名門ロータスが放つ正統派ライトウェイトスポーツのエリーゼです。
画期的とも言えるアルミ製シャーシとFRPボディの組合せは超軽量な仕上がりを見せ、結果大変に魅力的なハンドリングをもたらし好評を得ます。
誕生以来バリエーションを拡大していくエリーゼの中にあって、高出力VVC付きのローバー18Kユニットを搭載するのが、今回ご紹介するフェイズIIの111Sです。
内外装とも何ら問題なくキレイなコンディションです。 とにかくクルマを大事に扱うオーナーさんですので、その辺りがしっかり反映されているのが見て取れます。
FRPの外装に大きなキズやクラックなど傷みは見られません。 塗装の状態も良好です。
トップもしっかりしており、着脱も問題ありません。
保管は完全屋内です。 現オーナーさんは雨天未使用です。
内装もしかり、シートを始め傷みやヤレは見受けられませんでした。 ステアリングも擦れはありません。 構造上高いサイドシルのカバーを乗降時に傷つけしましがちで、こちらのエリーゼも購入時はご多分に漏れずキズが付いていたそうですが、それを嫌ったオーナーさんが両サイドを新品にて張替えています。 他がキレイでも目立ってしまう部分だけに特筆すべきポイントです。
エンジンはオリジナルスペックですが、吸排気系はモディファイが加わっています。
マフラーはTMR製、エアクリーナーはitgが備わっています。
これまでトラブルはなし、好調を維持しています。
保管されている記録簿は新車のものから3枚あります。
これまで事故・修復はありません。 過去にもないと聞いています。
エアコンも問題ありません。
ETCはこのままお付け致します。
取説とキーはリモコンと合わせ2セットあります。
リサイクル券(9910円)と自動車税の月割りは清算をお願い致します。
以前はエクシージを所有していたオーナーさん、それに代わり大排気量のスポーツカーを手にしたものの、やはりライトウェイトの感覚が忘れられず、改めて購入したのがこちらの111です。 以前のエクシージは走りに振ったコンセプト、サーキットなどではその高いパフォーマンスが示されますが、乗り比べれば街中をメインとすればトルクがあって乗りやすいこちらが向いているとの事でした。 エクシージにはトヨタ製のエンジンが載せられていましたが、111はKシリーズ、エンジン単体での重量としてはこちらが軽く、軽快感としてそれは乗り味にも影響しているのが体感できるそうです。 全体の走りの感覚として、軽量で俊敏な走りを望むのであれば、こちらの111は適したモデルであるとオーナーさんのコメントから推し量れました。 実際に撮影場所まで乗せて頂きました。 高いサイドシルをまたいで乗り込む車内は非常にタイトです。 それでもライトウェイトを好むオーナーさんにとってはこれも重要なファクターのようです。 マフラーからのサウンドも軽快な印象、軽量がもたらすハンドリングによる軽快な走りは街中でも十分に感じ取れるものでした。 パワーよりもシャーシを優先するロータスの原点を現代風に感じたい方に、是非味わって頂きたいモデルです。
実車は埼玉県日高市にあります。