メルセデス・ベンツのGクラスといえば、ご存知のとおり「ゲレンデヴァーゲン」のこと。
Gクラスが誕生したのは1926年のこと、「G1」と呼ばれるモデルで8シリンダーエンジンを搭載した3アクスルの6×4として登場します。最初は6輪でした。
現在のスタイルになったのは1979年。メルセデスとオーストリアのシュタイア・プフ（現マグナ・シュタイア）が7年の歳月をかけて共同開発した本格派オフローダーです。
NATO正式採用という実績も持つもともと軍用車両であったゲレンデヴァーゲンを民生用にアレンジさせたものが現在のGクラスです。
およそ四半世紀に及び幾度ものマイナーチェンジを受けましたがエンジンとインテリアを除く基本的部分については当初の設計を受け継いでいます。
ボディは、ショート3ドアとロング5ドアがあります。
駆動方式はセンターデフを持つ副変速機付きフルタイム4WDを装備しています。
Ｇクラスの中でローマ教皇の専用車と使用されている車があります。230Gをベースにボディ上部を取り払ってその部分に防弾ガラス製の箱のようなものを載せた車両です。一時フォルクスワーゲン・トゥアレグに同様の架装を行った車両に代わりましたが、2008年に再びゲレンデヴァーゲンの最新モデルが教皇の専用車になりました。
現在、右ハンドル仕様車が受注生産となっており、日本でも基本的に右ハンドルの販売はされていないようです。
今回ご紹介する車両はG３００のショートボディ、右ハンドル車となります。
オーナーさんは約1年半前にショップから購入、購入後の整備はほとんどヤナセで実施しています。オーナーさんの車歴をお伺いしたところやはりSUVが好きで今までもランクルなどに乗っておられたそうです。今回家庭の都合で売却されることになったそうですが、いつかはまたとお話されていました。
ボディには多少キズやエクボがあります。フロントバンパーには２箇所ほどヘコミがあります。でもスチール製なのであまり気にならなく、あることが自然に感じました。
フロントグリルの上部のボディに塗装の欠けが見られます。右ドアのアウターハンドル下部にエクボがあります。ボディ両サイドにあるセンターのモールディングは塗装の剥げが見られました。
ボディケアとして約４ヶ月前にダイヤモンドキーパーでコーティングしてあります。
インテリアは特に気になる箇所はなく、良好だと思いました。距離数からするとシートに経たりや生地の擦れがあってもおかしくありませんがそのような箇所はありませんでした。
天井の垂れもなく、サンルーフも完動でした。
機関に不具合はありません。下回りを見させていただきましたがオイル漏れなどは見当たりませんでした。
現オーナーさんが購入されてからのメンテナンスは以下のとおりです。
・ワイパー、モーターなど一式交換
・ヒーターシステム全ホース交換
・Ｖベルト、ベルトテンショナー交換
あと、整備記録として車検時の記録簿が3枚、定期点検の記録簿が3枚あります。
タイヤは交換後、7,000〜8,000km走行ぐらいと聞きましたのでまだ十分走れます。
ナビゲーション、ETC機器はそのままお付けします。
更新記事 2009.08.03
車検を取得しました。車検時に実施したメンテナンスの内容はブレーキホース交換、
ラジエターホース交換、ショックブーツ交換です。
車は愛知県にあります。
個人売買の為、消費税などかかりません。
リサイクル費用と自動車税の月割り負担分は、別途、清算させて頂きます。
