W123のステーションワゴンは1978年登場します。メルセデス初の量産型ステーションワゴンです。「Touring Estate」の頭文字「T」がモデル名に付け加えられ、230T、250T、240TD、300TD、300TD-turbo(300TDT)、280TEなどのモデルがあります。ボデーの全長はセダンと同じですがカーゴルームは広く、荷室フロアにオプションのサードシートを装着することで7名乗車を可能にしました。またアニマルネットや荷室を覆うシートなど多彩な装備を備えていました。エンジン、ミッション、足回りなどの基本的なコンポーネントはセダンと同じなのですが、リヤサスペンションにセルフレベリング機能が付いています。これは、重たい荷物を積み込んだときのリヤの車体の沈みこみを緩和するものです。
日本への正規輸入車にはガソリン仕様はなく、ディーゼル仕様の300TD、ディーゼルターボの300TDTのみです。
今回ご紹介する車両はガソリンエンジンの280TEです。並行車となります。
オーナーさんは、この他に数台のステーションワゴンを所有されており、その中の一台となります。増えすぎた車両の整理をするため、エンスーの杜への掲載となりました。
車自体はヨーロッパ仕様ですが前オーナーさんの好みで北米仕様のヘッドランプ、北米仕様のビッグバンパーに換装されています。元の仕様の部品はありません。
また、フロントにはスポイラーが装着されており、迫力のあるフロントマスクとなっています。
ボデーは下回り部分に錆びが見られます。とくに右側フロントジャッキポイントの腐食が進行しています。また、ドアの下部にも錆びが見られました。
塗装の状態は一度塗り直していますのでクリアは残っています。
バンパー及びフロントグリルのメッキは「くすみ」もなく、きれいな状態です。ウインドウガラスのサッシのメッキは「くすみ」がありますが磨くことにより改善されると思います。
内装はブラックトリムとウッドパネルで構成されています。シート関係に破れやヘタリなどは見られませんでした。インパネパッド右上部に一個所小さい割れがありました。ドアトリムは多少しわが見られますがドアポケットなどの取り付けはしっかりしていました。天井は多少ですが垂れが見られました。
荷室にはアニマルネットが装備されていました。
機関に不具合はないそうです。エンジン及びミッションの下回りはオイルのにじみが見られました。ACはガスが抜けているそうです。
車は岐阜県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用は、別途、清算させて頂きます。