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日野ルノー デラックス
1962
年式
車検
26年5月
走行
89,428km
備考
レストア車両、3速MT、ヒーター
長さ
3670mm
1450mm
高さ
1440mm
重量
660kg
排気量
748cc
取材日2012年12月10日

★日野ルノー デラックスに関して
1946年に誕生したルノー4CVは、1953年に日野自動車との技術提携によって日野ルノーとして登場した。
当初は組み立て生産からスタートし、4年後には100%国産化された。
リアに縦置された直列4気筒、OHVエンジンはシングルキャブレターにより、748ccの排気量から最高出力(21PS/4000rpm)、最大トルク(5.0kgm/1800rpm) を発揮し、左上がリバースの3速MTで駆動方式はRRであった。
デラックスの装備は下記の通り
・リボンタイヤ
・フロントの右フェンダー上のバックミラー
・ガラスは全て熱線吸収の色ガラス
・リアエプロン上のバックライト
・ホワイトマット
・ドアの内張が2色
・ヒーター
・渦巻き式のホーン

■当車について
2010年4月購入、オーナー歴不明、レストア車両、取説・マニュアル関連あり、禁煙車、雨天時は使用せず整備記録は現オーナー時のみあり、シャッター付き 屋内ガレージ保管、事故歴・修復歴なし、3速MT、AMラジオ、ETC、映画「ALLWAYS 3丁目の夕日 '64」出演、

■エクステリア
ボディカラーはモスグリーンで、当時のカタログのカラーのダークグリーンよりは多少明るめに見えます。
オールペイントの際に塗り直されているようで、状態としては良好ですが、右のヘッドライト周辺に塗装の荒れ、右フロントドア下部に塗装の割れがあります。
メッキも比較的良好ですが、部分的に錆があります。
タイヤはデラックス仕様のリボンタイヤではありませんが、ミシュランのスタッドレスが装着されており、9分山以上あります。

■インテリア
車内も綺麗にレストアされています。
シートとドア部分の元色は不明ですが、ボディカラーに合わせたコーディネイトがされています。
ステアリングはオリジナルですがクラックが入ってしまっているため革紐のようなもので補強されています。
折れてしまうのでは無いかと思う程細いシフトレバーは、左上がリバースのH型のシフトで、1速がノンシンクロで2、3速にシンクロがついています。
シートベルトは装着されていませんので運転の際は注意する必要があります。
開口部の広いフロントのトランクにはスペアタイヤを外すとボストンバック2〜3個程度は入る容量があります。
なおスペアであるオリジナルのリボンタイヤのリムの色が元のボディカラーのようです。

■エンジン・足回り
オリジナルとの相違点はバッテリーが12Vに、ハイテンションコード、オルタネーターに変更されているところですが、アイドリングはスムーズで吹け上がりも良好です。
クランク掛け用の穴もありますので、専用のクランク棒があればエンジンを掛ける事が出来るそうです。
燃料は有鉛の表示のステッカーが貼ってありますがハイオクを入れているそうです。
走行距離は89,428kmですが確証が無いため参考値です。
またすでにこの状態で購入したため、レストアの詳しい内容等は判らないそうです。

なお、整備記録は現オーナー時しかありませんが
直近の2012年4月/89,373km時の車検では約25万円程掛けて下記の整備を行っています。
・左右リアは部周り分解、ベアリング交換
・リアホイールシリンダーホーニングOH
・ブレーキフルード交換
・サイドブレーキ、ドラムブレーキ調整
・グリスアップ(15箇所)
・エンジンオイル&ミッションオイル交換
・冷却水交換
・リアブレーキライニング張り替え

■オーナーさんより一言
他の車を探していたところ、とある車屋さんでこの車を見つけ、そのユニークなスタイルと走りに惚れ込んでしまいました。
この車で色々なイベントに行くと年輩の方から良く声を掛けられます。
「ALLWAYS 三丁目の夕日 '64」にもほんの僅かですが登場しており、
その関係でオリンピックのエンブレムも付けています(笑)
購入して2年足らずですが他に欲しい車があるため、手放す事にしました。

■エンスーの杜取材担当者の私情インプレ
当時のカタログを見ると、燃費は20km/L、1日の維持費は226円と記載されており、現代の車事情にもマッチするエコカーだった事を伺わせます。ボディの大型化、重量増、大馬力化の昨今の車達に相反する、コンパクト、軽量、低馬力の日野ルノー。
スローライフを楽しみたい方にはお勧めの逸車です。

■お問い合わせに際して
・車両は神奈川県横浜市にあります。
・記事内容はオーナーさんのコメントをもとに作成したものですので、整備記録の有無、修復歴、関連書類などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
・記述している状態等のコメントもあくまで取材時の状況及び取材担当者の主観によるものですので、月日が経過して写真や記事との相違があったり、ご自身の主観との差異が生ずる場合があります。
・掲載車両に関してのご質問や現車確認のお申込はこのページの一番下よりご連絡下さい。なお現車確認はあくまで購入を前提とした上でお願い致します。

■購入される場合
・車両代金のみ 
・自動車税未経過分やリサイクル料の請求はしません。
※個人売買のため、支払いは現金一括で現状渡しのノークレームとなります。

 SOLD OUT
1 2
内外装はレストア済み ボディカラーはモスグリーン
3 4
ホイールはブラックアウトされている ウインカーはリアクオーターのピラーのだけ
5 6
放熱性を考慮したスリット 1964年の東京オリンピックのエンブレムを装着
7 8
HinoとRENAULTのロゴ入りエンブレム 塗装の荒れ
9 10
独特な形状のボンネット アンテナは手で引き出す
11 12
ルーフの状態も良い ホイールは星型のボルトで脱着する
13 14
傷やへこみは無い エンジンルーム用のエアーインテーク
15 16
バックライトが左右に付く ラジエーター用の冷却水はここから入れる
17 18
フロントのサスはダブルウイッシュボーン 右のサイドステップには錆がある
19 20
リアのオイルパンとミッション周辺 マフラーには錆がある
21 22
ぶつからないように設計されたドア 車内もレストアされている
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メーターの数字や文字は手塗りの模様 弁当箱のようなヒーターを装備
25 26
補強されたステアリング 天井の垂れは無い
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前後にスライドするリアウインドウ 比較的余裕のあるリアシート
29 30
状態は良好 開口部が広いトランク
31 32
オリジナルのリボンタイヤは劣化している 非力だが良く回るエンジン
33 34
ハイテンションコード、バッテリーは12Vに変更 お付けするマニュアル、パーツ類
35
「ALLWAYS 3丁目の夕日 '64」の撮影時の資料とノベルティ 再生ボタンをクリックするとこの車の動画がご欄になれます。


この車両のお問い合わせは

エンスーの杜 神奈川
TEL/080−4377-0093 真板(マイタ)まで

またはEメール↓にて
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