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ロータス  ヨーロッパ
1973
年式
車検
23年2月
走行
21,158マイル(不明扱い)
備考
中古並行車  右ハンドル  4速MT  グリーン  改造あり
長さ
4000mm
1640mm
高さ
1080mm
重量
730kg
排気量
1590cc
取材日2010年6月22日
現在も根強い人気を誇る、ロータス・ヨーロッパ・スペシャルのご紹介です。

20代のとき初めての車にスーパーセブンを選択されたオーナーは、元々バイクがお好きで“車に乗るならばライトウェイトスポーツ”ということを心に決められています。
いきなりスーパーセブンから入られたほどですから、そのエンスー度合いが分かりますね。
その後、お住まいを替えられる都合でセブンを手放し、6年前にこのヨーロッパを購入されました。
オーナー様はスーパーカー世代にあたるそうで、「まずは手の届くところから乗ってみよう」ということ購入のきっかけとのこと。
峠やサーキットを攻める様な使い方はせず、週末に息抜きのドライブを楽しまれているそうで、ミッドシップらしい機敏な動きは楽しく軽快感にあふれているそうです。

これまで専門のショップで「もう一台かえるほど」の費用をかけて、仕上げてこられました。
しかし、痛みが出始めた外装やフレームの再塗装等、手を入れようとするとかなりのレストアになってしまうため、時間と費用の点で、なかなかタイミングが見つけられないそうです。
いずれは全塗装などのプランを予定しているそうですが、その前に良い方が見つかればお譲りしたいとのことで、掲載に至りました。
ボディー色、スパイダーフレーム、ラジエーターレイアウト、ホイール+タイヤ等個性的な車体ですが、カスタムの嗜好が合う方を探されています。

◆◆外装◆◆
薄く平べったいスタイルはサーキットの狼でお馴染みですね。
あのマンガでヨーロッパを知り、憧れた男性は数多いことでしょう。
もちろん、女性が乗っても格好良く映えるスタイリングだと思います。

明るいグリーンの塗装は純正色ではありませんが、エランなどに使われたグリーンにも似た鮮やかな美しい色です。
外観の大きな特徴は、ラジエーターが、ミッドシップのレーシングカーによく見られるセンターレイアウトに変更されている為、フロントボンネットが上方にラジエーターからのエアー排出孔がある社外品(バンクス社製)に交換されていることです。
ホイールはワタナベ(ガンメタ)、タイヤは前後ともADVANのSタイヤが装着されています。
タイヤの扁平率やサスのセッティングにより最低地上高はノーマルより更に下がっている為、下回りのヒットには要注意とのこと。
塗装の状態は全体に艶があって風景の写り込みも綺麗ですが、リアのエンブレムの中央とその他曲面のきつい部分にクラックが出ています。
FRPボディゆえの辛いところですが、次のオーナー様が好みに合わせて仕上げられるのも良いでしょう。

◆◆内装◆◆
車体が低いため、覗き込むように車内を見てみます。
高く厚いサイドシルやセンタートンネルに対し、シートは目一杯低められています。
それでもルーフがかなり低いため、乗車時の頭上に余裕はなさそうです。
そして、前方にはメーターやスイッチの類がシンプルに整然と並べられており、いかにもスポーツカーというような作りですね。
また、内側にオフセットしているとはいえ、ミッドシップらしく足元の空間は広めにありました。

各部のコンディションを見てみると、カーペットやルーフは年式以上に綺麗で良い状態です。
ダッシュボードに割れはないものの、ウッドパネルにはクリア塗装の割れが広がっています。
ステアリング(マウントニー)と運転席のシートが社外品に交換されていますが、ノーマルの助手席とともに痛みは少なめでした。
また、ノーマルのルームミラーでは何も見えないため、社外品に交換されています。
(写真に写っているETCは取り外す予定です。)

◆◆機関◆◆
オーナー様が手にされたとき、電気系、水周り、オイル周り等様々なマイナートラブルがあったそうです。
それらをこの6年の間にコツコツと直し、使い勝手が良いようにチューニングされています。
現在ではほとんどのトラブルを解消し、故障など気にせず乗り回せるところまで仕上がっているとのこと。
エンジン自体に大きなトラブルはなく「当たりの固体では」とのことです。
チューニングの方向はスピード重視ではなく、あくまでも普段の扱いやすさと耐久性の向上を求めています。
今後のメンテナンスメニューとしては、クラッチにジャダーが出てきている為そろそろ交換時期とのことです。
★主な変更点
・ スパイダー社製フルフレーム
・ フロントチューブラーアーム
・ リアウィッシュボーンアーム
・ 強化ショック&コイル
・ スタビライザーショート加工
・ ホイール(ワタナベ)
・ タイヤ(ADVAN 032+048)
・ ステアリング(マウントニー)
・ ラヂエーターのセンターマウント(バンクス社ボンネット+ARC製)
・ ドライサンプ(オイルタンクは右側ガスタンクを外して設置)
・ CDI点火(フルトラタイプ)
・ ワンオフエキゾースト
・ ブレーキマスターバッグ取り外し
・ ホール&スリット加工フロントブレーキローター
・ 水周り(SAMCOシリコンホース)
・ オイル周り(圧のかかる場所EARLSステンメッシュ)
・ ヘッドカバー(赤の縮み塗装)

◆◆同乗走行◆◆
オーナー様のご好意により、助手席での同乗走行をさせていただきました。

座面がかなり低くドア開口部も狭いため、乗り降りはコツが必要です。
まずはお尻を滑り込ませ、頑丈にできているサイドシルに手を着きながら足を最後に入れ込みます。
乗り込んでしまえば車内は意外に広く、やはり狭い頭上空間以外では余裕がありました。

キャブレターですから始動時に簡単な儀式は必要ですが、慣れていればエンジンはすぐに始動します。
CDI点火の力強い拭け上がりは運転が楽になったそうで、アイドリング並みの低回転も常用できてしまいます。
それでいて上まで軽く回りますから、なかなか良いですね。
強化された足回りは思ったよりも柔らかく、車の前部が軽いためポンポンッと跳ねることはあるもののゴツゴツした感じはほとんどありません。
ミッドシップらしいクイックな動きは気持ちよく、街を流すスピードでも十分に楽しめました。

◆◆取材を終えて◆◆
各部にしっかりと手が入れられており、どんどん走らせたいヨーロッパでした。
スポーツカーは、やはり走らせて楽しまなければ勿体無いですからね。
オーナー様が気にされていた外装はそれほどの痛みでもなく、次のオーナー様の好みに合わせて手を入れるのも良いのではないでしょうか?

現在も使用されているため、走行距離が若干伸びることがあります。
なお、リサイクル券\10,420の全額負担と、自動車税\43,450の月割り負担をお願いいたします。

保管場所 東京都

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
  有名なスーパーカーの一台です。
  低いシルエットは、まさに地を這う状態です。
  ライトウェイトのロータスは、走らせると開発者の意図が見えてきます。
メインテナンスされたエンジン 当時は、キャブレターの音に痺れていました
CDI点火強化 強化フレーム
低いシート位置  
写真では分りずらいです。クリア塗装の剥がれ!  
左側 右側
リアから、強化フレーム 右フロント
オーバート対策 右リア
   


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