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ホンダ Z 360 1973 年式
車検 2020年1月 走行 65,200km 備考 複数オーナー 4MT ヒーター
長さ 2990mm 1290mm 高さ 1340mm 重量 480kg 排気量 350cc
取材日2015年3月11日

「水中メガネ」の愛称で親しまれた初代ホンダZです。
N360をベースとしたクーペモデルで、高回転型エンジンにFFの組合せはN同様、個性豊かなデザインから軽自動車初のスペシャルティモデルとしての位置づけでありましょう。

デビュー当初は空冷エンジンであったものも、こちらの73年式はすでに水冷になり、ボディもBピラーのないハードトップの呼称を持ちます。グレードは定かではありませんが、4速ではありますのでGSSではないようです。

オーナー歴はおそらく3代目であろうとの事です。初代は女性オーナーと聞いており、前オーナーから直接譲り受けました。特徴はレストアの履歴を持たない未再生の状態にあります。内外装はそのままに機関には手を加えていますので、その内容を挙げてみます。

 リーフスプリングブッシュ新調(H26.10)
 ガソリンホースの新調
ダイナモのオーバーホール
点火系のセミトラ化
ラジエターホース新調(H26.1)
ブレーキシリンダー(リア)新調
サーモスタット交換
バッテリー交換
クラッチ交換(張替)(H25.10)
スピードメーターケーブル(ワンオフ制作)(H25.4)
ドライブシャフト(右)交換
ブレーキ分解・整備(前後)
ウォッシャータンク新調
ブローバイホース増設
ヒートパイプ修理
キャブレター分解・洗浄・調整
ペダルゴム新調
エンブレム(新品)

現在エンジンは好調を維持しており、問題は認めていないそうです。点火系はセミトラにして安定したそうで、始動、アイドリングとも問題ない状態です。

外観は前述のように手を加えていないため、経年によるヤレがそのままです。塗装も部分的に補修の跡が見られるものの、オリジナルのままと聞いています。小キズやモール類の傷み、左サイドシルの小さな穴、塗装の傷みなど傷み伴いますが、オリジナルを重視し、この辺りは手をつけていません。ただ、サビや腐りは大きなものはさほど見られないため、ボディ自体はしっかりしていると言う認識です。

内装を見ますとこちらも全体的にヤレを感じますが、シートを見ても破れはない辺りは、オリジナルをいまだ状態を保っていると言っていいでしょう。フロアもカーペットをめくってみたところでは腐りは認めませんでした。内張り、天井の剥がれも見られません。ダッシュも問題なしです。ハンドルもオリジナルならがも、こちらはヒビ、割れが確認できました。

距離は一時スピードメーターワイヤーが切れていた時期がありますので、参考値として下さい。

事故歴は現オーナーさんではないそうです。過去は不明です。

取説があります。
フロントバンパー、キャブ、ホイール1本がありますのでお付け致します。

自動車税の月割りはご負担をお願い致します。

以前はビートに乗っていた経験をお持ちのオーナーさん、高回転でパワーを出す特性のホンダならではの趣向、それはこのZからそのルーツを垣間みるかのごとく、通ずるところがあるようです。そもそも軽自動車と言えば日本車として得意とするカテゴリー、その原点を知りたいとの思いから360ccを望んでいたところ、以前から気になっていたこちらのZに巡り会いました。見ればノンレストアのオリジナルを保っている状態、当地にずっとあるのを示すシングルナンバーに惹かれ購入を決めたものでした。ただ、しばらく動かしていない状況であったようで、オリジナルとは言え決して完全な状態とは呼べず、外観は気にしないながらも、そこは保管が目的ではない事から、しっかり走れるようにと手を入れていった結果の現在のコンディションです。それでもなるべくオリジナルは崩さないようにを心がけており、そこはオーナーさんの趣向に見合った状態になったと言えましょう。以降は常に動かしている状況で、その使い方も専ら走りを楽しみに行くのだそうです。コンディションを確かめるべく近場を走らせて頂きました。オーナーさんの言葉通り、エンジンは独特な音を伴いとにかくよく回ります。まるで低速を無視するかのごとく、回す程にパワーが付いてくる感覚は現代でも流れに乗り遅れるような事はありません。ワインディングでも力強さを感じるとの事ですので、ホンダ車ならではの走りはしっかり楽しめると言ったところでしょう。ノンレストアですので決してピカピカではありませんが、オリジナル故のヤレ具合と高回転型エンジンをしっかり楽しめるコンディション、オーナーさんとその趣向をともにする方は一考されてみてはいかがでしょうか。

実車は群馬県安中市にあります。


【更新 2019年1月】
走行は68122qになっています。
車検は継続しており、2020年1月まであります。



以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます
  後部座席内張りにはいまだビニールがついたままです。
  タイヤサイズは前後とも145/SR10
この辺りは色が違うため、部分的には補修を加えているようです。  
水冷36psを高回転で発生するスペック。 スペアタイヤはありませんでしたが、別にホイールが1本ありますので、おそらくそちらがそれであろうと思われます。
セミトラ化により始動も楽で安定したそう。  
 
   


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