昭和５３年　１９７８年　シトロエンＳＭです。

１９７０年にジュネーブショウでデビューしたシトロエン SM は、その特徴的なデザインとともに２００キロオーバーの性能を持った FWD スポーツでした。

デビュー以来マセラティ製の２ , ７リッターエンジンを搭載していましたが、 AT のバリエーションの追加に伴いエンジンも３リッターに拡大されています。

今回、ご紹介のモデルはこのモデルになります。

今見ても前衛的ともいえるボディと、マセラティ製 V ６エンジン、さらにシトロエンの特長ともいえる、ハイドロを搭載したサスペンションによって、

高級セダンの乗り心地を持ったスポーツモデルとして注目を集めたモデルでした。

現オーナーさんによって新車より維持されています。

ほぼオリジナルで改造点などはありません。

整備はディーラー行われています。

□ ボディ

オリジナルで改造点は有りません。

ガレージで保管されていますので、年式を考えるととても良い状態で保たれていると思います。全体のボディの艶も十分残っており、目に付く凹みや傷はありません。

もちろん１９７８年からのオリジナルペイントですので、塗装の劣化がある部分も発生してきてるようです。

一点 右リアクオーター部にペイントの割れが発生してきています。

□ エンジン

エンジンはマセラティ製３リッターV６型エンジンを搭載していますが、こちらもオリジナルで変更点はありません、現在問題になるような箇所は無く調子も良いとの事です。

当日もエンジンは問題なく掛かりました。

オーナーさんによると、天候によって若干掛かり具合が違うそうですが、エンジンが掛からないことはないとのことです。

この当時のエンジンはウエーバーキャブにより１９０ｐｓ（SAE）を発生させていました。

□ 室内

こちらもオリジナルで変更点はありません。

メッキ部分がはげてきている箇所もありますが、全体的には良いコンディションです。

レザーシートも年式を考えれば、とても良い状態を保たれています。

ラジオはこの当時も縦に置かれていて、ちょっと驚きました。

この置き方は、その後のCX　GS　などに引き継がれていますね。

ブレーキペダルは本当にぼたんの様です。

□ 足回り

こちらもオリジナルで改造点などはありません。

なんといってもDSからの継承されているハイドロニューマッチックサスペンションが採用されています。

加重のいかんに関わらず車高を一定に保つのと、車高を変えられることが大きな特徴です。

調整レバーは運転席左側にあり、５段階に調整できるようになっています。

最高と最低はタイヤ交換に使用されるポジションで、その間に３つのノッチがありますが、普段はこの中の最低位置で走行するようになっています。

現在ハイドロ作動は問題なく、LMHのもれも駐車されているところの床もきれいですのでもれは無いかと思います。

タイヤは２０５−７０−１５が装着されていますが、そろそろ交換を考えられたほうが良いかも知れません。

□ その他

ミッションはBW製３速ATが搭載されています。　

こちらも、すべりなど問題になるようなところはないとのことです。

現在ラジエーターの循環が少し悪いようで、水温が上がり気味になる場合があるそうです。

走っていれば問題はないとのことです。

エアコンは現在、ガスが無いかも知れないとのことです。

ガスを入れれば効くかかどうかの確認は取れていません。

オーナーさんはほとんどエアコンは使用されないとのことです。

その他メンテナンスは、ほぼディーラーさんにお任せでいられるようです。

現在、月に１−２回のドライブをされていますが、乗る機会も減ってきてしまい、このままではかわいそうなので、どなたか引き継いでお乗りいただける方にお譲りできればとのことで、今回の掲載になりました。

車両は静岡にあります。

個人のため消費税はかかりません。

リサイクル税と自動車税のご負担をお願いします。

　SOLD OUT

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エンスーの杜　甲信
ＴＥＬ/090-9824-2705（ツジ）

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