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斉藤円華の「横入り自動車ライター血風録」・番外編 | ||||||||||||||||||||||
アート! 「GEISAI」で見つけたエンスーイラスト | ||||||||||||||||||||||
さてさて、前回の連載からまたもやブランクが出来てしまったのですが(ほんに済まんことで・・・。何しろ最近、仕事が集中していて思うように動けんとです。まあ、うれしい悲鳴ではありますが。以上言い訳でした)、今回は番外編としまして、新進芸術家の登竜門として名高いアートイベント「GEISAI」で見つけた、エンスーなイラストを描くアーティストを紹介したいと思います。 | ||||||||||||||||||||||
−GEISAIって何だ− | ||||||||||||||||||||||
「GEISAI」は、現代アートの第一人者である村上隆氏が主宰する、才能ある若いアーティストを発掘することを目的としたアートイベント。現在、お台場の東京ビッグサイトで春と秋の年2回開かれ、ブレイクを夢見るたくさんのアーティストで賑わいます。 今回は9月14日に開催された「GEISAI#11」にお邪魔してきました。 |
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ご覧のように、見ている側がいたたまれなくなる=痛くなるようなデカールチューンを施したクルマが痛車というわけ。アキバ系アートの特盛りに、早くもおなかいっぱいです。 | ||||||||||||||||||||||
−ぐにゃぐにゃエンスーアート− | ||||||||||||||||||||||
そんな感じで会場をそぞろ歩いていると、こんなイラストに遭遇! | ||||||||||||||||||||||
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「僕自身もそうだったのですが、小さい男の子ってすごくクルマや乗り物が好きじゃないですか。それこそ放っておいたら線路越しに電車を何時間でも飽きずに眺めちゃったりとか・・・(笑)」 ―うんうん、それすごいよく分かる(笑)。 「そんな小さい頃に感じたワクワク感は、大人になると大抵は忘れてしまいますよね。この作品を通して、久しく忘れていた、小さな頃に感じたワクワク、ドキドキの感情をもう一度観た人に思い出してほしくて、作品をつくっています」 ―なるほど。それにしても、クルマの乗っている人たちはどれも楽しそうに描かれていますね。それと、このグニャグニャしたデフォルメのねらいは? 「やっぱり描くからには、観た人に幸せな気分になっていただきたいですからね。グニャグニャした輪郭は、車が走り抜ける躍動感を表しています。僕の絵は正面からクルマを描いているので、普通に書いていると静止画にしかならない。そこでこういう工夫をしています」 ―描くクルマも、エンスーのツボを押さえているというか、『分かっている』感じがしますね。 「描くにあたってはちゃんと資料を集め、しっかりと研究することが欠かせません。エンスーなクルマは好きなので、どうしてもそれらを題材とした作品が増えていきます。そして美しく作品を観てもらうために、色彩にもこだわっています」 自身は実家のボルボに乗るという轟さん。「クルマが好きで、絵を大事にしてくれる人に作品を買ってほしいですね」。写実的なエンスーイラストとは一味違った味わいのある、轟さんの作品です。みなさんも自宅やオフィスに飾ってみては? ※轟さんのウェブサイト http://www.dareyanen.com/todoroki |
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[執筆者プロフィール] 斉藤 円華(さいとう・まどか)…横入り自動車ライター。雑誌「オールドタイマー」(八重洲出版)の最新号(102号)でカラー4Pの取材記事を書いています。「毎日1時間 5年がかりのフルレストア!黄色いカニ目がレストア魂に火をつけた」、本連載32回でもご登場いただいた、黄色いカニ目をお持ちの小林さんを取材しています。お近くの書店でぜひ! ※ブログ “mdk-on-line” http://mdk-on-line.jugem.jp/ ※更新を再開しました! ※ mixi(ミクシィ)にもプロフィールがあります。 |
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【次回予告】 好評連載「エンスーのガレージを訪ねて」を予定。お楽しみに! |
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