1959年の発売から2000年の生産中止まで40年以上に渡って生産され、新型のミニが発売されて久しい現在も世界中に根強いファンをもつミニ
その間に様々な派生モデルが誕生しましたが、今回ご紹介する車両はそのなかのワゴンモデルのカントリーマンです。
『私の前のオーナーさんは京都の方で、エンスーの杜さんを通じて北海道の方から購入したそうです。
その後、縁あって私のところに来たのですが納車の際は嬉しくて京都から自走で帰ってきたんです。』とにこやか話すオーナーさん。
平成18年に車両を購入して以来4年半程、晴れた日のドライブを中心に現在まで約21000キロほど走行しました。
仕事が多忙になり以前に比べて趣味に費やす時間が取れず眺める機会が多くなっていしまったカントリーマン。
眺めているだけなら、好きな方に乗ってもらうほうがカントリーマンも幸せでしょう。と手放すことを決めました。
車両はスペースの関係上身内の方の勤める栃木県内のショップに預かってもらっています。
<外装>
過去にレストア(前々オーナーさんが実施)されたボディは艶も十分あり良い状態を保っておりフロア部分にも錆は見受けられません。
下回りにも打ち付け痕や錆は無く良い状態を保っています。ウインドウモールも良い状態です。
前回の車検時に光量不足を補う為にシールドビームからハロゲンタイプのヘッドランプに交換しています。
尚、フロントエンブレム、リヤバッジ、グリルが交換されており外観上は"モーリストラベラー"仕様になっています。
観音開きのリアゲートを開きリヤシートを倒すとワゴンの名前に恥じないフルフラットなスペースが確保できます。
オーナーさんはロードタイプの自転車を縦に積み込んだ経験があるそうです(勿論車輪は外したそうです)
気になる箇所は、左右ドアヒンジ部分と給油口付近、左ドア部分に塗装の剥がれが見られます。
メッキバンパーは若干曇りが見られますが錆は見当たりません。ミラー等には点錆が見受けられます。
ボディカラーより若干クリーム色の強い鉄製のホイールに組み合わされるタイヤは145SR10サイズのダンロップSP10(6分山)
メッキのホイルキャップはヘコミ、錆も無く綺麗です。
全体的な印象としてはピカピカのフルレストア車というよりも良い意味で年数が経過した感じを受けます。
<エンジン>
クーパー用直4エンジンは異音も無く始動性も良好です。オーバーヒート対策として電動ファンが追加されていますので夏場も安心です。
また、前回の車検時にCDIに交換されています。 ヘッドカバーのパッキン部分からオイル滲みがありますが問題ないレベルとの事。
どうしても気になる方は交換をお勧めします。マフラーは交換して間もないらしく当初の銀色のまま。当然のことですが錆や穴はありません。
<サスペンション・ブレーキ>
ミニのサスは特徴的なラバーコーンサスペンションですが前回の車検の際に前後輪共に新品に交換されています。
ノーマル基本にした整備を行っていりのでオリジナルの乗り味が堪能出来ることでしょう。
制動系に関しては現代の交通事情に合わせてフロントをドラムからディスクブレーキに変更しています。
<内装・計器>
センターメーターが特徴的な初期のミニの内装、白いビニールレザーのシートや天井はいい感じにヤレています。
全ての窓が引き戸式になっているためドア内張り部分がえぐられており室内空間は外観から想像するより一段と広く感じられます。
気になる箇所は助手席シートフレームの底の部分が錆で一部欠損しています(写真参照)またリアシート横の内張りに損傷と剥がれが見られます
運転席正面のダッシュボードにステッピングモーター式のタコメーターがに装着されています。
オーディオは社外製(アルパイン)CDプレーヤーを装着、電装関係に不動箇所はありません。
<付属品>
スーリー製ルーフキャリア(レールベースのみ)スペアタイヤ(スパイク)三角板
過去にレストアを受けてから時間が経過していることもあり良い意味でヤレ感が出てきています。
46年を経過した良さが理解出来る素敵なオーナーさまにお勧めする一台です。
車両は栃木県宇都宮市にあります。
個人出品のため、諸費用はかかりません。
自動車税、リサイクル料は現オーナーさまのご好意で車両価格に含まれます。