのフロントマスクは独特の作り込みがされており、こちらを好まれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

全体に傷は見当たらず、塗装面もアルミ地の表面もとても綺麗な状態を保っています。
ノーマルとの相違点として、フロントタイヤからの跳ね石を防ぐ防護用のウィンドウを追加されています。
また、幌は保管しているものの縮んでいるために装着出来ないそうです。

◆◆内装◆◆
ヘッドレスト部分まで一体のフルバケットシートが納まり、外装同様にスパルタンな作りとなっています。
しかし、スーパーセブンに比べてわずかに広い足元や、カーペットが貼られているところなどに違いが見受けられます。
スイッチ類は表示が分かりやすく、なぜか安心感を持ちますね。
また、センタートンネルは力をかけても変形しない、しっかりとした作りになっているようです。

こちらは全てノーマル状態を保たれており、走行距離の少なさもあって使用感はほとんどありません。
サイドスクリーンも使用感が少ない綺麗なもので、トランク部分にすっぽりと納められていました。

◆◆機関◆◆
ロードスターのエンジン＆ミッションがそっくり搭載されており、信頼度は抜群です。
実際にオーナー様が所有されている9年間で、トラブルは一切無かったそうです。
エンジンはチューニングをせずにノーマルのまま維持されていますので、まだまだこれからが美味しいところでしょう。

ゼロワンとスーパーセブンの違いとして、足回りのレイアウトが上げられます。
本家や他のニア・セブンが後輪リジットサスペンションであるのに対して、豪華なダブルウィッシュボーンを用いた左右独立懸架式のサスペンションとなっていることです。
多少の重量増はありますが、路面をしっかりと捉えるためには素晴らしいこだわりです。

◆◆同乗走行◆◆
オーナー様のご好意により、助手席での同乗走行をさせていただきました。
後方からの排気音は静かで、住宅街でも気になりません。
エンジンからのメカニカルノイズも少なく、拍子抜けするほどに普通の車である印象です。
そして、その印象は走行中にも同じことが感じられます。
足回りが柔らかく突き上げも少ないために、快適性はなかなかのものです。
スーパーセブンと比べて、いくらか万人受けするように扱いやすいセッティングなのでしょうか。
逆を言えば、攻め込んだ走りをする場合には少し締め上げても良いかなと感じました。

◆◆取材を終えて◆◆
ノーマル状態で、とても良いコンディションを保たれているゼロワンです。
基本的に壊れ難く、チューニングも安価に行なえるところがポイントでしょう。
スーパーセブンよりもハードルが低いため、多くの人にお勧めできるお車でした。

現在も使用されているため、走行距離が若干伸びることがあります。
なお、リサイクル券\6,350の全額負担と、自動車税\39,500の月割り負担をお願いいたします。

保管場所　東京都