アルファロメオ１５５　１．８　ＦＯＲＭＵＬＡ　【個人売買】

アルファロメオがイギリスのツーリングカーレース(ＢＴＣＣ)に参戦するに当たり、ホモロゲーション取得のために製作したモデルです。

８バルブの１．８Ｔ／Ｓをベースに手が加えられています。
・シャシーの剛性アップ、ピラーの剛性アップ
・チンスポイラー、リアスポイラー、サイドスカートの標準装備
・ホイールサイズを１４インチ→１５インチ
・オイルクーラーの装着
・Ｑ４グリル、ドアの内張りやシートなど内装はＱ４と同じデザインが与えられています。

エンジンには手が入っておらず、ベースの１．８Ｔ／Ｓと同仕様のままですので、排気量の分２.０Ｌと比較すると少々パワーダウンしていますが、最高速はほとんど変わらず（２００km/h⇔２０５km/h）、パワー感の差はあまり感じないようです。
逆に２.０Ｌよりもショートストローク故に回り方は軽快です。
そして、タイミングチェーンでの駆動ですので、メンテ・維持費が抑えられるのは大きなメリットかもしれません。

また、ＦＯＲＭＵＬＡは、１５５の他の限定モデル(Limited、Finale Edition)と違い、日本への正規輸入はされておらず並行輸入のみですので、生産２５００台のうちの日本へ入ってきて現在もなお実働している個体は希少かと思います。

実車は２００７年１１月（６７８２３ｋｍ）に現オーナーさんがラテン系スペシャルショップから購入いたしました。
その際には、外観に傷みが見られたため同色にて全塗装を実施しています。
また、安心して乗っていくためのメンテナンスも惜しまずに大掛かりに実施しています。

★以下、納車時の明細です。

【下廻り】
ブーツ、ブッシュ、マウント類点検
エンジンマウント左右交換
エンジンマウントロア交換
トルクロッド交換
クラッチレリーズシリンダー交換
トランスミッション脱着、Ｏ／Ｈ一式
クラッチＡＳＳＹ交換（ディスク、カバー、Ｂ／Ｇ）
フライホイール面研磨、軽量化（２５％）
ＬＳＤ取り付け
デフサイドシール交換
ミッションオイル交換（ＬＳＤ用）
クランクシール交換
スラストカラーシール交換
シフトリンケージワッシャピン交換
デフサイドベアリング交換
メインシャフトベアリング交換
カウンターシャフトベアリング交換

【足廻り】
フロントロアアーム交換（左右）
フロントスタビリンクロッド交換（左右）
フロントスタビリンクブッシュ交換
フロントスタビブッシュ交換

【ブレーキ廻り】
フロントパッド交換（フェロードＤＳ２５００）
フロントローター交換（デルファイ　プレーン）
リアパッド残り５.０ｍｍ
ブレーキオイル、クラッチオイル交換
サイドブレーキワイヤー点検調整

【エンジン廻り】
スロットルポジションセンサー交換
エアーエレメント交換
スパークプラグ交換
リアクランクシール交換
ウォーターポンプベルト交換
ウォーターポンプベルトテンショナー交換
ウォーターパイプ交換
サーモスタット交換
ヒーターバルブ交換
ヒーターホース交換（ＩＮ、ＯＵＴ）
ラジエターリザーバタンク、キャップ交換
エンジンオイル交換
エンジンオイルエレメント交換
クーラントオイル交換
パワーステアリングオイル交換
ホース廻り点検
エンジンルーム内フューエルホース交換（２本）

【その他】
ボディー全塗装
ボディーコーティング
ドアミラー交換（左右、純正品）
ヘッドライトＨＩＤキット取り付け（４３００ｋ、ＬＯＷ／ＨＩＧＴ）
４輪ホイールアライメント調整
ウィンカーレンズ交換（左右）
ＥＴＣ取り付け
シフトノブ交換（１４５ＱＶ純正品）
リモコンキー取り付け（アンサーバック機能付き）
オーディオ、スピーカー前後交換（アルパイン）
メーター修理
運転席座面一部修理
ホイールステッカー剥がし
電源ソケット取り付け

★納車後～現在までに実施されたメンテやモディファイは次の通りです。

フロント・リア車庫調（エンドレスＺＥＡＬ製、２００８年７月に新品装着、約８０００ｋｍの使用）
※１５５のリアはそのままでは車庫調が組めないため加工して装着。（サスはベステックス）
マグホイール（テクノマグネシオ２０５Ｒ）
フロントブレーキローター（１５５後期型、ブレンボ製）
フロントブレーキキャリパー（１５５後期型、純正中古ＯＨ品）
リアブレーキローター（純正品）
ステンメッシュブレーキホース
フロントタワーバー（ギャップレーシング）
ウルトラプラグコード
ドライバッテリー
イグニッションコイル（２個、新品）
フェーズバリエーター交換
大容量オルタネーター（アドバンス）
アルミラジエター（フレックス）
運転席シート（レカロ限定品、エーデル・ＳＰＧＮ、レールはワンオフ製作）＊純正シートあり
シフトインジケーター
取扱説明書（日本語版、ドイツ語版ともにあり）

以上です。

気付いた点など現在の状態は次の通りです。

外観は全塗装からまだ４年過ぎですので、艶やかな光沢を放っております。
なお、トランクにエクボが一つ、左ドアに一部つぶつぶが見られます。
その他に目立つ傷や凹みは見当たりません。
純正ホイールをドイツから新品で取り寄せ、スタッドレスタイヤを装着しています。
スタッドレスが必要な地域の方には、こちらもお付けいたします。
チンスポイラーはあまりに低く、実用性が損なわれるため取り外しました。それでも写真の通りで全く違和感はありません。（すでにチンプポイラーは手元にありません。）

室内ではお決まりのダッシュのヒビが先端部分に多少見られます。
また、やはり天井の垂れは僅かですが確認できます。
エアコンの効きは問題ありません。

機関的に気になる不具合は抱えていません。
最後のアルファ純血と言われるエンジンは快調に乾いた音質を奏でています。
マフラーはスレンレスの純正外品が装着されています。（おそらくドイツ製でメーカーは不明。）
なお、ボンネットダンパーは抜けています。

使用に際しての大きな不具合もなく、また、車検が長く残っていますので、このまま乗り出しに出費が掛からない状態です。
ホモロゲ・モデルを所有しているという喜びを味わえるのは魅力的です。

個人のため消費税は不要です。
リサイクル料金は、オーナーさんのほうでご負担していただけるそうです。
自動車税は、月割りでの清算をお願いいたします。

実車は山形県寒河江市にあります。

ＳｏｌｄＯｕｔ

以上の記事内容は、現オーナーさんのコメントをもとに作成されたものです。整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。ご了承ください。















レカロの限定シート（エーデル・ＳＰＧＮ）		シートレールはワンオフで製作







		画像では分かりづらいですが、天井に垂れは見られます。



大容量オルタネーター		アルミラジエター








大き目の画像はこちらでご覧ください。