アルファロメオ75は1985年から1992年まで生産されたモデルで、アルファロメオとしては最後の自社設計によるFR(後輪駆動)車となることから現在でも根強いファンが多いモデルです。

また、独特なドディオンアクスルやインボードディスク、トランスアクスル方式などフーミュラーカー同様のレイアウトを持つことから前後ほぼ５０：５０という理想的な重量バランスを持つシャーシは、車を操る楽しみをより一層高め、現代の車にはない一体感を楽しめる数少ない車種だと思います。


オーナーさんもそんな魅力ににとりつかれ、オリジナルの状態を保持している程度の良い７５を探されていました。

オーナーさんが現車を購入されたのが平成24年です。

何台か７５を見て回られましたが、再塗装されたものや、色あせが酷いものが多くなかなか良い個体に巡り合えなかったのですが、当サイトにて良質な現車を見つけられ、即購入されました。

購入の決め手となったのはやはり、オリジナル塗装を維持されていたからだそうです。(フィラーキャップ横のステッカー有り)

何とも言えない深みのある「ロッソ」は再塗装等では中々再現できない色合いの為、オーナーさんはこのカラーが大好きだそうです。

また、元々色あせし易い個体であり、しかも生産から２０年以上経過していますので、大切にされて来た個体か否かはボディーの状態でほぼ決まるようです。
あわせて、白く劣化しやすい樹脂モールが、費用をかけて塗装してあったことも、もうひとつの購入の決め手でした。

購入時点での走行距離は１１５，３４８�qです。

購入後４年経過していますが、完全な屋根付きの駐車場似て保管し、約８，０００�q楽しまれています。
また、雨の日は運転していません。（整備予約日のやむを得ない降雨時は除く。）

購入後のメンテナンス記録はすべてありますので下記に抜粋します。


平成２４年　７月　１１５，３４８ｋｍ　　購入、全面UVカットのクリアフィルムを施工

平成２４年１０月　１１５，７００ｋｍ　　BOSCHバッテリー交換

平成２５年　４月　１１６，４０８ｋｍ　　アライメント調整

平成２５年１０月　１１６，７８９ｋｍ　　車検、ECUメインリレー交換、プロペラシャフトOH(カップリング交換一式）、エンジンマウント交換、左右キャスターロッドブッシュ交換、フューエルホース交換、インマニホース交換

平成２６年１０月　１１８，４７５ｋｍ　　１２ケ月点検、ETC取り付け、ラジエターリザーバタンク交換

平成２７年　９月　１２０，４６６ｋｍ　　車検、BOSCHバッテリー交換、ブレーキマスターシリンダー交換、右フロントキャリパーOH、アッパーアームボールジョイント交換、右テンションロッド一式交換

平成２８年０４月　１２１，６１４ｋｍ　　P/Sリターンホース交換

その他、半年に一回はオイル交換を実施。

【外装】
・多少のクリア剥げはあるものの、大きなものはなく、オリジナルの状態をしっかりとキープしています。
・大きな傷や、凹みはなくコンディションは良好です。
・樹脂の部分は黒で塗装してあるため、白濁化していません。

【内装】
・全体的に年式相応のヤレは感じますが、目立ったダメージは無い為、良好といえます。
・シートに破れ等無く良好です。
・天井は若干ですが垂れが見受けられます。

【駆動系＆足回り】
・アルファのトランスアクスルの肝である、プロペラシャフトOH（カップリング交換一式）を前回の車検（H25)時に済ませています。

・ここ数年でブッシュ類を新調されていますのでシャキッとした感覚があるそうです。
・ブレーキ関係も適格にメンテナンスをされていますので問題ありません。

【機関】
・エンジンも絶好調で今のところ全く問題ありません。
・官能的なツインスパーク音は健在です！

【その他】　　
・エアコンについては現状効きません。購入時から効きが悪いとのことでしたが、エアコン関係のメンテナンスよりも優先順位の高い「走り」に関連がある部分に注力されていたからです。


オーナーさんは一生乗るつもりでしっかりとメンテナンスされてきましたが、どうしても欲しい車両が見つかり、今回売却されます。

車は広島県山県郡にあります。

個人のため諸費用等はかかりませんが、リサイクル料12,290円、及び自動車税の月割り分は別途必要です。
※陸送費、登録に関する費用等は別途必要です。