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シボレー コルベット スティングレー
1981
年式
車検
25年5月
走行
78,200マイル
備考
左ハンドル 5AT エアコン ETC コンバーチブル コブラボディ
長さ
4750mm
1870mm
高さ
1270mm
重量
1380kg
排気量
5720cc
取材日2012年4月7日

3代目、C3型コルベットです。
抑揚の強いグラマラスなボディシルエットはコークボトルとも形容されるようで、このマッシブボディこそがコルベットとイメージされる方も多いことでしょう。

そんなC3をとことんまで、手を入れ尽くしたのがこれからご紹介致しますコルベットです。 内外装はもちろんエンジンから足回りに至る、ありとあらゆる箇所にモディファイが加えられ、チューニングコルベットの極みと言っても過言ではない仕様に仕上げられています。

そのクライマックスは何と言ってもオリジナルからはそっくり作り替えている足回りにありましょう。 こちらはR33GT-Rのリア足回りをそっくり移植しています。
ノーマルではフロントこそダブルウイッシュボーンであるもののリアは古典的なリーフ、足回りの弱さは泣き所のようですが、それを完璧なものにするための選択がこれでした。
当然のことながら別のクルマのシステムが合うわけはなく、製作には加工とセッティングの連続、相当な時間とコストが掛けられているのは想像に容易いもので、それらを惜しむ事なくマルチリンクの足を持つコルベットは完成を見ます。 これによりパワーに見合った、よく曲がる仕様に変貌を遂げたそうです。

ブレーキもブレンボを備え強化が図られています。

次にパワーユニットを見ますと、エンジンは5.8リッターのフルチューンと呼べるもので、簡単に言ってしまうとブロック以外は純正パーツが残されていません。 パーツはほとんどアメリカ製を使用しています。 

その銘柄を挙げますと  
・キース&ブラック101パイ ピストン
・マーレー コンロッド
・トリックフロー クランク
・エーデルブロック アルミヘッド
・ホーリー750 4バレルキャブ
・ステンタコ足
・ハイカム IN234度 EX244度

マフラーはステンレス製のワンオフものです。

これらを単純に組むだけではなく、その精度を高めるべく日本で加工すると言うような作業が行われているそうです。

これに対し冷却系も抜かりはありません。  
オイルクーラーから始まり、果てはATクーラーも備えます。  

ミッションは同じATながらもこちらを5速にしています。 この目的の主は燃費対策で、100km巡航では2000回転程度しか回らないそうです。

ATながらラインロックを装備し、バーンナウトが簡単に行えるようになっています。

内外装につてきまして、外装はコブラボディキットを用いてワイド化されています。 またコンバーチブルキットも備わります。 塗装の状態も良好、ツヤも申し分ありません。  キズなど大きな傷みは認めませんでした。 トップも破れやホツレはなく、リアスクリーンもクリアです。
特筆すべきはヘッドライト、オリジナルのリトラは不具合が多いことから固定式に変更しています。 用いられたパーツは1971年にデイトナで優勝した当時のライトキットだそうで、そのチームに供給したメーカーを探し譲ってもらったと言う大変希少なアイテムです。

内装は赤を基調としコーディネートされています。 シートから内張り、ダッシュ、果てはバイザーまで赤です。 それでも所々にあしらわれるカーボンや追加メーターがスポーティな印象を受けます。 それぞれ傷みはなく、こちらもしっかり手が入っているのが見て取れます。

エアコンは問題なく聞きます。

ETCはこのままお付け致します。

リサイクル券(14100円)と自動車税の月割りはご負担をお願い致します。
 
平成9年10月に購入されていますので、約15年間かけここまでに仕上げた形です。 やるからには徹底的に手を入れるのがオーナーさんの信条であり、そこにつぎ込むコストと情熱は半端なものではないようです。 実際このここまで仕上げてのコストは2000万円を超えるそうですので、それを思えばオーナーさんの言う世界一お金をかけたコルベットと言うのも頷けます。 元々コルベットが好きとの事でしたが、実際に乗ってみるとスポーツカーの走りとは遠く、走行中にドライブシャフトがちぎれると言うアクシデントに見舞われたりとウィークポイントが露呈され、本来の豪快な走りが楽しめなかったそうです。 そこで行われた大改造の結果、とても良く曲がり、ステアリングレスポンスも大幅な向上を見せたそうで、ようやく本来持つパフォーマンスをいかんなく楽しめるに至りました。 文章や言葉では言うのは簡単ですが、ここまでの道のりは困難を極めた事でしょう。 C3に完全なるスポーツカーとして走りを求める方には相当に魅力と映るはずです。
  

実車は埼玉県和光市にあります。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
SOLD OUT
追加メーターがレーシーな雰囲気。 シフトノブにあるスイッチでバーンナウトが可能に。
こちらが希少なデイトナ優勝マシンと同様のヘッドライト。 グラマラスさはコブラボディによりさらに強調され、迫力満点。
ホイールはボイド、PCDを114.3に加工しているそう。隙間からはブレンボの赤いキャリパーが顔をのぞかせます。 タイヤサイズはF245/40-17 R255/55-17。  
  こちらがマルチリンク化されたリア足回り。良く曲がり高い剛性が得られたそう。
リアには大型なミッションクーラーを備えます。バーンナウトによるミッション温度が上がる対策でもあります。 エンジンはフルチューンと呼べる内容のもの。こちらも惜しみなくパーツがつぎ込まれています。
  これだけのクルマですので、雑誌に特集が組まれました。
   


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