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アルファロメオ  アルフェッタ 1.8ベルリーナ
1977
年式
車検
23年3月
走行
不明(表示55,178mile)
備考
ブルー  ディーラー車(伊藤忠)  右ハンドル  5MT  ヒーター
長さ
4280mm
1620mm
高さ
1430mm
重量
1090kg
排気量
1770cc
取材日2010年9月11日
街中ではほとんど見かけない、アルフェッタ・ベルリーナをご紹介いたします。

ジュリア、1750と続くアルファロメオの中型車ラインナップから、新設計のモデルとして登場したのがアルフェッタです。
生産台数はあまり多く無く、特に日本国内では2ドアのGTやGTVの方が人気が高いためにベルリーナは希少といえるでしょう。
この車の面白いところは見た目の通りのセダンボディとは裏腹に、レーシングカー顔負けのメカニズムを搭載していることです。
当時のレーシングカーでもてはやされたド・ディオンアクスルを後輪サスペンションに採用し、駆動系には現在のFRスーパースポーツでは当たり前のトランスアクスル(ミッションとクラッチをエンジンの後ろではなく、リアのデファレンシャル直前に配するシステム)としています。
そのため、理想的な重量配分がもたらす良好なハンドリングを備え、1750系から譲り受けた自慢のDOHCエンジンの軽快な吹けあがりは他メーカーには無いアルファらしさを感じさせてくれます。

オーナー様が購入するきっかけとなったのも、このメカニズムでした。
というよりも、羊の皮をかぶった狼とはこの車のこと、その“にくい演出”に魅せられてしまったとのこと。
また、古い外車を約30台乗られてきたオーナー様がアタリと思ったことも購入の後押しになったそうです。
もちろん機関部分がしっかりしていたことは、最大の決め手になったそうです。
しかし、ご家族が増えたことで大きな車での移動を求められるようになり、泣く泣く手放す決意をされました。
希少な車ですから、レストアして乗ってくださる方がいれば…と、次のオーナー様を探されています。

◆◆外装◆◆
ボディは地中海の海を思わせるような、深いブルーにオールペイントされています。
前オーナー様の時に行われているそうですが、仕上げにむらがありコンディションは良いとは言えません。
光を当ててみると、塗料の垂れや浮き上がりが見られ、下部には錆による腐食が点在しています。
ですから、このあたりでもう一度仕上げ直したいところです。

その他、塗装の状態以外には傷や凹みといった外傷はみあたらず、パーツの欠品などはありません。
バンパーのメッキは良好で、曇りや錆は発生していませんでした。
また、普段は地下駐車場で保管されていますが、出先での降雨に備えてラッパーズのボディカバーをご用意されていますので、車と一緒にお譲りくださるそうです。

◆◆内装◆◆
外装のコンディションに比べ、内装はまだまだ使える状態と言えます。
内張りやシートのカラーはベージュとも薄いタンともとれる色合いで、ボディの深いブルーとのコンビネーションがとてもお洒落です。

ダッシュボードの割れはパテが盛られておりさほど目立たず、内張りやカーペットには酷い傷みはありません。
後部座席のシート上部に劣化による割れが出てしまっていることと、天井がわずかに垂れさがってきたことが目立つポイントでしょう。
他のシートは使用感こそありますが、擦り切れや割れはありませんでした。
また、オーナー様のこだわりによりオーディオやETC等のアクセサリーは取り付けられていません。

オリジナルステアリング付

◆◆機関◆◆
アルフェッタ自慢の機関は良好で、前オーナー様が機関を中心に手を入れられていたことが良く分かります。
オーナー様も数々のエンスー車を乗られてきていますが、それらと比較してこの車両は“当たり”であると感じているそうです。
事実、所有されている間にトラブルは全く起きていないだけでなく、不調を感じたこともないとのこと。
つい最近になって、サイドブレーキの効きが甘いと感じたそうですが、気になるのはその1点だけだそうです。
海に遊びに行かれる時など主に週末の遠出に使われていたそうですが、頼もしい足となってくれたことでしょう。

前オーナー様がどこまで手を入れられたか不明ですので、オーナー様はブレーキ回りから手を入れていくのが良いのではないかということでした。

◆◆同乗走行◆◆
オーナー様のご厚意により、助手席での同乗走行をさせていただきました。

「最近乗っていなかったけど、掛かるかな?」というオーナー様の心配をよそに、エンジンはセル一発ですぐに始動しました。
排気ガスの色や臭いは正常で、アイドリングも最初から安定しているのは驚きです。
少し暖気を行い走り出しますが、確かに機関は良好です。
気になる異音や振動は無く、それよりも乗り心地の良さと軽い動きが伝わってきます。
低回転域はちょっと苦手のようですが、そのぶん上での吹けあがりは気持ち良いですね。
都内の渋滞ではせっかくのポテンシャルを堪能できないのが残念ですが、機関のコンディションが良いことは良く分かりました。

◆◆取材を終えて◆◆
こういう侮れない車、わたしも好きです。
ハンドリングの良さは折り紙つきのアルファですから、ワインディングや田舎道を流してみたいものですね。
きっと、なめてかかると火傷をすることでしょう。

なお、リサイクル券\12,500の全額負担と、自動車税\43,400の月割り負担をお願いいたします。
保管場所 渋谷区地下駐車場

また、現在も使用されているため、走行距離が若干伸びることがあります。


以上の記事内容は、オーナーさんのコメントをもとに作成したものです。
整備履歴、修復歴などに関しては、エンスーの杜で裏づけを取ったものではありません。
 SOLD OUT
お洒落なデザインです。  
独特な雰囲気を持っています。  
アルファの独特なフロント
   
それなりの使用感はあります。  
シートもそれなりの使用感があります。  
   
フロントから 右側
左側
エンジンは快調です。  
リアから  
   
   


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エンスーの杜 本部
TEL/090-7802-7118(カナウチ)

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