現代でも人気の高い縦目のベンツ280SLです。
W113は1963年に230SLとしてデビューし、その後250SL、280SLと生産されました。今回ご紹介の280SLは1968年より生産を開始しました。排気量を2,8リッターとして、直列6気筒エンジンは最高出力、170馬力を発生していました。
比較的軽い車重と適切なギアリングなどにより、バランスの取れた快適なGTとして、人気を博しました。
ハードトップを標準装備しており、その独特の造形からパゴダとも呼ばれていました。
生産は1971年まで行なわれて、時期モデルにバトンタッチしています。
現オーナーさんが2年ほど前に購入されています。
購入後から現在までに走行は200キロ程度だそうです。
オリジナルとして維持メンテナンスが、多くの箇所で行なわれており、現在コンディションもすばらしい、状態を保っています。
メンテナンスはディーラーで実施されているとの事です。
ボディ
外装はダイヤモンドブルーにオールペイントされていますが、純正カラーナンバーは181のオフホワイトとのことです、新車時よりの各種ドキュメントも残っていて素性を確認できます。その中にはビークルデータカードもありこのように、色、装備等、新車時をたどれます。
ボディは艶も問題なく目立つような大きな傷、へこみは有りませんが、運転席エッジに塗装の剥がれ、リア幌収納部上部に小さな塗装のはがれが、あります。
その他は屋根付き保管でもあり、まったく問題の無いレベルです。
元々US仕様でしたが、
バンパー
ライト
をヨーロッパ仕様に交換されています。
内装
内装もほぼすべて新調されていてとても良いコンディションです。
それも当然で、シート、ダッシュボード周り、カーペットの張替えが行なわれています。
この当時のメーター周りはいつ見ても魅力的ですね。
機関
エンジンはオリジナルで改造は行なわれていません。
ミッション、オーバーホール
ブレーキマスター、オーバーホール
インジェクターポンプいわゆるメカポンもオーバーホール
(これが、いかれると多大な出費を強いられます。)
エンジンの調子は良く現在気になるところも無いようです。
足回り
こちらもオリジナルで改造点はありません。当然ショックアブソーバ、コイル、ブッシュの類は刷新の上、メンテは行なわれていますので、問題はありません。
その他
幌も交換されています。
ハードトップもあります。コンディションに問題はありません。
各ウエザーストリップ、その他細かなパーツも交換されています。
現在クーラーが効きません。
オーナーさんによると、プレッシャースイッチが、だめになっている可能性が高いとの事でした。
ホース類がありますので、お付けします。
非常にしっかりした、印象の280SLです。やはりきめ細やかなメンテナンスが功を奏しているのでしょう。
今回車種整理のための掲載となりました。
280SLをお探しの方には、検討に値する1台になることは間違いないでしょう。
車両は静岡にあります。
個人のため消費税はかかりません。
自動車税の月割りと、リサイクル税込みでの価格です。