シルバーのボディとレッドの内装がバッチリ決まった１９７２年　ＢＭＷ３．０ＣＳです。

１９６８年のフランクフルトショーでデビューした当初は２８００ＣＳ。直６エンジンを搭載した高級パーソナルクーペです。

１９７１年には２９８８ＣＣとした３．０ＣＳ　に発展、更に同じ年にはインジェクション使用の３．０ＣＳＩが登場。

今回ご紹介の車両は１９７２年製の３．０ＣＳです。

1979年から1975年までこのCSをベースとしたワークスマシンがツーリングカーレースで大活躍しました。
生産は1976年に６シリーズの登場によって生産を終えています。

オーナーさんが平成２５年に広島に専門店にて購入。その後１年かけて横浜の専門店にててフルレストアして普段乗りができるまでに仕上げています。

その後も専門店にて定期的なメンテナンスはしっかりと実施しており現在不具合はありあません。

実際オーナーさんはこれ１台で普段乗りもこなされています。

現在メーター上の走行距離は約１３０００キロほどですが実走行は不明です。

ご自宅のカーポートにてフルオーダーの専用ボディカバーをかけて保管しています。

 

●外装

フロントノーズのボディは今見ても古臭さを感じさせず、待ち行く人の視線を奪います。

外装は良好なコンディションを保っています。純正のエアロパーツが組み込まれ一層美しいラインを描いています・

目立つような傷等ははありませんが、ボンネットの中央に一部エクボがあるのと経年劣化による塗装の割れや浮きが若干見られます。

ただし、いずれもよく見ないとわからないレベルです。

その他メッキやモール類も良好なコンディションを保たれています。

ボディ下にも目立つような錆びは確認できません。

 

●エンジン

こちらもオリジナルで改造点などはありません。

現在エンジン事態の調子は問題なく、オイル漏れなどもありません。

１発始動でアイドリングも安定しております。

定期的にオイル交換などメンテナンスはされており、何より普段乗りにお使いになられているほどの調子のよさです。

 

●内装

鮮やかなレッドの内装に張りかえられています。本革風のフェイクで質感と耐久性を備えています。

室内のコンディションも良い状態です。天井の垂れもございません。

もちろんダッシュのウッド割れなどはありません。

ステアリングは購入時からナルディがついています。

メーター廻りも綺麗な状態です。

クーラーも現代の国産車なみとはいきませんが、十分効きます。

ナビ、社外オーディオ、社外リヤスピーカー、ＥＴＣが付属します。

●足回り

購入時からビルシュタインが組まれています。

抜け等もなく安定した乗り味です。

タイヤは現在フロント：２０５−６０Ｒ−１５、リヤ：２１５−６０Ｒ−１５を装着しています。

タイヤの山もあり、ホイールもきれいな状態です。

ホイールはＢＢＳが購入時より装着されています。

下回りもきれいな状態を保っています。

 

●その他

おもな整備履歴は下記のとおりです。

�@エンジン関係

アデショナルファン交換
オルタネーター交換
燃料ホース交換
エアフィルター交換

�A下回り

ロアアームブッシュ交換
サポートアームブッシュ交換
フロントスタビブッシュ交換
タイロッドエンド交換
センターロッド交換
ミッションマウント交換
シフトリンクブッシュ交換
シフトリンクピン交換
クラッチRマスター交換
アイドラアームブッシュ交換

�Bブレーキ関連

ブレーキホース交換
パッドフロント交換
パッドリア交換
Fキャリパー交換
Rキャリパー交換
フルード交換
マスターシリンダー交換
ブレーキレベルセンサー交換

�Cクラッチ関連

ディスク交換
レリーズベアリング交換
レリーズシリンダーオーバーホール
ホース交換

�D電気関連（室外）
ヘッドライト交換

�Eオイル関連
オイルフィルター交換
クーラント交換
デフオイル交換

ガソリンタンク交換

 

基本的にオリジナルを保ち、かつ普段乗りにまで使えるＣＳです。

普段乗りに使い、待ち行く人の視線を集めるもよし、または動態保存用としてもよいくらいの綺麗さです。

車検もたっぷり残っており、さし当り維持費でお金がかかるところはないと思われます。

程度のよいＣＳをお探しに方はぜひご検討ください。

実際、撮影場所まで後ろを走行させていただきましたが、非常にバッチリきまっていて、待ち行く人も振り返っていました。

 

車両は東京都世田谷区にあります。個人売買のため消費税はかかりません。

リサイクル料金と自動車税月割りのご負担をお願いします。