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今回、対談させていただいたのは、元中古車販売店の経営者でもあり、有限会社せれくと代表の、木元秀典さん。 中古車販売店を経営されていた木元さんは、中古車業界のど真ん中にいた方です。 その木元さんが、 「中古車業界の裏の裏を本にしたので、ぜひ会いたい」と言ってきてくれました。 今日は、興味津々でお話をお伺いします。 金盛(以下 金) こんにちは、木元さんの著書「中古車選び裏の裏」拝見しました。 いやー、やっぱりというか、凄いというか、これが自動車業界なんですね。 木元(以下 木) はい、自分のいた業界ですから、複雑ではあるんですが、私自身ショップを経営していたときに、他のお店で騙されてくるお客さんが多くて、これはどうにかしないといけないな。と強く感じたんですね。それで、何かできないかな?と思って、52ページのガイドブックを作成したんです。 金)この本の元になったという、ガイドブックですね。 木)はい、2003年ごろですね。別に内容は、そんなに過激ではなく、中古車を買うときにチェックすべきこととか、ちょっとしたテクニックとか、その程度だったんですが・・・ 金)なるほど、業界人だから書ける内容ですね。 木)ええ、それで、当時よく広告掲載をしていた自動車雑誌に、「このガイドブックをあげます」って、載せようとしたんですね。高い広告費を払った、自社広告スペースに。販売車両を掲載せずに、ガイドブックプレゼントの告知を。(笑 金)思い切った決断ですね!わざわざ、お金払ってそんな事を! 木)ですよね(笑。で、スタッフたちと、「これを見て、少しでも一般の人が、中古車を買う参考にしてくれたらいいよね?」「何冊くらい、注文来るかなあ?」なんて話してて。 そうしたら、意外なところに抵抗勢力があって・・・ その中古車雑誌の担当から、「これ、掲載できません!」って連絡があって。 金)え?そうなんですか? 木)そう、私も「何でですか?」って、けっこう食い下がったんですが、「いやー、察してください。」ってムードで。 金)つまり、そのガイドブックで迷惑がかかるであろうショップがうちの広告主なんだ。そんな内部事情満載のガイドブックは、載せられない。ってことですよね。広告費で、運営してういるうちの立場を理解しろ!と。 木)ええ、まあ。金盛さんはっきり言いすぎ。(笑 金)元、広告屋ですから(笑 木)でも、逆にそれで火がつきましたね。私のやろうとしていることは、中古車の見分け方を、消費者に公開するという、当たり前のことなのに、こんな障害があるなんて。やっぱり、このガイドブックは、一般の人に公開する必要がある!と。 金)それで、ルートを変えて、チャレンジしてみたんですね。 木)はい。書店の協力を得て、少しずつ書店に置いてもらえるようになって。その影響で、地方新聞2社、全国新聞1社が取材に来て、載せてくれました。 さらに、大分県庁(木元さんの地元)から「経営革新認定」という県庁の認定まで頂き、そのご縁で今回の本の出版にまでつながったのです。 金)いやー、すばらしいです。正直、中古車業界で、内部事情を公開して、戦うのはすごいタフな精神力が必要だと思いますよ。それが、消費者にとって正論であっても、業界的にはタブーって、ことはどの業界にもあると思いますし。 この本には、たくさんの事故車修復の写真もあって、中古車を見るときの、参考書になりますね。。
金)私も、車好きのクセに、当初は板金の跡とか見ることできなかったんですよ。エンスーの杜 をはじめて、「これじゃまずい」って、査定士の人について2日間勉強しました。でも、これって、見方がわかると、うんと違いますよね!今では、パテ跡とかすぐ分かって、気になっちゃいますから。(笑 この本は、エンスーならぜひ読んで欲しい本ですね。 木)はい。こういう内容の本って、なかなか出てこないんですよ。抵抗勢力が強かったり、リスク背負ってまで、こういう内容を公開するのには勇気いりますし。 金)でも、この内容は車好きなら、知っておきたい内容ですよ。車業界って、不透明な分が結構ありますから、車好きにとっては、すごいうれしい内容ですよ。 木)ちなみに、この本は幻冬社から出ているのですが、私に入る印税は、全額、「交通遺児支援」「C02削減への取り組み」へ寄付しています。みなさんも、ご賛同頂けるとうれしいです。 金)それは、すばらしい取り組みですね。私も本を書いたとき、印税頂きましたが、そんな崇高な使い方しませんでしたよ。(涙 今後も、ぜひ消費者の為に、自動車業界の不透明な暗部に、メスをいれてください。ひいては、それが自動車業界の健全化にも、つながっていきますよね?
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