［アルファロメオ１５５　TS］個人売買情報

１９９４年アルファロメオ１５５　TS　です。

アルファ１５５は１９９２年７５の後継車としてデビューをしたモデルで、フィアットの傘下に入った１９８６年よりアルファ１６４に次ぐモデルとしてティーポ３プロジェクトから生まれたため、デドラ、テムプラ、などとプラットホームを共有していました。

しかしアルファ７５から受け継いだスタイリングは一目でアルファと判るアグレッシブなデザインで個性に溢れたものでした。
レースでの活躍で日本でも人気を博したモデルです。

サスペンションも独自の味付けが施された様でFFセダンとは思えないコーナリングを実現していました。

現オーナーさんが２００６年に購入されています。
購入後かなりのモディファイが行われています。
FIAの公認仕様を基本としていますので、ETCCにはそのままエントリー可能とのことです。

□ボディ
基本的にはオリジナルですが、かなり拘ったモディファイが行われています。
ヘッドライトのスモール点灯時はBMWのイカリングのように光る様になっています。
ヘッドライトは、 Hi/Lo共　社外製キセノンへ交換されています。Hi側(35W)/Lo側(55W)となっています。

ちょっと見ただけではわかりませんが、バンパーの黒い部分は改めてペイントされています。本来ヘッドライトウオッシャーが付いていますが取り外しています。
リスポイラーを装着しています。
本来フォグランプは外されそこからダクトを付けてブレーキの冷却に使用しています。
ボディの塗装はすべてオリジナルでは無くペイントされている個所も有るようですが全体のバランスは良好で良くある、色あせなどは有りませんのでとても良いコンディションでは無いでしょうか。
写真に有るミラーのクリアの剥がれは補修してお渡しします。
そのほかに飛び石による塗装の欠けが３か所有りますがこちらも合わせて補修いたします。

□エンジン
エンジン自体に大きく手は入れられていないようですがポイントはしっかりと押さえています。
まず、ロムチューンが行われています。
オイルクーラーはセトラブ18段式を装着。当然オイルホースもステンメッシュに交換されています。

今回ご紹介の中で最も注目される装備が室内のレバーにより排気系の圧を変化させることが出来るようになっています。
2段階で、オーナーさんは街乗り、スポーツといった使い方をされています。
試乗させていただきましたが、街乗りと、スポーツの違いは非常に顕著で最初は、ちょっとびっくりしました。
スポーツですと音はかなり、いい音になってしまいますので街中はやはり街乗りが適しているかも知れません。
これは、ワンオフで製作されたものだそうですが、とても魅力的に感じてしまいました。

□足回り
ショックはコニ
スプリングはアイバッハに交換されています。
タイヤは前後２０５－４５－１６にアルミホイールが装着されています。
ブレーキホースもステンメッシュ製に交換されています。

□室内
ほぼオリジナルですが、目立つ所では運転席シートが交換されてシートベルトはサベルトが装着されています。
今回シートベルトは取り外してのお渡しになります。
ステアリングもスパルコに交換されています。
シートは純正品は無いとのことです。
フロントウインド上部の内張りがはがれてきています。この辺はしょうがない部分ですね。

追加されているメーターは電圧と負圧のメーターです。

□その他
保管は屋根下に置かれており雨天時は走行していませんとのことです。

ドライバッテリーに交換されています。
外部から操作可能なキルスイッチも装着されていますので操作可能にもできるようになります。

ご厚意で助手席に乗せていただきましたが、先にも書いた切り替えによる性能の変化とても大きくそして、乗るものによってはとても楽しいものです。
ボディ全体の剛性も高くなっているようで、とてもしっかりしたものに感じました。
とにかく全体が非常にバランスよく調整されていると感じました。
これは乗ってとても楽しい１５５ですね。

今回、事情により掲載になりましたが、お好きな方に乗っていただければとのご希望です。

2010年8月
車検が切れましたので一時抹消しています。
それに伴い価格を下げました。

車両は静岡にあります。

個人のため消費税はかかりません。
自動車税の月割りと、リサイクル税のご負担をお願いします。

【2011年3月22日　更新】
オーナーさんのご厚意により、こちらの車両の売却がなされた場合には、１５万円が、東北関東大震災の被災地への義援金として寄付されます。