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ジネッタ   G15
1967
年式
車検
21年11月
走行
不明(メーター20,110km)
備考
並行車  右ハンドル  4速MT  赤色  国内1オーナー  サンルーフ  ヒーター  ETC  レストア  改造
長さ
3720mm
1440mm
高さ
1100mm
重量
600kg
排気量
875cc
取材日2009年11月28日
国内では大変希少な、ジネッタG15をご紹介いたします。

子供の頃にミニカーやスロットカーで憧れの的だった、スーパーカーたち。
そんなスペシャルな車たちに囲まれて、少量生産ながらホットなモデルを送り出していたジネッタ。
オーナー様もその魅力に惹き付けられた一人でした。

そして今から約19年前、オーナー様はついにG15を手にされました。方々を探し歩き、3台ピックアップした中から最もコンディションの良い1台を購入されたそうです。エンジンなどの大物はプロに任せつつ、ご自身で出来る限りのメンテナンスを行いながら乗り続けられています。よく通われた峠道では、軽さを生かして俊敏な走りを楽しまれたとのこと。しかし、最近は全く乗らなくなってしまったため、お車のこと想い次のオーナー様を探しています。

◆◆外装◆◆
真っ赤なボディはとても小さく、超軽量であることが見て取れます。
素材はFRPですがしっかりと厚く作られており、強度はかなりありそうです。
全体の大きさは軽自動車ほどでしょうか!?
また、屋内ガレージに保管されているため色艶はしっかり残っていますが、塗装の割れや染みなどのダメージは年式相応です。ボディ本体はシリーズ氓ニいうことですが、フロントマスクは他のシリーズの物が組み合わせられているそうです。

アクリル製が多いというリアスクリーンですが、このお車はガラス製のものがはめ込まれており痛みはありません。
購入時からフロントスクリーンは傷んでいたそうで、オーナー様が自らイギリスから輸入し交換されています。
フロントバンパーにプリントされたアルファベットの意味は、当時のイギリスナンバーだとお聞きしました。

◆◆内装◆◆
大小のメーターやシンプルなスイッチ類が一列に並べられたダッシュパネルは、機能美の一言です。
必要充分な情報を的確にドライバーに伝えるという、まさにスポーツカーの作りですね。しかし、購入されたときには全てのメーターが不動だったそうで、こちらもオーナー様が自ら全ての配線を引きなおして修理されたそうです。(残念ながら、タコメーターだけが再び動かなくなっています。)

助手席正面に取り付けられたレバーが気になりますが、これは、マップランプでヘッドライトをポップアップするにはランプの後ろのボルトナットを緩めてスライドさせるタイプです。ちなみにオーナー様は、一度もあげたことがありません。とのこと!
シートは購入時からアフターパーツに交換されていたそうで、ヘッドレストが付いた現代的なものとなっています。
疲れやすいという純正シートから比べて、格段に乗りやすいそうです。
また、エンジンがリアエンドに積まれているため、シート後方にはトランクスペースになる空間があります。

他の変更点として、後述するエンジン載せ換えの際にABCペダルがチルトン製のオルガン式に変更されています。
40年以上前の車にETCが装備されているのは驚きました!

◆◆機関◆◆
このお車の最大の特徴は、フレームにあります。
シリーズ氓ニして生産されたはずですが、実はフレームが亜鉛メッキされたニュータイプになっているのです。
外装や内装よりもフレームがしっかりしていないと話になりませんから、錆の無いこのフレームはとても価値があるといえるでしょう。

そして、しっかりとしたフレームのリアエンドには、とてもホットなエンジンが搭載されています。
いくら重量が軽いG15とはいえ、ノーマルエンジンでは物足りなくなってしまうのがドライバーというもの。オーナー様も同様で、998ccまで排気量アップされたレーシングエンジンをイギリスから取り寄せ、搭載されています。仕様書は紛失してしまったそうですが、パワーやレスポンスはノーマルの比ではないそうです。ただし、都内での使い勝手を考えてデチューンされています。外されたパーツは全て保管されていますので、お車と一緒にお譲りくださるとのことです。

劣化してしまうゴムホースなどは、定期的に交換されてきたそうです。フロントエンドに燃料ラインを確認しましたが、フィルターと共に新品のようでした。また、等速ジョイントがラバーの為、エランのものを流用して耐久性を上げているそうです。まめに手を入れ、丁寧に乗られてきたことが伺えますね。

◆◆付属パーツ◆◆
お車とあわせてお譲りいただけるパーツリストです。
・ ウェーバー製 ツインキャブ2基
・ 専用燃料ライン
・ 専用ファンネルカバー
・ 特注In&Exマニホールド(4−2−1タイプ)
・ 軽量フライホイール
・ レーシングクラッチ
・ 専用レリーズベアリング&フォーク

◆◆取材を終えて◆◆
実車を見るのは初めてでしたが、イギリスの自動車技術・文化は素晴らしいものであると再認識しました。
40年以上前に小さな工場でこれほどの車を作っていたこともそうですし、そのパーツが今でも新品で購入できることなど、とても日本では考えられませんね。
希少なお車ですし、可愛がってくれる良きオーナー様に引き継がれたら幸いです。

なお、自動車税\32,400の月割り負担をお願いいたします。

保管場所 東京都

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 350万円
  今となっては珍しいG15
  後姿は、美しいです。
  オーナー様が加工したエアインテーク
   
高価なペダルキット  
   
フレームが肝です。 チューニングされたエンジン!
  電装系のラインも引き直ししています。
右側、リアからフロントへ 右側、フロントからリアへ
左リア 右リア
  オプションパーツ


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エンスーの杜 本部
TEL/090-7802-7118(カナウチ)

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