こちらのお車は縦目ベンツのコンパクトクラスのW114と呼ばれているモデルです。

コンパクトと言っても現在のEクラスに相当するモデルですので室内も広い車です。

こちらのW114はマイナーチェンジ前の前期型最終1972年モデルでエンジンはガソリンの2.5Lの直6エンジンです。

現オーナー様は平成25年にワンオーナー車を購入されてしばらくお乗りになっていたのですが、エンジンの調子が悪くなったのがきっかけで乗らなくなってしまい、そのままになってしまったとの事で現在は不動です。

不調の原因は特に整備士などに見て貰っていないので不明です。また、2年程度この状態で屋外に置いてあります。

このまま朽ち果てて行くのも忍びないので、どなたか直して乗って頂ける方がいらっしゃればとの事で今回、こちらのお車を出品されました。

以前の記録簿などは無いそうなのですが、購入先の車屋さんからはこちらのお車は北海道でお医者様がずっと乗られていてずっと車庫保管であったとの事で購入されたそうです。購入時に塗装をグレーに塗り替えて貰ったそうです。元色はもう少しグリーンがかった色であったと記憶しているとの事でした。

長年、車庫保管であったと感じさせるように、年式から考えると内装も綺麗で、下回りの錆もそれほど酷くないです。レストアベースとしてはかなり状態も良く内装は御掃除程度で、外装は部分的に手を加える程度で見違えるようになるかと思います。フロントバンパーに小さな凹みがありますがフロントリアともバンパーなどもメッキの状態は良いです。ホイールキャップも傷などは殆どないので磨けばかなり綺麗になりそうです。

内装はほぼオリジナルかと思います。現オーナー様がＣＤデッキを運転席左下に取り付けてありますがオリジナルのラジオはそのまま付いていました。シートは合皮のＭＢテックスの状態も良好でウッドパネル、カーペットの状態も良く、クリーニング程度で見違えるになるかと思います。ゴムマットも恐らく当時の物ですが状態が良いかと思います。

エアコンは当時、ヤナセで取り付けたエアコンが付いていますが状態は不明です。オーナー様によりとエアコンは効いていたそうで、その他電装類も特に不具合は無かったそうです。

リアのトランクですが、以前は空けることが出来たそうですが取材時は何処か引っかかっているのかトランクを開けることが出来ませんでした。

機関ですがエンジンルームを見るとコード、ホース類、補器類を見る限り、今までそれなりにきちんと整備されてきたような雰囲気のエンジンルームです。もともと、頑丈なエンジンですし無理にエンジンを回して走るようなお車でも無いのでエンジンを掛けるのにそれほど大きな修理が必要とは思えませんが全く、原因や当時の症状などの確認が取れておりませんので購入希望の方はその点につきましては十分にご理解をお願い致します。

内外装の欠品も無く、状態も良いのでご自分で車を弄られる方などには最高の素材かと思います。

構造もシンプルでオーバークオリティと言えるほど部品の耐久性も高い時代のお車なので一度きちんと整備すれば長く乗れるお車かと思います。こんな車を普段使いに出来れば精神的に豊かなエンスーライフが送れそうですね。

車は千葉県千葉市にあります。

個人の為、消費税はかかりません。