76年のデビューから数えて3代目に当たる2005年式のフィエスタです。
フィエスタは欧州フォードのベーシックモデル、日本では馴染みの薄い印象ですが、デビュー以来、累計1000万台以上も生産され続けており、このモデルからは同フォードグループのマツダのデミオのプラットフォームをともにする兄弟車でもあります。 着座位置を高くするコマンドポストポジションを採用、これによりあらゆる方向へ優れた視界を確保するなど、実用車として上級車種フォーカス譲りの快適性・操縦性を備えたモデルです。
グレードはGLX、現オーナーさんでツーオーナー目です。 平成19年2月に購入、その際の距離は15590kmでした。 これまでノントラブル、しっかり実用車としての役割を果たしています。
外観はコロラドレッドと呼ばれるボディカラーです。 鮮やかさはいまだ十分に保たれています。 半年に1度のポリマーコーティング、マンションの地下駐車場にて普段日に当てていない環境で保管されていますので、退色もなくツヤも申し分ない状態です。 キズはリアバンパーにクモの巣状の塗装のクラックが1箇所確認できました。 それ以外は非常にキレイな外装です。
内装も同様に傷みのないコンディションです。 ほとんど使用感も現れていません。 シートやダッシュ、天井とも何ら問題はありません。 大変キレイに扱われています。
機関も高年式ということもあり、トラブルなく好調です。
これまでも油脂類の交換などの基本的なメンテにとどまっており、修理の履歴もありません。
平成20年の車検の際に点検の他、エアフィルター・LLC・ブレーキオイルを交換しています。
前オーナーの記録簿も残っています。
ナビはH19年式のHDD、こちらはこのままお付け致します。
エアコンも効きに問題ありません。 H19年5月にエアコン添加剤を注入しました。
タイヤは約16000km時に交換され、約20000kmでローテーションしています。 山は十分で交換の必要はありません。
バッテリーはH20年5月に新品交換、いまだ能力に問題なしです。
現在も使用しておりますので、距離は伸びます。
さほど不具合点とは言えないかも知れませんが、ボンネットを開ける際に室内のレバーを引くと、ボンネット内からツマミが出るのですが、こちらの動きが悪くうまく出てきません。 但しボンネットの開閉には全く支障はありません。
リサイクル券(13400円)と自動車税の月割りはご負担をお願い致します。
これまで日々の足として活躍してきています。 以前からヨーロッパフォードに魅力を感じていたオーナーさんに、その特徴を伺うと特徴がないのが特徴と返答でした。 確かに見回しても派手なデザインを持つ、動力性能に優れている、乗り心地がよいなど、さして抜きん出たものは見受けられません。 ただ見た目の地味さの中には、乗るほどに分かるその良さが隠されているそうです。 ドイツ車のようなガッチリとした感じもありながら、国産感覚で気軽に乗れる、その辺りのバランスの良さはヨーロッパの合理性を感じるところでもあり、そのスタイルに憧れを持つユーザーが好む実用車と言ったところでしょう。 エンスーさんの足クルマとしても、オーナーさんが惹かれたヨーロッパフォードの乗り味を体感してみてはいかがでしょうか。
実車は埼玉県さいたま市にあります。