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フォード・エスコートRSコスワース 年式不明
車検 なし 走行 91,845km 備考 左ハンドル 5MT サンルーフなし 初期型ブルーヘッド
長さ 4150mm 1750mm 高さ 1400mm 重量 1320kg 排気量 1993cc
取材日2017年12月

【 エスコートRSコスワースとは 】
こちらはイギリスのフォード・モーター・スポーツ社、いわゆるブリティッシュフォードと呼ばれる会社で開発されたスポーツカーでフォードであっても、あくまで欧州車そのものです。
そのイギリスフォードが1992年にWRC参戦に必要なホモロゲーション獲得を目的に生産された車で車名の通りF1直系のエンジンビルダーとして名高いコスワースによってチューニングされたエンジンはシエラから継承された「コスワースYBT」と呼ばれるユニットで1993cc直列4気筒の鋳鉄製ブロック。
これにコスワースが開発したDOHC4バルブヘッドとギャレット製大径ターボとの組み合わせによって、最高出力227馬力、最大トルク30.4kgmを発生。
頑丈な鋳鉄ブロックを持つコスワースのYBTの中でもカムカバーの色が青色の通称「ブルーヘッド」はWRC参戦の為に必要なホモロゲーション取得を目的とした初期型のみに搭載。
ちなみにホモロゲーション資格を満たした後に販売された後期型はカムカバーの色もデザインも異なり「シルバーヘッド」と呼ばれています。
足回りはシエラRSコスワースと同様にフロントはマクファーソン・ストラット、リアはセミ・トレーリングアームを採用しています。
外観においてもラリーカーらしい装いで、特徴的な巨大な2枚羽のリアスポイラーは伊達では無く当時のラリーカーの中では最高の空力性能を持っていました。
また幅の広いタイヤを納めるために張り出したブリスターフェンダーも迫力があります。
1992年から生産されて、数々のラリーで活躍しましたが1995年に生産終了となります。
フォード・エスコートRSコスワースは、ラリーを戦う上で命題となっていた要素を全てクリアした、まさに「WRCで勝つ為」に誕生した車です。
もともとFFしかラインナップしていないエスコートにシエラ・サファイヤRSコスワース4×4の縦置きエンジンレイアウトを強引に詰め込む手法は、まさにグループBカーに限りなく近い車であり、当時のフォードがいかにWRC参戦に意欲的だったかが理解できます。
物事に「たら」「れば」は禁物ですが、もしこのエスコートRSコスワースが2年早くWRCに投入されていればラリーの名門、ランチア・トヨタの時代はなかったかもしれないとも言われています。
なお日本ではフォードによる正規輸入がなかったため、日本へは専門ショップ等を通じて並行輸入されたわずかな数しか存在しない極めて希少な車両と言えます。

【 当車について 】
・大変希少な初期型の「ブルーヘッド」になります。
・サンルーフなしの左ハンドル車は、日本に1台かもしれないとの事です。
・平成27年5月に車検が切れるまでは普通に乗れていました。
・現在は、機械式パーキングにて保管されています。
・現在は、バッテリーもあがっていて不動車です。
・ラジエターパイプからの水漏れがみられます。
・現オーナーさんは、ラリー等のレース走行はしていません。

【 エクステリア 】
・外装色は純正ホワイトです。
・大型のリアスポイラーが大迫力です。
・ブリスターフェンダーがスタイリッシュです。
・塗装面の経年劣化等はありますが、大きなサビ等はありません。
・右前バンパーにスリ傷があります。
・右後ろフェンダー付近に傷・ヘコミがあります。(タッチアップ補修)
・ホイールはラリー車の定番、OZのマグネシウムホイールです。
・ホイールのセンターキャップが1個欠品しています。
・フロントのリップスポイラーは外してあります。
・ルーフのモール部分が劣化しています。
・トランクにスペアタイヤがあります。

【 インテリア 】
・スポーティーな雰囲気のコクピットが良い感じです。
・シフトノブはスパルコ製に交換してあります。
・吊り下げ式のABCペダルもスパルコ製に交換してあります。
・ETCが装備されています。
・ダッシュボードに大きなダメージはありません。
・ホワイトのメーター類がカッコイイです。
・シート類は年式相応ですが、掃除をすれば復活すると思われます。
・ヒューズBOXのフタにダメージがあります。
・オーディオ(CD)は可動しますが表示が不調。
・クーラーは故障中との事です。

正規輸入がなかった大変希少でマニアックな車両ですが、いまだに専門店等もあるため整備や修理が可能な車です。現オーナーさんは仕事等の都合上、手をかける事が出来なくなり手離す決意をされましたが、どなたか復活させていただける方にお譲りしたいとの事です。

車は東京都西東京市にあります。
個人ですので消費税はかかりませんが、リサイクル料のご負担をよろしくお願いします。

以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD OUT
画像クリックで拡大出来ます
めったに見る事がない車です 
オリジナルのホワイトカラー 
 
ボンネットにダクトが付いています 
 
 
大型リアスポイラー 
 
ステーで支えるほどの大きさです 
 
迫力のあるブリスターフェンダー 
 
 
 
 
 
特徴的なリアスポイラー 
 
 
 
フロント下まわり 
 
マフラー部分 
 
トランク内のスペアタイヤ 
コスワースエンブレムが本物の証しです 
 
取り外してあるフロントリップスポイラー 
 
これが初期型ブルーヘッド 
ボンネットインシュレーターレス仕様です 
 
 
 
掃除をすればキレイになりそうです 
 
ホワイトメーターがカッコイイ 
 
シフトノブはスパルコ 
 
ETCが付いています 
ABCペダルもスパルコ 
車内にもコスワースエンブレム 
 
2個のフォードキーホルダー  
ヒューズBOXのフタにダメージあり 
右前バンパーのスリ傷 
ホイールセンターキャップが1個欠品 
右後ろフェンダー付近の傷とヘコミ 
ルーフのモール部分の劣化 


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