［ホンダビート］個人売買情報

1991年5月に登場した軽自動車初のミドシップスポーツカーのビートは、当時世界最小のミドシップスポーツカーとして登場しました。ボデーサイズ、エンジン容量共に軽規格内に収められていましたが、手を抜くことなく、すべてにわたって本格的な造り込みが行われました。

フロントシート背後に横置きされたエンジンはトゥデイ用直列3気筒をベースに、純スポーツカーユニットへとモディファイしたものです。
ノーマルアスピレーション、しかもSOHCながら3連スロットルなどでチューンされ、ライバル車は過給機の助けなくしては成し得なかった64PSのハイパワーを発揮すると共に、ボデーはホイールベースを長めに取ることにより直進安定性を確保、また高い剛性シャシーにより走行の安定性も実現しました。

フルオープンのボデーは、スタイリッシュで魅力的なスタイリングが与えられています。
世界的に見て希少なマイクロエキゾティックカーとして、一部のファンには絶大な支援を受けました。しかし、一般受けはしなく営業的に苦戦を強いられたようです。

それでも6年間で約3万台強が販売され、既に絶版車となっていますが今も根強い人気があり、全国に数え切れないオーナーズクラブがあります。

最近、めっきり見る機会が減ってきているのは残念ですがホンダのS600、S800の流れをくむライトウェイトカーとして今後も生き残ってほしい一台です。

現オーナーさんは約6年前に購入します。普段の足は別にあるのですが、休日だけの楽しみでは車の調子を維持できませんのでたまに通勤などに使用しているそうです。

購入したときにスピードメーターケーブルが切れていましたので走行距離は不明だそうです。
また、車両フロント部分に修理歴（フロントバンパー、ヘッドランプなどを交換）があります。
この修理は現オーナーさん以前の内容なので詳細は分からないそうです。エアコンはガス漏れのため作動しません。ガスを充填しても直ぐに抜けてしまうそうです。

ボデーは年式相応だと思います。リヤバンパー左に引っかき傷とタッチアップペイントの跡がみられました。塗装のクリアが剥がれている個所もあります。
幌の破れはありません。幌のリヤウインドウは「ポリカーボネイト」に変更してあります。
フロントドア右上部に雨漏れがあったのでウェザストリップを交換すると共にゴムを使って雨の軌道を変えたそうです。ほぼ雨漏りはなくなったそうです。

インテリアも年式相応だと思いました。ドライバーズシートに破れが2個所ありました。
コンビネーションメーターのオドメーター故障のためメーターのOHと照明用ランプを交換したそうです。

エンジン、トランスミッション本体の機関に不具合はありませんが、燃料ポンプ系にコンピューターの制御不良があります。イグニッションキーをONにすると燃料ポンプがカチカチと作動し、一定の時間が経つと切れるようになっているので現状は切れずに作動しっぱなしだそうです。エンジンが掛かると通常の作動と戻ります。（コンデンサー交換、基盤補修をしたのですが完治できなかったそうです）
サスペンションのショックは社外品が付いています。

以下のメンテナンスを実施しています。
・エンジンコントロールコンピューター内の基盤にあるコンデンサーの液漏れ⇒修理
・メインリレー交換
・エンジンロッカーアームの交換
・エンジンカムシャフトの交換（ノーマルのカムシャフト）
・ディストリビューター対策品に交換
・シリンダーセンサーの交換
・ウォーターポンプの交換
・HKSリミッターカット取り付け（購入前から付いていました）

車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。