今回ご紹介の車（概要）

ミニマルコスGT 1960年代にマルコス社から、アイルランドのダブリンでノックダウン製産が許可され50台作られ、その内残っている希少な1台になります。1967年4月ノーザンアイランドのベルファーストで登録されました。
ロンドンに来てからは、

クラッチマスター
クラッチスリーブシリンダー
ガソリンタンク
センサーユニット
ニュータイヤ（チューブレス）５本

以上は全て新品パーツにて交換されております。

その他にも

SUキャブのオーバーホール。

メータやスイッチなどの電装関係の正常作動確認。

イギリスの車検証、ヒストリーの生類書類もあり。

予備検３年付き　登録に２０万前後の費用が掛かります。

以上がオーナー様からの概要になりますが、下記は私個人の主観になります。

 

◆◆外装◆◆
まずは綺麗なイエローのボディカラーと独特なスタイリングで非常に目を惹かれます。グラスファイバー製のモノコックボディはイギリスのバックヤードビルダーであるマーコス社の手作り感満載です。流石に半世紀ほど経ったボディはひび割れや修正跡など、それなりのヤレ感が否めませんが、年数を考えると十分に良い状態だと思います。綺麗にレストアするも良し、このままでも良しと言った感じです。余談ですがもし私だったら草レース的なイベント等で使いたいのでボディは補強程度で足回りやエンジンに手を入れるかと思います。

◆◆内装◆◆
シートはフルバケットタイプ2脚で綺麗な状 態です。赤のシートとイエローのボディ、ロールバーとも相まってレーシーな雰囲気がとても良い感じです。内装も外装同様に年式によるネガの部分も多々ありますが、欠品や不動パーツも無く大きな欠点も見当たりませんでした。

◆◆機関◆◆
エンジンはキャブのオーバーホールもあってか始動も良く吹け上がり等も問題ありません。下廻りや足回りは目視ですと年式相応な感じでしたので、一度手を入れると良いかも知れません。一部パーツを除き、機関はミニのパーツを使っている為に部品で困る事は無いと思います。

◆◆備考◆◆
個体の希少価値がある車両です。程度などが選べる車両ではありませんので、ミニマルコスMK-1GTを探している方は手に入れられる数少ない機会なのかなと思いま す。

車は埼玉県、八潮市にございます。